10月, 2022年

なぜか米国人の78%が“宇宙人の存在”を信じる

2022-10-31
たいへんに興味深い調査だ。アメリカ人の実に78%の人々が「宇宙人は実在する」と信じているというのだ。また、そのうち3人に1人が「宇宙人が人間を誘拐している」と思っている。大昔の年末TV特番「宇宙人論争」にご招待しなければ……。また37%の人たちがアメリカの科学者が宇宙人との間で「極秘会議を行っている」と考えている。同様の調査を、我が日本でもやって欲しいのだが、どのマスコミも何故か尻込みしがちである。いまや「日本」の場合には、まともに「UFO・宇宙人・誘拐・極秘会議」といった内容を論ずることさえもできない。70年代から80年代にかけての熱狂は何だったのか、まるで“遠いおとぎ話”を懐かしむような感じでしか、UFOや宇宙人について語れなくなってしまった。そういう日本とはことなり、アメリカ人はなぜか今もってUFOや宇宙人に対して肯定派が多い。私自身はどうなのか、問われることはないと思うが、一応、肯定派である。なぜなら、地球にも「恐竜が地球を支配していた時代が存在していた」からである。恐竜の存在に関しては疑いようがない。けれども、それは“化石など”の証拠品からそう思うのであって、現実には誰も出逢ったことがない。というか、絶滅してしまっている。私が宇宙人の存在を信じるのは、実際に目撃したとか遭遇した人たちの証言に“爬虫類的な容貌”を掲げる人が少なくないからだ。“四本指”という証言や“水搔き”の名残り“異様に大きい眼”とか“光沢ある皮膚”とか“極端に小さな鼻”とか、われわれとは明らかに“違った進化”の中で育っている。それは恐竜的な生物が“進化していった結果”のような気がするからだ。私は「占い」の研究家だが、古今東西には実に“さまざまな占い”が存在している。昔はもっと存在していた。それらを比較すると、似ているところもあれば、違うところもある。たとえば「星占い」でも、さまざまな星占いがある。実在する星だけが「星占い」の対象ではない。中国ではこれを“実星”と“虚星”に分けた。天空上に実在している星と、天空に仮想させている星だ。そして、その仮想させている星の動きは、そのまま“地上世界の動き”になると信じられた。この“もう一つの天空”は、微妙に“実在する天空”と重なり合う部分もあり、現代で言う「仮想空間」そのものなのだ。

「あの世」と「この世」の門開いて146人死亡

2022-10-30
29日の夜、韓国のソウルの繁華街で起きた哀しい事故。地下の飲食店に「有名人が来ている⁉」という“噂”が流れて、そこに街に出ていた人々が押し寄せ、地下に向かう階段で“将棋倒し”となって重なり、押し潰されて亡くなっていった事件。もしかしたら多少違っているかもしれないが、今のところ、判明しているのは“そういった情報”だ。まだ正確な情報ではないが、146人が亡くなって、150人以上が負傷したとされている。一か所に人々が集まり“圧迫死”してしまう事故はときどき起こるが、せいぜい亡くなるのは数十人くらいで、それが百人を超しているのは尋常ではない。おそらく、地下にある飲食店に向かって大勢の人たちが“なだれ込む”ような形で狭い階段途中に押し込まれていったものと思われる。階段途中で重なり合ったら、身動きも出来ないし、呼吸もままならない。逃れようがなくなるのは想像がつく。おそらく、ハロウィンということで“お酒を飲んでいた人”も多かったに違いない。かつて渋谷だったかハロウィンで大混乱となり、警察が出て鎮静化する事件があったが、ソウルにその時の教訓は生かされていなかったようだ。ここ2年ほど、ハロウィンに関してのイベントは中止されてきた。それが解除となって、一気に“同じ場所”に人々が繰り出したことも事件の背景としてある。元々ハロウィンというのは“ドイルド教徒”のお祭りである。キリスト教徒の祭りではない。古代ケルト地方では、冬が来る11月1日が“新年”で、中国の秦王朝と同じ方式だ。秦王朝も暦(旧暦)の11月1日を“新年”としていた。これは五行思想が絡んでいて「冬=水=秦王朝の五行」という考えから来ていた。古代ケルト民族の宗教観は独特である。新年が始まる前日である10月31日に「あの世」と「この世」の門が同時に開く。この日だけは“行き来が出来る”のだ。だから、多くの死者たちが各家庭を巡ってくる可能性があり、それを防ぐため“死者”に気付かれぬよう“お化け的仮装を行う”というのが始まりらしい。文字通り“地下飲食店への狭い階段”は、そういう意味で言うなら「あの世」と「この世」を繋ぐ“細い通路”だった可能性がある。ドイルド教義は生きていたのだ。

