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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


欧米に「一年遅れ」で日本にインフレが来る⁉


3月に値上げ予定とされている飲食料品が3442品目で平均16%アップになることが公表された。4月はもっと多くて4892品目になるらしい。「日本」という国は“みんな一緒”が好きなので、横並びで様子を窺いながら「あそこが値上げするなら、うちでも値上げしよう」という感じで、価格が上がっていく。大体、欧米では昨年が“いっせい値上げの年”で久しぶりで先進国にもインフレ状況がやってきた。日本も秋以降になって“少しだけ値上がり”したが、まだまだそれは“予兆”に過ぎなかった。何事も、特に“経済的なことがら”は欧米に遅れること大体一年後から一年半後になって、日本では表面化していく。それは「日本」が欧米とは異なる経済対策を取っているからだ。それなら、日本の場合には“遅れた形”で欧米を見習わなくても良さそうな気がするが、これが、そうもいかない。何しろ輸入品の原材料がどんどん値上がりしていく。海外からの輸送費もどんどん高くなる。そうなると嫌でも、それを価格に転換しなければ“売れるほど”大赤字になってしまう。そうは言っても、他の同業者が価格を抑えているうちはなかなか値上げできない。そこで、どうしても“いっせい値上げ”となるのだ。だから「日本」の場合、欧米よりも“足並みを揃えた値上げ”となるのだ。これまで、ずっとデフレで“値下げブーム”が続いてきた日本に、はからずも一気に“値上げブーム”がやって来た。世界的にみると、昨年のインフレ率は世界平均で8.8%だが、欧米では大体10%前後と考えて良い。今年は予測的には世界平均6.6%とされている。日本はというと昨年は2.3%、今年は1.9%予測だが、欧米に比べるときわめて低い。欧米ではモノが高くなっても、それに応じて所得が高くなっていくから問題はないのだが、日本の場合はモノが高くなっても、所得がそれに追いつかない。だが今回の場合、モノの値上げがいっせいで、それも平均16%と大きいので、今後も続いていく可能性が強いので、ようやく日本企業も大手企業などは昇給に対して積極的である。ところが、実際に日本を支えているのは中小・零細の企業たちなので、それらはどうすることも出来ない苦境に陥っている。しかも、じわじわとインフレの波が“遅れて”やって来る。だれも望まないのに、一年遅れで欧米へと近づくのだ。
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