BS12で渥美清主演のTVドラマ『泣いてたまるか』が放映されている。私の記憶が確かなら、この番組が放映されていたのは今から40年以上も前で、当然というべきか、今回の再放送もカラーではなく白黒作品だ。それにもかかわらず好評で、最初は試験的に放映したらしいが、現在は月曜の夜にレギュラー化しているようだ。なぜ、こんな大昔の白黒作品が好評なのか。もちろん『男はつらいよ』の“寅さん”役で大人気だった渥美清が主演している番組というのもある。けれども、このドラマでは「寅さん」のように“八方破れの人情男”を演じているわけではない。どちらかといえば“情緒性豊かな良識派”の人物を演じている。つまり、最初から“ドタバタ喜劇”を意図した作品ではなくて、ユーモラスだが“しっとり心温まる”作品を意図していたようだ。その違いもあってか、実は最初に放映されていた当時は、それほど視聴率が良くなかった作品群なのだ。実は、この後でTVドラマとしての『男はつらいよ』シリーズが企画され、大ヒットし、それが映画へと転じていく。渥美清といえば、その眉頭上のホクロ(イボ?)が特徴だが、それは人相学的に“兄弟によって幸運を得る相”なので、正に“さくらの兄”としての「寅さん」だったから大ヒットしたのだ。そういう条件を備えていないのが『泣いてたまるか』である。おそらく、今の視聴者たちは、ただ単に渥美清だから見ているのではない。そこに“古き良き日本”を感じているから見ているのだ。何か高度成長の“あの時代”を感じさせる様々なモチーフが“なつかしさ”と“やさしさ”を運んでくるのだ。そう、もしかしたら“今の日本”には、あのころには存在した“純朴なやさしさ”に欠けているのかもしれない。
「松本人志」「中居正広」「国分太一」……最近は次々と大物芸能人の“ハラスメント行為”が発覚し、芸能界から締め出されつつある。いずれも若い時から一世風靡した人たちだ。つまり、あまり苦 続きを読む
「バイきんぐ」の小峠英二氏(49歳)が一般女性との結婚を公表した。彼の結婚は、いろいろな意味で多くの男性に“勇気を与えるもの”だと、わたしは思う。まず、年齢、彼はもう“50”に手が 続きを読む
日米間の関税交渉が暗礁に乗り上げている。確か関税問題で“日米間”は一番最初に交渉を開始したのではなかったのか。それなのに、他の国々が“それなりの妥協点”で合意していく中で、日米間の 続きを読む
「ナイツ」の塙宣之氏が創価学会青年部が運営するYouTube動画「創価学会の日常ちゃんねる」に“密着同行”という形で出演したことが話題となっている。通常、有名人の多くは自らの“宗教 続きを読む
中国では昔から「子平」という考え方がある。これは「子平推命」とごっちゃにされがちだが、こちらの方は“思想”の方で「波起たず人生を歩む生き方」を表現する時の「子平」だ。波乱万丈の生き 続きを読む
海外に関する知識というのは、十年経つとガラッと変わる。われわれはどうしても昔、見聞きした知識で、その街を“理解したつもり”になりがちなものだ。たとえばバンクーバーという街がある。カ 続きを読む
最近、タレントのスザンヌ氏がいろいろなTV番組に出演して自らがオーナーとなっている老舗旅館「龍栄荘」の宣伝に努めている。プロ野球選手と離婚後、地元熊本に戻り、東京で暮らしたマンショ 続きを読む
最近は“性に関する事件”とか“ジェンダーの問題”だとか、いろいろとあるから、性に関連ある絵本というのが売れている……という報道も、そんなに不思議な気はしない。ただ、その中には発売か 続きを読む
実現するのかどうかハッキリしていないが、多分そうなって行くだろう「自民比例区から出馬」の話が持ち上がっている鈴木宗男氏の動向だ。現在は無所属だ。この人2023年までは「日本維新の会 続きを読む
女優・大竹しのぶ氏の長男・二千翔氏が結婚した悦びを、ラジオの中でしのぶ氏が語ったようだ。40歳の結婚で、今時としては特別遅いわけではないが、それでも母親としては「40歳くらいまでに 続きを読む