「DNA型」と「防犯カメラ」と「執念の捜査」

2022-10-29
王将フードサービス社長だった大東隆行氏(当時72歳)が2013年12月19日に銃殺されてから9年経った。「迷宮入りか」と思われていた事件は、昨日、現在服役中の田中幸雄容疑者が銃撃犯として逮捕され、新たな局面を迎えた。ともすれば時間の経過は“犯人特定・逮捕”には不利に働く。何が“決定的証拠”となったのかは明らかではないが、服役中の犯人を逮捕するからには、余程の確信があるに違いない。ただ田中容疑者は早くから捜査対象にはあった。建物脇の通路から見つかった“たばこの吸い殻”のいくつかが、容疑者のDNAと一致していたからだ。たばこの吸い殻は多数あって、そのうちのいくつかが一致していたにすぎない。もちろん“吸い殻”は全部が収集され、その1本1本のDNAが調べられた。そして、そのほとんどが「餃子の王将」社員たちのものと一致した。誰とも一致しなかったのが狙撃犯の残した“吸い殻”だった。そこで過去の銃撃犯たちのデータを照合して一致したのが田中幸雄容疑者だった。だから早い段階から“容疑者の第一候補”だったのだ。もう一つ、防犯カメラの解析から、狙撃犯がバイクを使って逃走したことが判っていた。乗り捨ててあったこのバイクも、犯行の少し前に“盗難に遭ったバイク”と判明していた。二台のバイクが盗まれたが、その二台を運ぶのに使われた車は、その後に九州から発見されている。車の持ち主は容疑者と同郷の知人だ。亡くなった大東隆行氏には4発の弾丸が命中していたが、いずれも急所に的中している。銃の扱いに“慣れている者”の犯行だ。今回逮捕された田中幸雄は、全国で唯一“特定危険指定暴力団”として警察に認定されている「工藤会」の幹部だ。正確にいうと、その配下にある「石田組」の本部長だ。現在は別の事件で10年の実刑を受け、福岡の刑務所に収監中だった。王将フード社長の事件は京都府警の管轄で、言ってみれば“より大きい事件”を担当する方から“引っ張り出された格好”だ。こんな言い方が許されるか微妙だが、腕のいい職人である彼は、その後も“銃で事件を起こしていた”のだ。容疑者の名前は「田中幸雄」で、この姓名の人物は全国にたくさんいるに違いない。確かに“姓名学的”には良い画数の名前ではない。けれども、同じ名前で成功している野球選手もいた。よく「名前が悪い」ことを運勢が良くない理由にする人がいるが、悪い画数でも成功している人物は沢山いる。ただ、そういう人は「人一倍の努力をしている」のは確かだ。この容疑者だって、少なくとも組織の中では幹部であり「ヒットマン」として知られた人物だった。方向を間違えなければ、一流の技術者になれていたに違いないのだ。ほんのわずかな“違い”から運命は大きく異なっていく。

