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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「最新機器」は「太古の遺跡」発見に役立つ⁉


近年、メソアマリカにおいて相次いで発見されているのが“密林地帯の古代遺跡”だ。今から3000年前~1500年前くらいの時代における古代遺跡や遺構の発見だ。もっとも、その多くが密林地帯なので、実際に発掘して確認するところまで行くかどうかはわからない。相次ぐ発見に役立っているのは最近のスマホなどにも搭載されているLiDARと呼ばれる機器だ。どんな密林の上からでも、その内部に埋もれたままになっている遺跡や遺構を透視できる。埋もれたまま放置された“古い物の発見”に“最新機器”が大いに役立つ。人間の透視よりもはるかに正確で、素早く仕事をこなしていく。LiDARは“未来的なもの”よりも、何故か“大昔のもの”と相性が良い。メソアメリカはジャングル地帯であるから放っておくと、あっという間に密林に覆われてしまう。数十年経つだけで、もう“そこ”に遺構が存在していたこと自体がわからなくなり消滅していく。そういう個所が6000カ所くらいも見つかったというのだ。密林と共存していた古代民族は、ハッキリとした理由は不明のまま突然、その文明地域を放棄する。神話伝承の多いこの地域では、さまざまな理由が語られたりもするが、そのどれもが“怪しい部分”を持っている。マヤ文明にしろ、アステカ文明にしろ、オルメカ文明にしろ、中央アメリカの古代に関する研究はなかなか調査が進んでいない。なにしろ密林地帯が多く、遺跡の保存状態がそれほど良いとは言えないし、研究者に対する環境条件もそれほど“整っている”とは言い難い。実は現地に定住している日本人研究者も何人かいるのだが、エジプトなどの観光地化している古代文明地域とは比べ物にならないほど知名度が低い。古代マヤ人の子孫は現在でも少数居るが、現代文明に染まることを嫌い、彼らは頑ななまでに昔からの暮らし方を堅持しようとする。ただ王朝系の血統民族ではないので、古代王朝の流れをくむ“暮らし方”ではないし、王朝そのものに繋がる歴史的知識は乏しい。いつか、完全な形での古代遺跡でも発見されない限り、遺構はどんなに見つかっても「真実のマヤ文明」は埋もれたままなのだ。
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