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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


5億円以上を区が負担、中学生の海外修学旅行‼


同じ東京でも“区”によって税収が異なる。金持ちが多く居住する街は、当然のことながら税収が多い。そこで区は、それを区民に還元する。いちばん多いのは区の管轄内にある公共施設の充実だ。次が学校関係。ということで港区にある中学校に通う3年生の生徒たちは全員、来年度から毎年、海外のどこかへと修学旅行に行くことが決った。来年度はシンガポール3泊4日の旅だ。もちろん区が費用の大半を負担する。生徒一人当たりに換算すると68万円もの旅行費負担をしてくれることになる。なかなかに豪勢な旅ではないか。全国的にみると、通常の市立中学校では「京都」や「東京」を修学旅行先としている学校が多い。もちろん、市からの“補助金”がたくさん出ている中学校など聞いたことがない。或いは私の勘違いで、現在の修学旅行というのは“補助金”を使って行うものなのだろうか。それにしても、区の財政から事業費として修学旅行に5億1300万円も出せるというのは、さすが港区というべきか。もちろん、出す以上はその名目というものが必要だ。区によれば、国際人の育成、区立中としての魅力向上、国際言語の重要性を肌で感じる……などの意義があるという。ナルホド。解かったような解からない意義だが、とにかく税収が余っていますよということでよろしいかと……。それでは、その港区にはどういう人たちが暮らしているのかというと、もちろん、高額な税収を払える人達、六本木、白金、麻布、青山という何となく高級そうな名称が“お似合いの方達”が暮らしている。つまり、その子供たちなのだから、ほんとうは別に学校が連れて行かなくても、家族で早くから何度も海外に出掛けているような“そういう人たち”が暮らしているのだ。思うに、この区には有名な私立中学校も多い。そこで私立と市立の間で“差がありすぎる”と、優秀な生徒たちが市立中学校に通わなくなる……危機感があるのではないだろうか。だからこそ、この経費は“生徒や先生を集める事業費”として計上されたのではないだろうか。未来の「日本」を背負う政治家とか実業家とか芸能人とかアスリートとか…とにかく税収をたくさん払ってくれる“未来人たち”は、こうして幼い頃からさまざまな名称の事業費を投入され、恵まれた環境の下で、国際言語を話して、子供時代から海外に出向いて、すくすくと育つのだ⁉
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