65㌔→93㌔「極悪女王」はドクターストップ⁉

2022-10-28
ドラマの撮影とはいえ或る程度は“見栄えのするカラダ”にならなければ「プロレスラー役」は務まらない。そういう点で私がもっとも「大丈夫なのか」と懸念したのは、今回の主役・ダンプ松本役のゆりあんレトリィバァ氏の方ではなく、準主役ともいうべきライオネス飛鳥役の剛力彩芽氏と長与千種役の唐田えりか氏の方であった。ところが、私が「大丈夫だろう」と思っていた“ゆりあん氏の方”がドクターストップで先にギブアップしてしまった。プロレスシーンの撮影で“受け身”が取れずに、頭から落ちで頭部と背中を強打してしまったのだ。頭部には損傷が見られ、プロレスどころではなく2週間の緊急入院となった。実際のプロレスラーでも、バックドロップで頭部を打った三沢光晴選手は亡くなってしまったし、高山選手や大谷選手も“病院送り”となり、未だに復帰の見通しが立たない。プロ選手でさえそうなのだから、普段、大切に扱われている女優たちが、いきなりリング上で格闘など土台がムリがある。関係者によればゆりあん氏はダイエットで脚光を浴び、65㌔まで落ちていた体重を“ダンプ松本役”のため増量して93㌔にまで増やして撮影にのぞんでいたようだ。元々芸人として出発しているが、ほんとうは女優として大成したいのかもしれない。確かに、どこか樹木希林氏に“似た要素”がないとは言えない。ただ無理に体重を増やしたため、身体の重さで動きが鈍くなり、そのため受け身でも失敗をしたようだ。彼女の場合、その前にも撮影中に手指を怪我してしまったようで、文字通り“カラダをはって”極悪女王になり切ろうと頑張っている。ただ“空回り”している部分も多いのか、今のところ“弱さ”だけが際立っている。往年のダンプ松本氏には“凄み”があった。私は一度、深夜のTVでバラエティー番組なのに「ここまでするのか⁉」と驚嘆したことがある。ただ彼女は常にメイクしていた。メイクしないと“可愛げな顔立ち”だったからだ。そういう意味では“メイクで誤魔化せる”ので、ゆりあん氏には有利なのだが、その相手役ともいうべきライオネス飛鳥役の剛力彩芽氏や長与千種役の唐田えりか氏の方は“増量”に成功しているのだろうか。この二人に関しては“気の強い女”としてのイメージから択んだのかもしれないが、増量と言っても無理があり、もう少し普段から肉体を鍛えているような女優を択ぶべきだった。そもそも、このドラマは“勝気”な人をダンプ松本役にすべきでドラマとはいえ“怖さ”を感じさせられなければ、土台が成り立たない。ゆりやん氏は“気配りタイプ”で頑張り屋ではあるが、或る種の“怖さ”や“凄み”を感じさせるような部分は無いよう見受けられる。もしかすると、企画は良かったが“配役で失敗した”作品になってしまうのではないだろうか。

「私生活」を“守る権利”と“伝える権利”の攻防

2022-10-27
元槻坂46で現女優の今泉佑唯氏が「芸能界引退」を発表した。その内容によると、芸能人でいる限り、つねに“メディアにストーカーされる”ことの恐怖から“引退”のようだ。要するに「プライベートは晒したくない」ということのようだ。最近、似たような理由から“引退”をしていく人たちが多い。この人の場合は、これまでにも“休業”と“復活”を繰り返してきているような点もあるので、完全“引退”なのかは微妙としか言いようがない。現代は芸能人だけでなく、予期せぬ形で「プライベートが晒されてしまう」ケースは少なくない。SNSの発達と普及は、プライベートを“秘める”ことの難しさを感じさせるようになった。特に有名人で“目立ちやすい人”の場合、マスコミばかりではなく、一般の人たちからもストーカー的に付け回されることが多い。極端なことを言えば、それが嫌なら“辞めるしかない”ということになる。通常、こういう場合は所属事務所側が守ってくれるものだが、今泉氏の場合、現在はフリーランスとなっていて、防御してくれる人たちがいない。元々は大手事務所に属していたようだが、昨年からフリーランスになっている。そうであれば“弁護士に相談する手”というのがあったと思うのだが、この人の場合は“警察に相談した”ようだ。基本的に事件性がなければ、警察は動かない。だから仮に辞めても、メディアに晒される可能性はある。弁護士や探偵社を使って、相手側との“交渉の場”を持つようにすれば「辞める」という選択肢だけではなかったような気がするのだが……。彼女の場合「マスコミから我が児を守りたい」という気持ちが強いようだが、彼女の生年月日から観る四柱命式では「梟神(偏印)」の働きが強く“子供で苦労する生れ”となっている。さらに月干「劫財」で“予期せぬトラブルに巻込まれやすい”生れなのだ。したがって「スクープはわたしの宣伝材料」くらいに開き直ることができれば、より女優としても“大きく開花できる”と思うのだが、果たして“派手な世界”で生きてきた彼女は、地味な“普通の社会”に馴染んでひっそりと生きていくことができるであろうか。

