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過去の占いコラム

素顔のひとり言(エッセイ集)


「運命」と云う名の生命体


台風4号が通過してその爪痕を残し、またも新潟地震が起こって悲劇が生まれた。こういう自然災害が起こるたび、科学の無力さを痛感する。

気象予報も、地震予報も、実際のところあまり前もっての予報として役立っていると思われないからだ。本当のところは「空に訊いてくれ!」とか「大地に訊いてくれ!」と云うのが、本音ではないだろうか? そして、そこに現代科学の限界を感じさせる。

自然災害は、地球も又われわれと同じように一つの生命体として、荒々しい呼吸を繰り返しながら、今を生き続けていることを、われわれに教えようとしている。云ってみれば、我々は地球と云う動物の背中に生息している寄生虫のようなものなのだ。土台が地球と云う生命体に逆らうことなど不可能なのだ。

そうだとすれば、その地球に調和しながら、共存していく道を選ぶしかない。

人間の運命も、基本的には同様の発想に立たなければならない。サクラは春に咲き、ヒマワリは夏に咲き、コスモスは秋に咲く。それぞれの季節に咲くのが正常な姿だ。ジャガーは密林に生息し、シロクマは北極に生息し、ラクダは砂漠に生息している。同じように、人にはそれぞれ「暮していくのにふさわしい場所・環境」や「咲かせるのにふさわしい花の色・形」や「咲かせるのにふさわしい時期」と云うものがある。

それらの選択さえ間違えなければ、多くの人の場合、その人に合った「運命」の上限を歩むことが出来て、より美しい人生の花を咲かせることが可能となるものだ。この「運命の上限を歩む」と云うことが「幸運な人生」とする秘訣でもある。ところが、実際にはこれが大変に難しい。

あなたが自分の人生を「不運だ」と感じるのであれば、それは多くの場合「運命の下限付近を歩んでいる」からで、つまり、自分にふさわしい場所・環境や、自分にふさわしい花園や、望ましい種まきや開花時期を間違えて来ているケースが多い。それでは、どんなに努力しても幸運や成功を勝ち取ることは難しい。それと、人生を複雑に考えすぎている場合も多い。

私はいつも言うのだが、人間の能力や素質と云うものは、元来、個々そんなに大きく異なるものではない。よく「波木先生のように才能のある方と凡人とは違います」と云ったことを真顔で云う方がいるが、それは違う。

私など、こういう場で発表していないだけで失敗の連続であり、頭脳など決して飛びぬけて良い方ではない。ごく普通でしかない。

ほとんど多くの人たちは、この「ごく普通」の人たちなのだ。そして、そうでありながら、人生と云うのは一見理不尽に見える。一方は順風満帆の人生を歩み、一方は災難不幸の連鎖が続いていく。

私は昔、この秘密が知りたくて同一生年月日の人たちの人生を片っ端から調べた。その結果分かったのは、同じ生年月日でも「運命の上限」と「運命の下限」とでは、人生が進むにつれ大きく異なった生活を送ることになる、と云う事実だった。そして、人生の上限を歩むためには、その人に元々与えられている「運命」としか呼びようのない生命体を上手く活用し、生かし、逆らわず、生きていく、と云うことだった。そのために役に立つのが占いなのだ。

占いは宗教ではない。したがって信じなくとも良い。とりあえず、騙されたと思って実行してみることで、幸運が得られる。古代人が授けてくれた最高の贈り物である。

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