4月, 2016年

瞬時の機転が運命を分ける

2016-04-17

熊本地震で南阿蘇村の学生アパートでは、同じアパート棟内の住人でも“救われた人”と“犠牲となった人”とがいる。“救われた人”の共通点は本能的に「隙間に潜りこんだ」人たちで、間一髪のところで“命拾い”して救助されている。“瞬時の判断”、或いは“瞬時の機転”が「生」を勝ち取ったのだ。「あきらめない」気持ちも大切で、必死に声を出したが届かず、救助隊から「生きている人がいたなら壁を叩いてください」という声が聞こえ、夢中で壁を叩いて救出された人もいる。これは“非常時における救出”だが、通常の人生における“危機の状態”でも基本は同様で、大声で“助けを求め続けて”いれば、必ず誰かが気付き“救出の手”を差し伸べてくれるものだ。自分の切迫した状況を“恥ずかしいこと”のように思ってひた隠しにするとか、簡単にあきらめ“投げ出してしまう”とか、自分だけでなんとかしようと“底なし沼でもがき続ける”とか、窮地からの“脱出法”を間違えて、人生の斜面を転がり落ちていくケースは多い。「運命」は確かに“理不尽”だが、それでも最後の最後には“神からの命綱”を用意し、決してあきらめることがなければ「奇跡」が待っていることを教えようとしている。

大地が吠えまくっている!

2016-04-16

熊本の地震が鳴りやまない。あまりにも“大きな揺れ”が頻発している。ただごとではない。かつて経験した「東日本大震災」を想起させる地球大地からの“叫び”なのか。九州に居住されている方は“眠れない夜”になったに違いない。人間は脆い。日頃、地球を制覇したように思っていても、いざ大自然の“怒り”や“呻き”にぶつかるとひとたまりもない。所詮は地球大地に“住まわせてもらっている”身なのだ。そのことを確かめるかのように、“忘れた頃”を見計らって巨大地震などの自然災害が起こる。阿蘇山などの“大噴火”に繋がらなければ良いのだが…。私の実姉も九州・大分に居るが“不安な一夜”となっていることだろう。私は『神占開運暦』の中で、地震は起こっても人的被害はそれほどでもない、と予言してしまった。「重要な建造物の崩壊に注意が必要」と書き、それは熊本城の一部崩壊で的中したが、肝心の“人的被害”を外しては的中とは言えない。学術的な地震予測でも、本当の意味での「確実な予測」は今のところ不可能だ。科学がどんなに進歩しても、結局のところ人類は「地球」という生命体の大地を借りて居住している。運命学上の「風水」は、その地球大地や大自然との“共存の仕方”を教えようとする“古代人の知恵”だが、もう少し根本的なところを“改編”しながら、新しい時代の“確かな共存の仕方”としての「風水」を考えるべき時期に来ているような気がする。

十年後「変貌」の魔術

2016-04-15

「運命」は解らない。熊本の地震のニュースをネットで追っていたら、奇妙な“ユーチューブ配信”を見つけてしまった。札幌出身の歌手・五ノ井ひかりが、女性タレント(?)番組の中で占いを行っていた。実は、私は彼女を何度か占ったことがある。と言ってもまだ子供の頃で中学生くらいの頃と確か高校終わりくらいの頃だ。当時は「アイドル歌手」を目指していた。大人になってからは東京へと出たので、母親を通じて「メール鑑定」をした記憶がある。記憶力の悪い私が何故覚えているかというと、彼女の母親に“占いを教えていた”からである。世の中というのは解らない。その彼女が「占いも出来るシンガー」という形でネット番組(?)で登場し、“ユーチューブ配信”されていた。実際に直接鑑定したときからは、もう十数年が経っていた。だから変貌していて当たり前なのだが、直感的には「占い師」として将来的に売れるかもしれない、という気がした。技術や知識はまだまだ“素人”だが、カリスマ的な或る種の“雰囲気”を持っている。元々勘は良いはずだから、技術さえ身に着けば「人気占い師」になっていく可能性は秘めている。正直、子供のころから「アイドル」の持つ輝きはなかったが、何かしらの分野で“自己表現”していく素質には溢れていた。十代半ばからの“女性の十年後”は本当に解らない。