「17年の引き籠もり」から奮起、48歳大学卒業

2022-10-26
よく「運が悪い」とか「社会が悪い」とか「素質がない」とか、いろいろな理由を附けて物事を“途中から諦めて”しまう人がいる。そういう人達に、ぜひ知って欲しいと思ったのが、糸井博明氏(48歳)だ。彼は中学2年生の時から何んと17年間もの間、自宅の中に“引き籠って”いた。その後、強制入院的な処置で隔離病棟に入り、そこを出てから地道に働き出し、現在は郵便局に勤務している。その一方で、遅れを取り戻すかのように、通信制の京都美山高に入学・卒業して、2015年からは佛教大の通信制に入学、7年半をかけ、社会福祉学部を卒業したのだ。将来的には「障害者の相談員になりたい」と言っている。17年間も引き籠っていたせいか、本人にも何が原因だったのか、ハッキリとは判らないという。現代はさまざまな理由から“自分の場”を見失ってしまう人達が多い。「リモートの時代」となって昔に比べれば、引き篭もりであっても学校とか会社とかに“入っていける”良い時代にはなったが、それでも“引き篭もり”そのものが解消しないと、なかなか社会人として世の中的に認めてはくれない。糸井氏が将来の希望として「障害者の相談員になりたい」と定めたのは大変に良いことだ。但し、彼と同じような“引き籠もり”や“障害者”ばかりがいるとは限らない。もしも、その仕事で躓いてしまうと、彼は立ち直れなくなってしまう。だから方向性としては良いことだが、その仕事にばかり固執しすぎない方が良い。私は自分自身、十代半ばに1年半くらいの“引き籠もり”時期があった。いま思えば、私の場合には、家族とは普通に話をしていて、その点では問題なかったが、いろいろ母親だけが大半だっただろうと思う。十代から二十代にかけては誰もが挫折を味わうとか、人が信じられなくなるとか、感受性の強い人は苦悩しやすい出来事が多い。けれども、だれもが“そこ”を通り抜けて“我が道”を歩み始める。濃い霧の中で“迷子”になりそうな時には、だれかを頼ればいい。その“だれか”は人それぞれ違っていて、自分で感覚的に“見つけ出す”のがいちばん好いのだ。

波乱万丈「消えてしまいたい」堀ちえみ劇場⁉

2022-10-25
24日に更新されたタレント堀ちえみ氏のブログでは「もう無理‼消えてしまいたい」と思うことが人生で何度もあった……と記されている、とスポーツ紙が取り上げている。確かに、この人の人生は文字通り波乱万丈で“良いこと”も“悪いこと”もどちらも多くて、平穏な人生ではない。これまでに“結婚”を三回している。それも、短期間の結婚生活ではなく、いずれも“十年に及ぶ”というのがすごい。そして、その結果として7人の子供がいる。7人の子供を育て上げた(あと一人だけ、まだ未成人らしい)。そして、車の追突事故にも遭っている。そして何よりも数々の病気で、突発性急性膵炎、リウマチ、神経障害性疼痛、大腿骨頭壊死症、舌がん、食道がん、不眠など“痛みを伴う重病”が多い。さらに支持してくれるファンも多いがバッシングを受けるケースも多い。仕事面でも人気絶頂からの休業、復活など忙しい。確かに、これだけ経験すれば、だれだって「消えてしまいたい」と思うようなときは出て来るに違いない。私は以前YouTubeのホロスコープ分析で彼女を取り上げたことがあり、実に珍しい五芒星のアスペクトや、ヨッド三つのアスペクト、台形三つのアスペクトが存在している稀な生年月日であること、したがって「何人分もの人生を生きることになる」などと解説した。アスペクト図形がこんなにたくさん出現しているホロスコープは滅多にない。それだけ「運命に翻弄される」人生なのだ。ただ、彼女自身がいみじくも言っているように“悪いことだけ”があったのではなく、その一方で“良かったこと”も人より何倍も経験されたに違いない。或る意味では、良いこと、悪いことの“バランスが取れた”人生だとも言いうる。そして何よりも「運命の子」「宿命の玩具」として“神(天)⁉にもてあそばれた人生”であるともいえるのだ。けれども、少なくとも“大きな出来事”が何もなくて、日々同じことの繰り返しも寂しいものだ。そういう意味では死の直前まで“精一杯生きられる”生きてきた証をさまざまな形で思う存分遺して行ける“素晴らしい人生”ともいえるのだ。

