9月, 2023年

「52年前の相手」娘から「逢いたい」オファー

2023-09-07
多くの人が“さまざまな過去”を背負いながら生きている。演歌歌手・前川清氏にも“過去”があった。と言っても“隠されていた過去”などではなく、当初から“公然とした記録”の残る過去である。つまり1971年に同じ演歌歌手だった藤圭子氏と“結婚をした”記録があるのだ。この結婚生活は短く、実質的には「数か月間だった」と言われ、実際には1年後に正式離婚をした。その後、ふたりとも十年後になって“音楽関係者の相手”と再婚をしている。そして、藤圭子氏の方は「宇多田ヒカル」というシンガーソングライターを生み、前川清氏の方は「前川紘毅」というシンガーソングライターを生んだ。奇妙なことに、離婚後の足跡には“似た部分がある”のだ。さて、時は流れて、ごく最近、宇多田氏はトーク番組に出演、そこで「だれか逢いたい人はいますか」と問われ、母親の最初の結婚相手であった「前川清」氏の名をあげたのだ。だれもが予想もしていなかった名前だった。けれども、確かに“母親の最初の結婚相手”に逢ってみたいという気持ちは不自然ではない。そこで当然のことながらマスコミの中には前川氏本人の反応を知りたがる人達が居た。ところが、どうも本人には“忘れたい過去”のようで、一切ノーコメントを貫いている。わたしなどは、同じ芸能界を歩む先輩として逢ってあげても良いのではないかと思うが、そういうものでもないらしい。考えようによっては、自分は“父親”でもなく、今や“別の家族”たちが居るのだから、超有名人である宇多田ヒカル氏と会うのは何となく“気まずい”気持ちなのかもしれない。それにしても、もしかしたら“そういう反応になる”可能性もあるのに、よくも宇多田氏の方は「前川清」氏の名を出したものだと思う。せめて「母親の最初の結婚相手の方」くらいにしておけば、その場でことは済んだかもしれないのだ。それだけ、宇多田氏からしてみれば、純粋に「どういう男性だったのかを知ってみたい」という気持ちが強かったのかもしれない。ただ、ここで敏腕ディレクターなら「宇多田ヒカル&前川紘毅」のコラボ企画を考えるのが良い。どちらもシンガーソングライターなのだし、それぞれが“血は繋がっていない”が“不思議な共通性”を持っている。宇多田氏の“逢いたい人”は“その息子”の方が相応しいのだ。

NYの医療費を知って「日本の医療制度」感謝⁉

2023-09-06
元NHKで現在フリーの久保純子アナがニューヨークの医療費事情について物語ったことで注目を浴びている。現在ニューヨーク在住の久保氏が、夫の病気で時間外の病院に駆け込んだところ、三人に医師が観察に来たが、特別何をするでもなく病状観察しに来ただけなのに、後日、その医療費が“200万円の請求書”として届いたと、悔しさを滲ませ物語ったからだ。日本のように医療制度や保険制度が判然としていないアメリカでは、ときどきこのような事態が起こる。日本のように“医療保険加入”が当たり前の国というのは、そういう点で言うと素晴らしい国なのだ。海外では総じて時間外診療はとびぬけて高い。これはアメリカ医療だけの話ではない。海外の医療費とか薬品類とかは総じて高い。そして医療保険の加入そのものも、日本ほど容易ではない。海外ではそう簡単に病院になど駆け込めないのだ。久保純子氏は、それに懲りたのか「外食など一切しない」と語っていたが、ニューヨークの場合は飲食店での料金も日本の3倍~5倍が“当たり前”のように変わりつつある。したがって日本から派遣されている駐在員などの場合、よほどの高給取りでもなければニューヨークでは優雅に暮らせない。何しろ“円安時代”なので、日本円をドルに換算すると、一気に“低収入”に陥ってしまう。もともと外資系の会社で、ドル建てで給与が支給されるのであれば、そういう苦労はしなくてもいい。住居の賃貸料も当然のように高くなっていて、40万円~50万円も出さないと“それなりの住宅”では暮らせない。東京ならタワマンで暮らせる賃貸料金がニューヨークでは“古くて狭い部屋”で我慢しなければならない。もちろん、その東京も、田舎や地方都市から出向けば驚くほどの高額家賃ということになる。結局、収入の金額だけで、その人の暮らし向きを推し量ることは出来ないもので、どういう暮らしのスタイルが自分に合っているかは、最終的に本人でなければわからない。さまざまな形で“格差が著しい時代”へと入りつつある現在、どれを選ぶか、何を幸せと感じるかは、その人ごとに違ってきているのだ。

