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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「生きるための船」転覆109名死亡、116名不明


アフリカ東部に「ジブチ」という小さな国がある。そのジブチ沖をイエメン側に向かって進んでいた船が10月9日未明に転覆し、少なくとも109名が死亡し、116名以上が行方不明状態となっている。この船に載っていたのは、そのほとんどがソマリアとエチオピアからの“移民希望者たち”で、転覆原因の一つは過剰な人数が載り過ぎていたことによると思われる。近年、アフリカからの移民希望者が異様に増えている。特に多いのはソマリアとエチオピアで、この両国は共に干ばつと地域紛争が絶えず、深刻な食糧危機と若年層の就職難が続いている。日本からは遠いので、その辺のニュースはあまり報道されていないが、ソマリアでは15歳~34歳の非就業率が9割超とも言われ、干ばつも重なって食料が枯渇し、母国に留まっていたのでは生きていくのが難しい。だからとりあえず対岸「イエメン」に向かおうとする人が後を絶たない。したがって船は常に“ギュウギュウ詰め”の状態にある。エチオピアは国土が広いので、地域差が大きいが、それでも州によってはソマリアと変らぬ食糧危機にある。これはアフリカだけの問題ではないが、地球規模の気象変動が各国の食糧事情を変えている。したがって経済的に余裕のある国は“輸入で賄えば良い”のだが、経済的に脆弱な国や地域は、干ばつなどの被害から遁れる術がない。近年、アフリカでは経済的な地域差が大きくなっている。とりあえず他国に遁れる移民たちだが、その移民先に食料や就職先が“待っている”という保証はない。特に、言葉が通じない場合、働き口を見つけるのは容易ではない。これは、どこからどこに向かう移民でもそうであって、言葉の壁は“働き口”と密接に関わってくる。近年、欧州にもアフリカからの難民が押し寄せているが、必ずしも、欧州に着いたからといって“満足な暮し”が出来る保証はない。その結果、フランスとかイギリスとかでは移民と土着欧州人との間で“視えない障壁”が生まれつつある。日本は地域的に遠いのと、島国であり、言葉の壁もあって、アフリカからの難民や移民は少ない。島国は“孤立しやすい弱点”もあるが、とりあえず“食糧危機”や“エネルギー危機”が防げれば、各国と仲良く出来れば、生きるのに“優しい国”なのだ。
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