「サンタクロースが蘇る」前兆か⁉“墓”の発掘

2022-10-24
われわれは誰でもサンタクロースの存在を信じている。いや、正確に言えば「幼い頃」は信じていた。それが、だんだん大きくなって“よこしまなココロ”が入り込むようになり、サンタクロースの存在を信じられなくなった。そして、その後はずっと“人間不信”に陥って今日まで来ている(⁉)。だがしかし、やはりサンタクロースは存在していたのだ。現トルコのアンタルヤ近郊で小アジア南海岸にミュラという都市があった。そのミュラには4世紀頃キリスト教正教会の教会が建っていた。その教会の司祭である聖ニコラウスは貧しい子供たちにたくさんのプレゼントを手渡すことで有名だった。元々両親が裕福だった家庭に育ったニコラウスは、その遺産を子供たちに施す行為を死の直前まで続けていた。73歳で天へと召されたが、その畏敬すべき姿から「聖ニコラウス」と称された。ところが、この教会は海面の上昇によって地上から姿を消してしまっていた。このほどの遺跡発掘によって教会跡地が見つかり「聖ニコラウス」の“墓”も見つかった。彼の死後、毎年、その命日である12月6日には、その後に建てられた教会の司祭たちも“貧しい子供達”にプレゼントを手渡すようになった。それが「サンタクロース」の始まりだった。「聖ニコラウス」はオランダ語読みだと「サンタ・クロース」となる。地上から消えていた“サンタクロースの墓”が発掘されたことは、何を意味するのだろう。これが、そのまま“サンタクロース行為”の始まりとなったら、どんなに良いだろう。ん⁉ 日本には「月光仮面」や「伊達直人」がいるではないか。やっぱり“覆面レスラー”は貧しい子供たちをみると、プレゼントを与えたくなるんだ。私が幼い日、あれは4歳くらいの時だったか、実際に「教会の者です」というオジサンから誰もいなかった“我が家”に“お菓子いっぱいのプレゼント”が届けられた。確かに、それは嬉しかったのだが、不遜な私は「今度はオモチャにして欲しい」と、オジサンにお願いをした。あの時のオジサンの顔を憶えていないが、ほんとうに“不遜の子”で申し訳なかった、と今は思っている。

誰も「母親が悪い」と言わない“5度目の逮捕”

2022-10-23
人はいつから“母親の手”を離れるのだろう。早い場合には5~6歳くらいからだろうか。遅い場合には17~18歳くらいまでだろうか。とにかく、人は“母親”から巣立たなければならない。そうしなければ一人前の“大人”にはなれない。特に男性の場合はそうだ。私は自分の母親を20代半ばで亡くしたが、それまでずっと母親のもとに居て、何から何まで身の回りのことをやってもらっていた。だから、母親が“世話してくれること”が当たり前だと思っていた。それが急死して、居なくなって、すべてを自分がやらなければならなくなって、或る意味で、そこから“独り歩き”が始まった。もっとも私の場合、ちょっと特殊なのは幼少期は母親が“病床にあって”自宅に居ないことも多かったことだ。本当はこういう書き方はしたくないのだが、またしても“女優・三田佳子氏の次男”である高橋祐也容疑者が“五度目の逮捕”となった。そして、またしても“覚醒剤所持容疑”である。こんなことを何回も繰り返している。一度は俳優として“再出発”した時期もあったのに、気が付けば“俳優業”はとっくの昔に辞めていて、現在は飲食店の経営をしているらしい。今回の場合、近しい誰かの“警察への相談”で覚醒剤所持が明らかになったらしい。本人に“近しい者”が警察に相談に行くようになったら、もうこれは“幻覚症状”が相当進んでいる証で、身近な者にも“危険が及びそう”だから、警察に相談するのだ。つまりは完全に常習者で、ほんとうは“入院・隔離”させて数か月を過ごすのが妥当だが、その代わりともいうべき刑務所内で数か月か、数年かを過ごすことになる。いまになってみれば、母親の“育て方”が悪かったかどうかは一概には言えない。現在42歳になった高橋祐也が犯罪に身を染めたのは十代からだが、どういう環境で育っても“まともになる人”はまともになるし、仮に間違いを犯しても“更生する人”は更生していく。彼の場合でも“役者”として、一度は舞台に立ち、それなりの形が整えられたこともあった。仮に、そこまでは“幼い頃の環境”に問題があったとしても、それから先は“母親の手を離れて”歩き出さなければならない。彼の四柱推命式をみると、年干支とも「印綬」が表出されていて、推命学では“印綬=母親”というくらい、母親からの影響力の強い干支構成になっている。けれども、世間は42歳になった彼を、もう誰も「母親のせいだ」とは言わない。いまからでもほんとうは遅くない。「自分の道」を見つけ出して、ほんとうに意味での“独り歩き”が出来れば、人生は大きく変わっていく。

