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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


一年間に「14の生命保険加入」は不幸を呼ぶ


世の中にはさまざまな“偶然”というものが存在する。けれども、偶然も「たまたま…」とは言えないほど数が多いと信用してもらえない。ハンガリーの東部の村に住むシャンドール・Csに11月7日、長く続いていた裁判の判決が下った。2014年7月30日に起きた駅付近での電車事故による“両脚切断”は、保険金を得ようとした故意の事故であり、訴訟費用72万円の支払いと5年間の懲役刑を言い渡す、との判決が下った。もし、この訴訟が“故意の事故”だと認められなければ、保険会社側の敗訴となって、本人には3億6600万円もの大金が転がり込むはずだった。シャンドールの電車事故が“保険金目的”とされた一番の決め手は、一年間のあいだに14もの生命保険に加入していることだった。状況証拠として、確かにこれは怪しい。けれども本人は「生命保険の方が銀行預金より利息の面で有利だったから変えて行った」と証言している。彼はまじめな技術者で、精力的に仕事をしていた。金に困っていたわけでもなかった。自ら飛び込んだのではなく「路上のガラスに滑って転倒してしまったのだ」と証言している。実は当初、電車の運転士は「歩いていて突然倒れたように見える」と証言していた。ところが後になって「飛び込んできたのだと思う」と証言を変えている。判決では、あとからの証言の方が採用された。確かに一年間に14もの生命保険への加入は一般的におかしい。ただ「預金代わり」として考えるなら、そういう分散方法も有り得ない話ではない。仮に電車に飛び込もうと考えた場合、そのタイミングはなかなかに難しい。死ぬつもりなら簡単だが「両脚切断」のみを求めていたのだとすれば、何度か練習を重ねて、タイミングを見計らいながら、その位置を確かめながら行わないと、死亡してしまう。彼には妻もいて仕事も順調だった。死を覚悟する理由がないのだ。彼の仕事は設備工事の仕事なので、足が不自由では仕事にならない。実際、車いす生活となった彼は、現在法律を勉強していて、自分のような立場に置かれた人たちを将来的に助けたい、との希望を持っている。したがって、この判決は“常識的なもの”ではあるが、真実であるかどうかは、不明のままなのだ。実際、マスコミにも本名は公表していない。もしかすると、14の生命保険会社たちの“常識的主張”は、正しくないかもしれないのだが、それを覆せる“明確な証拠”もない。教訓として、あまりにたくさんの生命保険に加入するのは“疑いの素”だということだ。
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