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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「52年前の相手」娘から「逢いたい」オファー


多くの人が“さまざまな過去”を背負いながら生きている。演歌歌手・前川清氏にも“過去”があった。と言っても“隠されていた過去”などではなく、当初から“公然とした記録”の残る過去である。つまり1971年に同じ演歌歌手だった藤圭子氏と“結婚をした”記録があるのだ。この結婚生活は短く、実質的には「数か月間だった」と言われ、実際には1年後に正式離婚をした。その後、ふたりとも十年後になって“音楽関係者の相手”と再婚をしている。そして、藤圭子氏の方は「宇多田ヒカル」というシンガーソングライターを生み、前川清氏の方は「前川紘毅」というシンガーソングライターを生んだ。奇妙なことに、離婚後の足跡には“似た部分がある”のだ。さて、時は流れて、ごく最近、宇多田氏はトーク番組に出演、そこで「だれか逢いたい人はいますか」と問われ、母親の最初の結婚相手であった「前川清」氏の名をあげたのだ。だれもが予想もしていなかった名前だった。けれども、確かに“母親の最初の結婚相手”に逢ってみたいという気持ちは不自然ではない。そこで当然のことながらマスコミの中には前川氏本人の反応を知りたがる人達が居た。ところが、どうも本人には“忘れたい過去”のようで、一切ノーコメントを貫いている。わたしなどは、同じ芸能界を歩む先輩として逢ってあげても良いのではないかと思うが、そういうものでもないらしい。考えようによっては、自分は“父親”でもなく、今や“別の家族”たちが居るのだから、超有名人である宇多田ヒカル氏と会うのは何となく“気まずい”気持ちなのかもしれない。それにしても、もしかしたら“そういう反応になる”可能性もあるのに、よくも宇多田氏の方は「前川清」氏の名を出したものだと思う。せめて「母親の最初の結婚相手の方」くらいにしておけば、その場でことは済んだかもしれないのだ。それだけ、宇多田氏からしてみれば、純粋に「どういう男性だったのかを知ってみたい」という気持ちが強かったのかもしれない。ただ、ここで敏腕ディレクターなら「宇多田ヒカル&前川紘毅」のコラボ企画を考えるのが良い。どちらもシンガーソングライターなのだし、それぞれが“血は繋がっていない”が“不思議な共通性”を持っている。宇多田氏の“逢いたい人”は“その息子”の方が相応しいのだ。
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