アンケートに問題がある「仕事の悩み」調査

2023-09-05
「ミライのお仕事」というサイトが8月にインターネットで“仕事上の悩み”を調査したそうで、その結果が公表されていた。ところが、どうもこの調査、疑問に思うようなところが多い。まず、実際に調査に協力してくれたのが20代から50代の男女296人というのだが、仕事上の悩みを対象に全国調査をするというのであれば、ちょっと数として少なすぎるのではないだろうか。世の中にはさまざまな仕事分野があり、さまざまな形で、さまざまな人たちが働いている。もう少し調査人数を増やさないと平均値は出ないように私には思われる。最低でも1000人くらいは調査しないと……何かのマーケティング調査なら、このくらいの数値でも良いと思うのだが。さて、その結果だが「仕事上の悩み」という調査目的なのに、もっとも多かったのは「給与が低い」ということであったらしい。ダントツでそれが多かったと調査は指摘している。確かに、その反応は現実を反映しているだろう。ただし、それは“仕事上の悩み”ではない。少なくとも、仕事時間中に、それで悩んでいることはほとんどないだろう。それは“仕事・職場関連の悩み”には含まれるかもしれないが「仕事上の悩み」の“調査結果”として「これが仕事上での一番の悩みです」というのはどう考えてもおかしい。だから最初の段階で、アンケートの中に“給与が少ない”という項目を入れていたのではないだろうか。だから37.2%の割合でダントツ1位という結果になったのだ。だが、これは“仕事上の悩み”ではない。自分が勤めている会社内での悩みとか、生活上の悩みとか、仕事に関連したことでの悩みとか、そういう風な意味合いの悩みでしかない。もう一つ「賞与がない・少ない」も5位に入っているのだが、これは日本の会社組織としての問題で、同じように“仕事の悩み”ではない。4位に「やる気が出ない」というのも入っているのだが、これも仕事そのものの問題ではない。これは性格上の問題か、又はその仕事と本人とが“合っていない”結果によるものと思われる。仕事上の悩みと言えるような回答は2位に入っている「社内の人間関係」は確かに仕事の一環なので、それに当てはまる。3位の「会社の将来性や安定性」というのも仕事そのものではないが、仕事関連の悩みとして解からないではない。ただ、もっと本質的な問題や悩み、たとえば「小さなミスが多い」とか「残業が多すぎる」とか「無理難題を押し付けられる」とか「専門的な知識や技術が身に付かない」とか「予定通り仕事が進まない」とか「上司が怒りっぽい」とか「サポートしてくれる人がいない」とか「職場でイジメに遭っている」とか……そういう本質的な“悩み”がアンケートには存在していなかったのではないだろうか。

5億円以上を区が負担、中学生の海外修学旅行‼

2023-09-04
同じ東京でも“区”によって税収が異なる。金持ちが多く居住する街は、当然のことながら税収が多い。そこで区は、それを区民に還元する。いちばん多いのは区の管轄内にある公共施設の充実だ。次が学校関係。ということで港区にある中学校に通う3年生の生徒たちは全員、来年度から毎年、海外のどこかへと修学旅行に行くことが決った。来年度はシンガポール3泊4日の旅だ。もちろん区が費用の大半を負担する。生徒一人当たりに換算すると68万円もの旅行費負担をしてくれることになる。なかなかに豪勢な旅ではないか。全国的にみると、通常の市立中学校では「京都」や「東京」を修学旅行先としている学校が多い。もちろん、市からの“補助金”がたくさん出ている中学校など聞いたことがない。或いは私の勘違いで、現在の修学旅行というのは“補助金”を使って行うものなのだろうか。それにしても、区の財政から事業費として修学旅行に5億1300万円も出せるというのは、さすが港区というべきか。もちろん、出す以上はその名目というものが必要だ。区によれば、国際人の育成、区立中としての魅力向上、国際言語の重要性を肌で感じる……などの意義があるという。ナルホド。解かったような解からない意義だが、とにかく税収が余っていますよということでよろしいかと……。それでは、その港区にはどういう人たちが暮らしているのかというと、もちろん、高額な税収を払える人達、六本木、白金、麻布、青山という何となく高級そうな名称が“お似合いの方達”が暮らしている。つまり、その子供たちなのだから、ほんとうは別に学校が連れて行かなくても、家族で早くから何度も海外に出掛けているような“そういう人たち”が暮らしているのだ。思うに、この区には有名な私立中学校も多い。そこで私立と市立の間で“差がありすぎる”と、優秀な生徒たちが市立中学校に通わなくなる……危機感があるのではないだろうか。だからこそ、この経費は“生徒や先生を集める事業費”として計上されたのではないだろうか。未来の「日本」を背負う政治家とか実業家とか芸能人とかアスリートとか…とにかく税収をたくさん払ってくれる“未来人たち”は、こうして幼い頃からさまざまな名称の事業費を投入され、恵まれた環境の下で、国際言語を話して、子供時代から海外に出向いて、すくすくと育つのだ⁉