偶然の「選択」と、必然からの「選択」

2016-04-14

私たちの日常は“偶然の選択”と“必然からの選択”のどちらかを採用し続けて今日に至っています。もちろん“偶然の選択”とは“意図的ではなく選び出されること”で、たまたまそうなったとか、そうせざるを得なかったような場面での選択です。入学でも、就職でも、恋愛でも、結婚でも、人生上のあらゆる場面で“偶然の選択”となる場合があります。たまたま“近かった”のでその学校を選んだ。たまたま一番先に“内定が来た”のでその会社に決めた。たまたま同じ“テーブルで隣り合わせた”ので会話し恋愛が始まった。たまたま失敗し“妊娠した”ので結婚を決めた…。このようなケースとは逆に、意図的にそれだけを求めて突き進むこともあります。“希望する仕事に就くため”この学校を選んだ。尊敬する“先輩を慕って”この会社に入社した。最高に“可愛かったので”必死で恋愛にこぎつけた。どうしても“この女性と結婚したかった”ので粘り強くプロポーズし続けた…。ところが人生には“必然からの選択”が許されない場合もあります。例えば自分が気に入っても、相手側の方が拒絶する場合です。結局、“偶然の選択”ばかりというわけにもいかず、“必然の選択”ばかりというわけにもいかないのが人生なのです。しかも、そのどちらを選択すれば「幸福」なのかは一概に言えません。最終的に「運命」は、その人にふさわしいものを“選択させている”のかもしれません。

北海道なのに「日本」から消えるリゾート

2016-04-13

北海道のリゾート地では今おかしな現象が起きている。外資に買収され「日本」でありながら、“外国の別荘地”のような状態に変わり始めているのだ。ニセコ町のニセコノーザンリゾートやヒルトンニセコビレッジ、上川管内のアルファリゾートトマム、余市郡のキロロリゾートなどがそうだ。昔は“ニセコ温泉”として道内からの旅行客で賑わったニセコ町は、今や完全にオーストラリア人などの別荘地帯となっていて、そのため27年度の地価公示は20%近くも値上がりし、住宅地としては日本一の上昇率となった。実際、ホテルの宿泊客も欧米人や富裕層アジア人ばかりで日本人の姿はめったに見掛けない。花園スキー場にあるレストランでは大型テレビが多数置かれているが日本語の映像はない。人気メニューだという“蟹ラーメン”は2300円だ。「ワールド・スキー・アワード」誌15年版では、三年連続リゾート部門で“世界1位”を獲得しているらしい。嬉しいような悲しいような「世界のニセコ」なのだ。道内最大規模のスキー場がある「星野リゾートトマム」は昨年末、中国企業に183億円で売却された。今後は中国の富裕層向けコンドミニアムや別荘の建設を進める。札幌市内のデパートでも訪日外国人向けに店内を改装したところが多く、なんとなく「日本」が消え始めている。そのうち、日本語の店内アナウンスが“無くなってしまう”日々がやってくるのかもしれない。

ドバイが一番ではなかった

2016-04-12

現在世界一の高層ビルと言えばドバイにある「ブルジュ・ハリファー」828mです。いかにも「ドバイ」という感じのロケット型のビルです。このビルが“1位の座”から近々転落するらしいのです。転落と言っても、同じビルオーナーが建設するビルで“ちょっとだけ高い”という程度のビルらしいのです。ところが、これらをはるかにしのぐのがサウジアラビアのジッダで建設中の超高層タワーで1000mを超えるとされています。原油価格の下落で経済に亀裂が入っている国で、大丈夫なのかと気になります。「世界一の高層ビル国」は意外にも中国です。どうしてかというと世界の“高層ビル・ベスト20位”までのうち、その半分を中国のビルが占めているからです。それも、ここ1~2年のうちに急速に増えたのです。ところで日本では「あべのハルカス」300mが133位で入っているのが最高です。う~ん、ちょっとさびしいかな。けれども旧約聖書「創世記」第11章には「バベルの塔」の物語が出てきます。人は“一つの言語でまとまって”神に挑戦しようと天空に届く建物を建てるのですが、神は快く思わず“崩壊させる”物語です。つまり神様は嫉妬深いので人類をまとまらせないように天空ビルを壊し、それぞれ何を話しているか、何を考えているか解らなくさせ、世界に人類を分散させたという物語です。“天空に届くビル”は、神の“破壊の対象”となるのです。

最低0度、最高28度の「日本」

2016-04-11

今日は「寒い日」なのか「暑い日」なのか、みなさんは知っていますか? それがなかなか「分かりづらい日」なのですよ。なぜなら最低気温が0度、最高気温が28度だからです。もっとも、これ北の端・稚内の最低気温と、南の端・波照間島の最高気温なんですけど…。稚内では雪が降る予定ですし、波照間島では曇り湿度86%で蒸し暑そう。「日本」って、意外と広いんです。そして、そこに暮らす人たちにも、当然「いろいろな人」がいるんです。だから心配はいりません。あなたよりも、もっともっと「可哀そうな人」とか「悩んでいる人」とか「苦しんでいる人」とか「寂しい人」とか「お金がない人」とか「嫌われている人」とか、とにかく「いろいろな人」がいて、いろいろな空を見ていて、いろいろな空気を吸っていて、いろいろな汗があって、いろいろな涙があって、いろいろな眠りがあるんです。そう気付くと“みんな頑張っているんだ”って、自然に思えてくるから不思議です。自分だけじゃないって考えられるから不思議です。結局「自分だけが…」って思うのは、ちょっと傲慢なのかも…。みんな悩んでいて、みんな苦しんでいて、みんな寂しくて……神様に“背中を温めてもらいたくて”子供のように時々“拗ねてみたり”するのです。