もう「大運10年運」の“時代”ではなくなった⁉

2022-10-22
ときどき思う。世の中が“目まぐるしく変わっていく”のは良いことだろうか。何となく“不都合なこと”や“良くないこと”の方が多いような気がするのは私だけではないだろう。ドル円相場が激しく動き、昨日まで1ドル=151円台とか言っていたのが、今日はまた一時1ドル=146円台まで逆戻りしている。一気に動いたのは“為替介入”が入ったからかもしれないが、それにしても“動き過ぎ”で、それに伴なって“長期金利”も大きく動き、アメリカの株価も再び急上昇だ。このところ世界各地で“政治・経済”が激しく動いている。日本も久し振りの“インバウンド需要”で活気を取り戻す分野も出て来た。ついこの前まで“閑古鳥が鳴いていた”飲食店とか、ホテルとかが、今度は人員不足で十分に手が回らなくなっている。時代が変わったと言えばそれまでだが“世の中の動き”が昔に比べて、早すぎやしないか。もちろん、このような“世の中の動き”は、そのまま“われわれの人生”に反映される。つまり“運気”の「吉凶」や“切り替わり”が早くなっている、ということである。推命学では古来「大運」或いは「行運」と呼ぶ“運勢の波”が推測されてきた。われわれは誰でも、何となくだが“運勢の良いとき・悪いとき”を実感している。だから、それ自体に異論を唱える人は少ない。ただ、それが「大運(行運)」と呼ぶ“大きな運の流れ”があるかどうかに関しては、受け止め方がさまざまだと思うが、推命学上ではそれを「10年間ごとの運=大運(行運)」として作用している、と伝えられてきた。確かに“昭和の時代”まで「運」は10年間ぐらいずつ変わっているのかな、と私も思ったことはある。けれども、だんだん“それ”に疑問を抱くようになった。「10年間も変わらない運」などということが、この目まぐるしい世の中で本当に通用しているだろうか。中華系の推命家などは“この法則”を絶対視していて、日本でもその影響を受けている推命家は絶対視して譲らない。だが、どう考えても、実態を直視しても、この「大運仮説」には無理がある。理論的にも無理があるし、実態としても無理がある。だから私の『四柱推命の謎と真実』では「大運仮説」を扱っていない。いまから2千年以上前に、その“大枠”が誕生した推命学は、その当時としては“画期的な理論”に彩られていたが、現代においては“さまざまな綻び”も視えていることに気付かなければならない。そういうことに気付くのも、運命家の使命なのだ。

