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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


誰も「母親が悪い」と言わない“5度目の逮捕”


人はいつから“母親の手”を離れるのだろう。早い場合には5~6歳くらいからだろうか。遅い場合には17~18歳くらいまでだろうか。とにかく、人は“母親”から巣立たなければならない。そうしなければ一人前の“大人”にはなれない。特に男性の場合はそうだ。私は自分の母親を20代半ばで亡くしたが、それまでずっと母親のもとに居て、何から何まで身の回りのことをやってもらっていた。だから、母親が“世話してくれること”が当たり前だと思っていた。それが急死して、居なくなって、すべてを自分がやらなければならなくなって、或る意味で、そこから“独り歩き”が始まった。もっとも私の場合、ちょっと特殊なのは幼少期は母親が“病床にあって”自宅に居ないことも多かったことだ。本当はこういう書き方はしたくないのだが、またしても“女優・三田佳子氏の次男”である高橋祐也容疑者が“五度目の逮捕”となった。そして、またしても“覚醒剤所持容疑”である。こんなことを何回も繰り返している。一度は俳優として“再出発”した時期もあったのに、気が付けば“俳優業”はとっくの昔に辞めていて、現在は飲食店の経営をしているらしい。今回の場合、近しい誰かの“警察への相談”で覚醒剤所持が明らかになったらしい。本人に“近しい者”が警察に相談に行くようになったら、もうこれは“幻覚症状”が相当進んでいる証で、身近な者にも“危険が及びそう”だから、警察に相談するのだ。つまりは完全に常習者で、ほんとうは“入院・隔離”させて数か月を過ごすのが妥当だが、その代わりともいうべき刑務所内で数か月か、数年かを過ごすことになる。いまになってみれば、母親の“育て方”が悪かったかどうかは一概には言えない。現在42歳になった高橋祐也が犯罪に身を染めたのは十代からだが、どういう環境で育っても“まともになる人”はまともになるし、仮に間違いを犯しても“更生する人”は更生していく。彼の場合でも“役者”として、一度は舞台に立ち、それなりの形が整えられたこともあった。仮に、そこまでは“幼い頃の環境”に問題があったとしても、それから先は“母親の手を離れて”歩き出さなければならない。彼の四柱推命式をみると、年干支とも「印綬」が表出されていて、推命学では“印綬=母親”というくらい、母親からの影響力の強い干支構成になっている。けれども、世間は42歳になった彼を、もう誰も「母親のせいだ」とは言わない。いまからでもほんとうは遅くない。「自分の道」を見つけ出して、ほんとうに意味での“独り歩き”が出来れば、人生は大きく変わっていく。
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