「殴り合った戦友」の踏んだり蹴ったり連絡⁉

2023-09-03
最近はフリーで仕事をしている人達が多くなった。「フリーでの仕事」というと何となく自由で経済的にも潤っているような印象を与えがちだが、組織という背景がない場合、さまざまな不利益を被ることもある。格闘家のキング・オブ・アウトサイダー啓之輔氏がYouTubeを通じて「ファイトマネー未払い」の問題を嘆きながら報告している。彼は7月に三重県で行われた格闘技イベント「BLOW OUT」に出演した。TV放映もされ、多数の協賛も得ているという話だったというが、この大会の主催者でもあり、彼の対戦相手にもなったブロリートム氏からファイトマネーの支払日となっていた日に来たLINE内容を、そのまま動画の中で読み上げ始めた。それによると今回の大会が大赤字となり、当日出演したタレントや格闘家たち全員の出演料が払えなくなった……という。ゲストとして呼ばれていた著名人には竹原慎二氏、レペゼン氏、竹内力氏、千原せいじ氏、宮迫博之氏なども含まれている。三重テレビが放映している。そういう状態で「大丈夫」と言われれば、ファイトマネーが未払いになるなど普通は考えないだろう。もともと経営的には“危うい”という噂はあったらしいが、格闘技イベントというのは大体が開催されれば何とか廻っていく場合が多い。ところが今回の場合、支払い日の前日に“破産手続き”に入ったようで財産が差し押さえられ、銀行口座も凍結するから、今からではどこにも訴えようがない。戦い損というか、殴られ損というか、しかも彼の場合には主催者が対戦相手だったのだから、文字通り「殴り合った戦友」で、これぞまさしく“踏んだり蹴ったりの状態”というべきか。格闘家の多くは、その日のためにいろいろと食事なども調整し、お金もかけて“仕上がった肉体”を用意する。したがって、ファイトマネーは“それなりの金額”が約束されるのが普通で、彼自身はそれを得て車を購入しようと既に手続きを進めていたらしい。もちろん、それはキャンセルになった。こういう場合、法律的には主要な借り手から順番に凍結された財産から支払う形になるが、ファイトマネーなどはふつう支払いの対象にならない。一見、華やかに視える格闘家たちだが、意外なほど金銭問題から自滅していく人たちが多い。

「日本人秘書」として心停止したムルアカ氏

2023-09-02
現在、日本維新の会に所属していたことを改めて世間に教える形となったのが鈴木宗男氏の私設秘書として一時期は有名だったジョン・ムルアカ氏(62歳)だ。小柄な鈴木氏に対して大男のムルアカ氏の組合せが何とも奇妙で印象に残ったが、そのムルアカ氏が8月30日に日本から海外に飛び立つ航空機の機内の中で心停止して急逝したらしい。もともと外交官同士の交流会に出席していた彼が、鈴木宗男氏と出逢って気に入られ私設秘書にまでなって早31年が経過していた。われわれはもうとっくに、鈴木氏との関係など終わったと思っていたが、そうではなく二刀流で“私設秘書”としての仕事も現在まで継続していたらしい。敵の多かった鈴木氏にとって、ムルアカ氏は黒人の大男なので威圧感があり、ボディガード的な役割も担っているような気がした。そうしていつのまにかムルアカ氏は“日本国籍”まで取得していたらしい。そういう部分も“人情派”らしい鈴木氏は大いに気に入っていたようだ。わたしの知り合いにも、事業をしていて秘書兼ボディガード的な役割としてアフリカの大柄な巨漢女性を常に同行している女性が居る。もう日本が長いのか、日本語も流暢で礼儀作法もちゃんとしている。われわれはどうしてもアフリカ人に対して偏見を持ち、言葉も通じないし習慣も違うから、日本の国内で仕事をするのは難しいだろうというような先入観を持ってしまう。ところが日本に来るようなアフリカ人には優秀な人たちが多い。日本語のアクセントも欧米人より的確である。日本の礼儀や慣習なども最初にきちんと教えれば、それを守っていく人たちが多い。或る意味で情緒豊かで恩義を忘れないところなどは“昔の日本人”に近いものを持っている。だから、もしかしたら、現代の若者たちより高齢者たちとの相性は良いかもしれないのだ。多国籍の人たちと関わっていけなければならない時代に入って、東南アジアの人たちの経済力が勝ってきた現代では、アフリカ各国との交流を盛んにして、彼らとの共存を考えていった方が、国家としての長期的戦略としても有効なような気がする。

2023年9月の運勢

2023-09-01
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