「1か月」誰も責められないトラス首相の辞任

2022-10-21
最終的に支持率が7%だったというのは記録に値する。昨日“辞任した”英国のトラス首相の支持率である。よほどのことがない限り、これほど支持率が失われることはない。しかも、まだ就任して1か月半なのだ。ちょっと英国民は“見限り”が早すぎるのではないか。このところ欧州各国は矢継ぎ早に政権トップを変えている。というか変わらざるを得ないような状況になっている。わが「日本」でも、物価高や自国通貨安(つまり日本の場合は円安)は襲ってきているが、だからといって「政権を変えろ‼」というところまではいかない。日本の岸田首相の支持率も落ちては来ているが、7%にまで落ちるとは思えない。そういう点では、まだまだ「日本」は“良い国”なのだ。欧州各国の窮地は、何よりも“エネルギー輸出国”であったロシアを敵に回したことにある。いまさら後には引けないので、どの国もロシアに頭を下げることなど出来ないが、その結果として各国が“窮地に追い込まれた”ことだけは間違いがない。実は、その前に“コロナ禍”によって欧州各国は、かなり経済的に苦しくなっていた。それに追い打ちをかけたのが“ウクライナ問題”だった。特に英国の場合、コロナによって政策的に右往左往する部分があった。或る意味で、欧州各国は「日本」と似ていて“大きく発展していく余地”を残していない。特に「ユーロ」から離れた英国には“そういう部分”がある。今回の新首相の辞任劇も“ポンド急落”が大きく関係している。もっとも、これを新首相だけの責任にするのはちょっとおかしい。なぜなら最初は国民の多くがトラス氏の“減税策”や“光熱費の補助策”に対して支持をしたから新首相となれたのだ。ところが目玉としていた“減税策”が市場の混乱を招き、ポンドが急落し、次々撤回せざるを得なくなってしまった。つまり、物価高の救世主に視えた女性は、いつの間にか主導権を失い“救世主の座”から転げ落ちたのだ。閣僚からも“首相批判”がでて身動きできなくなってしまった。だが国民が支持して択んだ新首相なのだ。このところの英国は“択んでおいてそっぽを向く”を繰り返している。まあ、それだけ国民の暮らし向きが“追い込まれている”証明ともいえるが…。そのうち、欧州各国が“責任のなすり合い”を始めないか、いささか気になるところではある。かつて英国には「鉄の女」と呼ばれた首相もいたが、今回はちょっと“やわ”だったようで……

「カンニング用ペン」として発売予定はない⁉

2022-10-20
世の中に“努力家”というのは沢山いる。スペインには大学の法学部で学ぶ学生の中に“素晴らしい努力家”がいた。彼の努力は、その時はただ単に“それ”を没収されただけで終わったが、いまになって多くの人達から称賛を浴びている。たまたま、その日、マラガ大学のヨランド・デ・ルッチ教授は引き出しの中を整理していて何年も前にカンニングをしていた学生から没収したボールペンを見つけた。それは法学部の“刑事訴訟法”に関する試験の日で、その日受験した学生の中に明らかに挙動不審のものがいたのだ。そこで、さりげなく近づいて様子を見ると、彼は試験用紙にではなく、細長いボールペンに向かって眼を凝らしていた。さらに近づくと、そのボールペンには小さな文字がびっしりと書き込まれている。その文字自体があまりにも小さいため眼を凝らして見極めないと読み取ることができない。だから彼は、それを必死で読み取ることに夢中で、教授が近づいていっても気付かなかったのだ。こうして、教授はカンニングを認めた学生から“そのボールペン”を没収した。実に11本ものボールペンに、接近しないと読み取れない小さな文字で描くというより刻み付けていた。その時、教授は「困った奴だ」としか思わなかった。けれども、それから何年もの年月が経ち、たまたま引き出しを整理していて出て来た11本のボールペンは、あまりにも細かく整然と記入されていて、未だ色褪せすらしていないみごとな出来栄えであった。よくよく見ると“芸術的”でさえある。そこで教授はその時の思い出とともに“カンニング用ボールペン”を撮影してSNSに投稿したのだ。その反響は意外なほど大きく、またそのボールペンの“細工のみごとさ”に感心する多数の人たちが「いいね」を与えた。すると、それを視た“その当時の友人”だという人物がたまたま見ていて「彼の部屋にはもっとたくさんの“カンニング用ペン”があった」ということで写真を付け加えた。つまり、彼の“芸術品”ともいうべき“細工されたボールペン”は山ほどあったということなのだ。多くの人が共通して思うように、これほどの仕事を成し得た彼の“その後”はどうなっていたのだろう。果たして彼は法学部を無事に卒業したのか、それとも試験に落ち続けたのか、彼の“友人だった人物”は、決して本人の名を明かそうとはしていない。 « Older Entries