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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


人は「病魔」に“どう向かい合うべきか”教えた


元「中日」の4番バッターで、「日ハム」の監督も務め、NHKのプロ野球解説でも知られた大島康徳氏が6月30日に亡くなっていたことが明らかになった。亡くなるちょっと前まで「病状報告」を続けていただけに、まだ「生きている」よう誰もが思っていたのではないだろうか。彼自身が「がん」に侵されていることは早くから知られていた。「余命」を告げられたのち、何年も“仕事を継続”されていたので、何となく治ったのではないか…という印象もないではなかった。最近は重い病気の方でも「病状報告」をされる方が多くなり、特別に珍しくはなくなったが、彼が発信しだしたときには、まだ珍しかった。しかも、そのあとでも精力的に仕事を続けていた。或る意味では、病気のことを“忘れる”かのように仕事を継続していた。きっと“野球”が大好きだったに違いない。多くの人にとっては、現役を遠のいてから“知られる”ようになった人物だが、私は20代の時から彼の活躍を知っていた。ハッキリ言って“華やかさ”は乏しい選手だったが、アスリートらしい純朴さを持った“技術の人”だった。特に“監督”とか“解説者”とかになって、努力して伸びていく後輩選手を見つめるまなざしは“我が子”を見るような優しさがあった。ホロスコープを見ると、トランジットの天王星が出生時の太陽に180度の位置に来た時、同時に土星が火星の出生時位置に0度で重なった時、彼は「余命」との闘いが始まった。そして今トランジットの海王星が出生時の太陽に150度位置に来た時、同時に天王星が出生時の火星に150度となった時、命運が尽きた。人によって、この惑星配置はさまざまであるので「すべての人がこうなる」という見本ではない。ただ多くの人たちにとって、最初の“病魔の発覚時”と“命運尽きる時”とは、何かしらの関連性があることが、私の研究では明らかになりつつある。特に、大島氏のように“病魔”としっかり向き合って生きた人の場合には、それが判然としやすい。彼は生前「自分は何の記録も持っていない」と言っていたらしい。実際には「本塁打王」も獲得しているし、「2000本安打」も達成している。彼自身にとっては“誇るべきもの”ではなかったのかもしれない。もしかすると「余命半年」が「余命4年以上」となって充実した闘病生活こそ、もっとも彼が誇るべきことかもしれないのだ。

 

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