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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


“宗教”でなく“天文神話”からの「合同結婚式」


昨日8月4日は“旧暦→太陰太陽暦”では「7月7日」に相当する。つまり“ほんとうの七夕”なのだ。日本では現在の“太陽暦”における「七夕」を重視する人々はいるが、天文学的には旧暦の方が、神話伝説としての「織姫と彦星の会合現象」を感じさせる。だから日本でも太陽暦の7月7日ではなく、8月7日に変更して“七夕行事”を行っている地域もある。まあ、旧暦でなければどっちにしろ“符合”しないのだが…。ともかく、そういうことで「愛する人同士が結ばれる日」としての威力は未だ衰えてはいない。その神話伝説にあやかろうとするのが、中国における“合同結婚式”である。われわれはどうも「合同結婚式」というと旧統一教会が行うところの“結婚式”のイメージが根強く、あまり良いイメージとして捉えている人は少ない。けれども、一時期流行った“集団お見合い”と同じような感覚で、どちらかと言えば“最高のプレゼント”としての意味合いを持って行われるのが中国における“合同結婚式”なのだ。ということで、昨日も中国の重慶市の三峡恒合観光リゾート区で30組が参加した“ロマンチスト組”の方の「合同結婚式」が行われた。中国人はどういうものか、この種のことを“全員が同じ形式”で行いたがる。だから宗教的な意味合いからではなく、全員が同一の結婚式ファッションだ。多分、真夏だからか男性はタキシードではなく、半袖の真っ白いシャツ姿。女性の方は真っ白のウエディングドレス姿だ。全員が並んだ背景には「愛の証明」という文字が記されている。どうしてこんな文字が書かれるのかというと、中国では七夕に男性から女性にプレゼントを贈る習慣があり、その最高のプレゼントが「プロポーズ&結婚式」だということになる。文字通り「愛の証明」を、そういう形で行いたがる。“合同結婚式”というのが、“永遠の愛”の証明になるのかどうか、何とも理解に苦しむところだが、一つだけハッキリしているのは、中国の男女というのは総じてロマンチストだという点である。それに大昔からの“神話伝説”を信じようとする傾向が強い。まあ、旧統一教会の“教え”を信じ込むよりも好いとは思うのだが、そういう国が、一方では弾道弾ミサイル5発を撃ち込んでくるという、何とも奇妙な“旧七夕”なのだった。
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