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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


いつからか「洋画」を日本人は視なくなった⁉


今年正月の映画の興行収入で「洋画」よりも「邦画」の方が好調であるらしい。そういう時代になったんだな、と妙に感心した。私が子供の頃は、日本映画の全盛期で、邦画の方が圧倒的に人気があった。ところが私が大人になるにつれて、日本映画の人気が低迷するようになる。一番の理由はTVの普及から“歌謡曲の全盛期”がやって来て「銀幕のスター」の人気に陰りが出て来て「TVのアイドル」が脚光を浴びるように切り替わっていったせいだと思う。それによって、映画は「洋画」「邦画」とも爆発的なヒットは出せなくなった。そういう中でハリウッド映画を牽引したのは“派手なアクション”や“CG撮影”による華やかなエンターテインメント映画になった。元々映画のような“大画面”は地味な作品よりも、派手な作品の方が見応えがある。長期的に振り返っても“大作”と呼ばれるような“金と時間をかけた作品”で見応えあるシーンの多い作品がヒットしやすい。例えば今年は「邦画」の方が好調だったと言っても、その中身を見ると「エヴァ」とか「コナン」とか、要するにアニメの“親子で楽しめる作品”がヒットしただけだ。「エヴァ」も「コナン」もTVの時から“親子”で観るような作品で、純粋な子供用アニメではない。洋画はというと「スパイダーマン」「コーダ愛のうた」「ハウス・オブ・グッチ」「クライ・マッチョ」「バイオハザード」「ゴーストバスター」などの作品が並ぶ。何となく“知っている名前”“聴いたことがあるタイトル”が多い。それも、そのはず例えばスパイダーマンは最初に登場してから既に60年というから驚く。ゴーダはフランス映画のハリウッド版で、クライ・マッチョはクリント・イーストウッドの監督・主演映画だ。ハウス・オブ・グッチは文字通り“グッチ家”に関する暴露本をレディ・ガガで映画化したもの、バイオハザードは“人気ゲーム”を映画化したもの、ゴーストバスターは80年代のSF作品の再現だ。つまり、完全なるオリジナルというか、目新しい作品は存在しないのだ。これでは日本人が足を運ばなくなったのも当然と言えるかもしれない。もう一つ、地味な作品は別だが、派手なハリウッド映画はいつからか“CGを使いすぎる”ようになってしまった。要するに画面を“加工しすぎる”ようになったのだ。だから、どんなに“恐怖の画面”が出て来ても“作りもの”という印象だけで感動出来ないのだ。これでは“心に残る作品”とはならない。その一方では、ハリウッドらしくない“地味な作品”も多くなった。これは私だけの感想かもしれないが、ハリウッド作品はあまり“地味で日常的な作品”を作ってほしくない。それはTVでやってほしい。或いはアメリカ以外の国でやってほしい。アメリカ人は繊細な感情を表現するのは元々うまくはない。ハリウッド作品はあくまでエンターテインメントに徹してほしいのだが、CGなどの加工に頼らず、スケールの大きさで日本人を魅了してほしいのだ。
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