手首線付近より上昇する運命線 手首線付近より上昇する運命線には、手首線と一体化して上昇する運命線と、手首線からやや離れてまっすぐ出発する運命線と、太陰丘寄りにやや斜めに刻まれる運命線の3種類があります。 これらの運命線が、切れ目も乱れもなく、土星丘まで直線的に刻まれていれば、自我の強い性質を物語るもので、頑固で意地っ張りで、わが道をどこまでも歩み続けるタイプです。太陽線や水星線も同時に刻まれていれば、社会的成功の確率が高くなります。女性の場合、あまりに一直線の運命線は、家庭運に恵まれにくい傾向を持っているようです。強い信念の持ち主ですが、やや妥協性や協調性には欠けています。手首線と一体化している運命線の場合、先祖・血縁・家系・宗教などが、運命や人生に強い影響をもたらしてくるようです。生命の危険があっても、九死に一生を得るなど、守護されているかのような人生体験を持つケースも少なくありません。手首線からやや離れて直線的に上昇する運命線の場合、本人の力量が問われる人生で、周りから強い影響を受けることもなく、比較的早くから、自分自身の進む道を決めている方が、幸運を掴みやすい特徴があります。太陰丘寄りにやや斜めに刻まれる運命線の場合は、社会的に要領の良い生き方をしていくタイプで、あまり敵を作らないのが特徴です。幅広い分野に適性が見られます。
太陰丘より弧を描いて上昇する運命線 太陰丘より弧を描いて上昇する運命線には、比較的下部から弧を描く場合と、上部から弧を描く場合とに分かれます。また、その弧自体も、大きく弧が描かれる場合と、緩やかな場合とがあります。大きく弧が描かれれば描かれるほど、運勢的な波は大きく、人生は変化に富んだものとなります。芸術・芸能・神秘の分野に進むと、より才能を発揮しやすいようです。 比較的下部から描かれる場合は、海外で成功しやすい傾向も窺われます。比較的上部から描かれる場合には、接客的な仕事に向いている相で、特に異性相手の仕事には向いています。人気運にも恵まれ、運命的異性との出会いによって、幸運を掴む人の相となります。但し、上部からの運命線が短い場合、幸運や人気が長続きしにくい傾向が窺われます。総じて、太陰丘から弧を描く運命線の持ち主は、人や環境になじみやすく、流行に敏感で、勘も良い傾向が見受けられます。どちらかというと、地道な分野よりも、華やかな分野の方が成功しやすいようです。ただ、性格的に意志が弱く、物事が長続きしにくい弱点を持っているようです。
金星丘より弧を描いて上昇する運命線 金星丘より弧を描いて上昇する運命線には、生命線の内側底部より弧を描いて上昇する運命線と、生命線中央付近の内側から上昇する運命線の2種類があります。生命線内側底部より上昇する運命線の場合、生命線そのものから上昇する運命線と間違えないようにしないといけません。あくまでも金星丘底部から、生命線を横切る形で、大きく弧を描いて上昇しているのが特徴です。 そして、この相は太陰丘から弧を描くよりも、出現率としてははるかに低いのです。 この相は、特に芸術や芸能の分野に向かうと大きく成功する可能性の高い相です。また、いわゆる家業の継承者としても、相応しく、より家業を発展させていくことができる相です。また、男性がこの相を持っている場合、そのどこかに女性的な部分を秘めているものです。金星丘底部は、親や親戚、先祖と関係の深い部分で、ここから出発する運命線は、それらの人達からの支援を得たり、七光りを得たりして、それが成功への要素としてあることは否めません。したがって、親子間で対立したりすると、途端に運勢は下降して行きます。結婚なども、身内からの紹介で結ばれた方が幸せを掴めるようです。生命線の中央付近の内側から、あまり弧を描かずに上昇する運命線の場合、特別な異性からの力添えを得て運命が好転する相で、配偶者や恋人の場合もありますが、時としてそれらに当たらない異性が運命の鍵を握っている場合もあります。愛情関係が失われると、幸運も一気に失われます。