先端が分岐している結婚線 結婚線の先端付近には、二つの意味合いがあります。 まず第一は、本人と縁を持つ特定の異性が、今現在、本人に対してどういう関わりを示しているか、が示されます。通常は、その特定の異性とは、配偶者か恋人ですが、そうでない場合もあります。結婚線の先端付近は、最も変化しやすい部分で、今現在の状態が表われるのは、ここが一番敏感だからです。そして、ここで云う「今現在」とは、その相手との過去(3,4日前~2週間前)や未来(1,2ヵ月後くらいまで)を含む形での現在なのです。その表われ方は、人によって違うので、何日前から何日後、とはっきり云うことはできません。とにかく、今現在を中心とした本人への関わり方が示されているのです。 さらに、もう一つ、結婚線の先端付近には、二人の遠い将来が示されているケースもあるのです。つまり、今現在の結婚線の形態がほとんど変化しなかった場合、それはこのまま二人の縁が進んで行った場合、最終的にどうなって行くかが暗示されてもいるからです。もちろん、この場合は、今現在の結婚線に大きな変化がなかった場合、を仮定しています。つまり、二人の交際過程は、結婚線の起点付近(手の側面部)を交際の始まった頃の状態とし、終点付近(先端付近)を最終的な二人の着地点、と捉えるのです。 これらの点から言って、(1)のように、結婚線の分岐線が上向いているのは、現在の相として観察した場合は、二人の間がしっくり行かなくなってきている証であり、特にセックス面での不調和が拡大していく傾向を物語る分岐の相です。或いは、今すぐには、ふさわしい相手は出現しない、というシグナルでもあります。こういう結婚線のまま結婚生活を開始した場合、最初は良くても、徐々に二人の間に亀裂が生じて、セックスレス的な生活に向かっていくか、すれ違い的生活へと迷い込んでいくか、どちらかと思われます。 (2) のように、結婚線の先端が小さく分かれているのは、現在の相として観察した場合、これまで順調に来ていた二人が、一時的に離れて暮らさなければならない場合と、セックスで十分なオーガズムを得られなくなってきている場合とが考えられます。その場合、徐々にセックスを行なう日にちが空いていきます。長期的な結婚生活として観察した場合は、熟年離婚など考えやすい形で、転勤族の方が愛情は継続します。 (3) のように、結婚線の分岐線が下向きになっているのは、現在の相として観察した場合、恋愛に疲れて、愛情がしだいに失われていく場合と、相手の体調・健康に支障が生じて、心配や不安が増大していく場合とがあります。長期的な結婚生活として観察した場合は、最初は愛情いっぱいで結ばれた二人でも、やがて、互いに傷つけ合って別れるケースと、健康だった相手が長期の病に倒れてしまうケースとがあります。
島型となっている結婚線 結婚線に島型が出現するのは、配偶者、または恋人との間に、何らかの問題が横たわっている形ですが、最初から結婚線が島型を作っているケースは少なく、いつの間にか気付いたら島が出来ていた、というケースが多いものです。結婚線の先端に出来ることもありますが、その多くは線の途中に出来るものです。何もなかった結婚線に、島型が出来かかっている時出会った相手は、本人を幸福にする相手とはなりません。 (1) のように、結婚線の中間付近に小さな島があるのは、入院、入獄、単身赴任、愛人問題などから、一時的に相手と別れて暮らさなければならないケースと、多少の家庭的トラブルがあっても、表面上はずっと仲の良い二人を世間に対して演じ続けているケースとがあります。 (2) のように、結婚線が途中から二股に分かれ、その結婚線に対して、掌内部から線が伸びてきて、結果的に袋型に近い形に見えるのは、最初は上手くいっていた二人が、徐々に合わない部分が目立って来て、どろどろした感情が複雑に入り混じって、トラブルの絶えない二人となって行きます。ただし、長期的には、いずれまた仲の良い二人に戻っていくのが特徴です。 (3) のように、結婚線が最初から大きな袋状の形を作り出すのは、元々性格の合わないもの同士が結びついてしまう形で、一緒にいること自体不自然な形で、かといって、完全に別れることも出来ない腐れ縁の二人として過し続けます。時として、第三者(多くは不倫相手)が二人の間に割って入ることで、最初は仲の良かった二人がおかしくなっていくケースもあります。 (4) のように、結婚線が途中から島型を形成し、やや下降する形で終わっているのは、何の問題もなく生活し続けてきた二人が、相手が体調を崩したり、持病を持つことになって後、二人の間にトラブルが多くなり、同時に二人の運勢そのものが下降して行きます。もう一つは、金銭的トラブルを抱える形で、その多くは借金問題です。愛情そのものも借金が膨らむことで、徐々に失われていきます。