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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


最新調査「64.2%」と増えたセックスレス夫婦


四年間で何が変わったのだろう。あまりにも急激に増えている。セックスレス夫婦の割合だ。何しろ四年前の2021年の調査では、まだ51・9%だったのだ。もちろん、この数字でも世界的な比較から言って“多すぎる”のだが、なぜか2024年の最新の調査では、それが64.2%にまで急増している。その間に在ったことと言えば、コロナ禍による“非接触期間”、それにいくつかの“性加害トラブル”だろうか。それらが、潔癖な日本人には“性愛そのもの”の不条理を連想させ“距離を置く姿勢”に繋がったような気がする。さらに直接的には関係ないが、幼児虐待とか育児放棄とかの世間的事件や関心事が子育て世代に“子供を産み育てていく難しさ”を改めて感じさせ、それもセックスレスに拍車をかけた可能性がある。とにかく日本人夫婦が他の国の人たちよりも、以前からセックスレスの比率が高いことは広く知られている。もしかすると、日本人があまりふだんからスキンシップを取らず親近感を表す日常とも関係が深いのかもしれない。この調査では、もう一つの注目すべきデータが示されている。それは他の世代とは違って、10代~20代の男性世代には「セックスをしたいとは思わない」という男性たちが36%もいたということである。この世代こそが本来は“もっとも性的欲求の強い”世代であるはずなのだ。それなのに、他の世代では10%台なのに、10代~20代の若い世代だけが3割以上も“性的欲求を持っていない”ことは、どう考えれば良いのだろう。もしかすると、さまざまな事件とか状況などから“性愛”そのものに対して“邪悪なもの”のような印象や意識を持ってしまっているのではないだろうか。そうでも考えないと、理解に苦しむ。もしかすると「恋愛」としての“愛情”そのものに対して欲求が乏しいのかもしれない。最新の調査では「女性と付き合わなくても寂しくない」とか「恋愛は今の自分に向いていない」という反応も多かったようだ。愉しみ方の多様化が進んでいることは間違いがない。また相手を“思いやらなければ成り立たない”恋愛はゲームのような爽快感が乏しいのかもしれない。これで良いとは思わないが、過去の価値観が通用しなくなってきていることは認めざるを得ない。
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