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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「愛のDV」は「死」まで止まらない


ここに“二つの事件”を並べることに、多少、戸惑いがあった。だが同じ日に起きた事件であるということは、或る種「同一の運命的な作用」が働いていたとも考えられる。それに、双方とも女性は「麻美」という名前だった。その一方は北海道の事件で、新冠町で同居している男女は共に酒に酔っていた。けれども、女性の方は自宅で飲んでいて、男性の方は外で飲んでいた。おそらく、このことが事件にとって重要だったのだ。41歳の男性は深夜1時過ぎに酔って自宅に戻った。そして、45歳の同居女性から激しくののしられた。男性もちょっとだけ反論したが、酔いつぶれ倒れ込むような感じで横になった。深夜1時過ぎまで帰宅を待っていた女性には“許せない姿”に映った。待ちくたびれ、酒をあおっていた。容疑者である麻美は、台所からガスバーナーを持ち出し、愛する人の頭部に向かって、その炎を向けた。最初は脅すつもりだったが「殺してやりたい」気持ちが頭をもたげた。こうして、45歳の麻美は41歳の内縁の男性を焼き殺してしまった。その少し後、東京の中野区の住宅街では、38歳のパティシエの女性が、元交際相手であった34歳のパティシエの男に自宅に侵入され、刃物でメッタ刺しに遭っていた。実は二人とも同じ師匠を持ち、そこで知り合っていた。38歳の「麻美」さんは、元の交際相手と2年半ほど付き合ったが、度重なるDVに耐え兼ね警察に相談、警察から男の方に「警告」が伝えられたが、その後も男のストーカー行為は続き、“傷害容疑”まで起こした。ただ、今年に入って男からのストーカー行為がなくなったため、一応、警察としての対応は4月に終了する形になっていた。けれども、男はあきらめてなどいなかったのだ。しかも、男の想いは“愛情”から“憎しみ”へと変化していた。彼は事件の前日、自らの店の方は閉店している。明らかに、麻美さんを殺して自分も死ぬことを決意していた。事件後すぐに自宅に戻り、7階から飛び降り自殺しているのだ。どちらの事件も、DVの“歯止めが利かなくなって”の結果である可能性が強い。最近は、警察に相談していたのに…というケースも多い。もし容疑者たちが、気持ちを切り替え、新たな出逢いを求めたなら「幸せの青い鳥」がやってきた可能性は十分にある。
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