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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


聖母の塔頂上に「5.5トンの巨大な星」が輝く


スペインの観光名所として「サグラダファミリア」と言えば誰もが知っている。アントニ・ガウディの傑作だが“未完成の建造物”でもある。本来であればガウディの没後100年に当たる2026年に完成の予定だったが不可能となった。一番の理由はコロナによって観光収益が激減して、建築費用がまかなえなくなったからだ。その代わりというわけでもないだろうが、9つ目の塔である「聖母マリアの塔(138m)」が完成し、その塔の頂上に設置された“5.5トンの巨大な星”が点灯された。その日、12月8日は“聖母の祝日”とされていて、だからこそ鋼鉄とガラスによって造られた“巨大な星”が明るく輝き出すことは、聖母から人類への“救いの放光”のようにも視える。この建築には日本人建築家も加わっているが、さまざまな国の人たちがガウディ建築を手伝っていることが考えてみると奇妙である。既に本人ははるか昔に没しているのだ。しかも、精密な設計図が遺されているわけでもない。それでも徐々に完成に向かって行くのは、やはり“神々の守護”があってのことなのだろうか。ガウディ建築の中には、現在でも“賃貸マンション”として貸し出されているところがあり、人気物件となっている。彼の建造物の特徴は“自然界のような曲線美”にあるので、通常の建物や部屋のように四角になっていない。“日常的に暮らす”という観点から言って、暮らし難くはないのだろうか。まあ洞窟ホテル等と同じような作りだと思えば問題はないのかもしれない。考えてみれば『旧約聖書』も『新約聖書』も何人もの人たちが語り繋いで編集された“共同作品”だった。私はたまに“占いの書物”を、自分だけの著作物ではなく、何人もの研究者や継承者たちが引き継ぎながら“完成させていく本”に出来ないか、と考える。実は中国の古典的な“占いの原書”は、そのほとんどが“撰書”であり“編著”である。つまり、自身が著述した本ではなく、自身が“択んだ諸説を集めた本”、或いは自身が“注記しながら編纂した本”というのが実情だ。だから矛盾した内容が平気で出て来る。現代人はどうしても“単独の著者”と思いがちなので、その矛盾に突き当たると「奥が深い」などと勘違いするのだが、別に不思議でもなんでもなく、ただ単に“違った人”が“違った捉え方”をしていて、それを一緒くたにして並べているだけだ。だから古典原書をことさら“ありがたがる人”は正直“解かったフリ”をしている輩が多いので気を付けてほしい。
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