「マイペース」と「自分の世界」こそ“幸せの原水”

2016-04-10

誰でも自分にとって「丁度良いペース」の“生活リズム”というものがあります。仕事上の“サイクル”や“速度”である場合もあれば、人との“関わり方”である場合、新たなものに対する“吸収の仕方”である場合もあります。とにかく「自分なりのペース」で物事を進めるのが一番疲れないし、自然で無理がなく、ストレスが生じない基本であることは誰もが知っています。知ってはいるのですが、実際にはなかなか「マイペース」を貫けない状況も多いものです。そして自分なりのペースが乱されると、人は“不安”になるとか、“焦り”が生じるとか、“苛立ち”が強まるとかするものです。つまり、極力「マイペース」が許される環境にいることが心身の健康を保つ第一の秘訣です。また「自分の世界」と言えるような“趣味的な空間”を持つことが出来れば、そこが“個性の輝き”をもたらしてくれるとか、“癒し”を与えてくれるとか、“至福の時間”を授けてくれます。「自分の世界」は当然ながら“強要されたものでないこと”が条件で、“仕事分野”でも、“趣味世界”でも、“嗜好空間”でも、実際には何でも良いのです。この「マイペース」と「自分の世界」を得ることが出来れば、人は“幸せ”を実感して生きることが出来るものです。それらが失われてしまうと、他のどんな部分が満たされていようと、生活に“充実感”を得ることはできません。

誰が「33年間の冤罪」を償うのか

2016-04-09

アメリカで33年間服役していたキース・ハワード氏が「DNA鑑定」によって“無実だった”ことが判明し「有罪」取り消しとなって刑務所から解放された。59歳になっていた。つまり二十代半ばからの三十年以上を「見知らぬ住宅に侵入して男性をバールで殺害、その妻までレイプしたとする殺人犯」として獄中で過ごしたことになる。一番の決め手は、レイプされた妻に残された“噛み疵”とハワード氏の“歯型”が一致と専門家に指摘されたことだった。近年「DNA鑑定」の普及によって「冤罪」の“汚名”が覆されるケースが多くなっている。昔なら、そのまま「犯罪者」として獄中で過ごすとか、処刑になるとかした人が「無実」を晴らすことが出来るようになったのだ。それ自体は喜ぶべきことだが、ハワード氏のように獄中に繋がれていた「殺人者」としての期間は、決して戻らない。戻しようがない。この「過ち」は一体だれが荷うのか。だれが償ってあげられるのか。日本では「痴漢」の冤罪が時々問題になる。いったん、疑われたなら“無実を証明する”のは大変に難しい。本人だけでなく「家族」までもが窮地に立たされる。大昔の人気ドラマ「逃亡者」であれば、それを見る者は誰もが「彼は無実である」ことを知っている。だから“救いたい”と思う。けれども、もし目の前に「殺人者」が「本当はそうじゃないんだ」と助けを求めた時、あなたならどうする?

「気配」=「予兆」は、誰にでも起こる

2016-04-08

何かが起きてしまってから、多くの人は「そういえば…」と、漠然とした“その予兆”めいたものを思い起こすことが多い。“予兆”というほどのものでなくても、なんとなく“その気配”として感じ取っている“妙な出来事”とか“気になる様子”として記憶や印象をとどめている場合も多い。つまり、特別の「霊感」などなくても、人は誰でも潜在意識下の中で無意識に「その気配=予兆」を捉え、本能的に“迫ってくるもの”を感じているのだが、その多くが“不意”に、何の“脈絡”もなく、時として“場違いな”雰囲気の中で出現するので、ほとんどの人は“それ”に気付きながらも、そのまま“見過ごす”とか、不意に生まれた“幻想”“幻覚”に過ぎないのだ、と自分に言い聞かせ、その「場」を通り過ぎ去ろうとする。しかも、この手の「気配=予兆」は“一瞬”であることも特徴で、最初は“継続化しない”ので、余計その部分には執着しないのが普通なのだ。多くの人は「自分には霊感などない」と思っているが、ここに記してきたような感覚は“誰にでもある”ことで、決して特別な人にだけ起こるような現象ではない。つまり、われわれは太古から「気配=予兆」を把握する機能を備えているのだが、同時に“それ”を忘れるよう仕組まれている“矛盾した機能”も備わっているのかもしれない。

「円高」が日本を窮地に追い込む

2016-04-07

今年に入って急速にドル円相場が動いている。昨年半ばまでの「円安」基調から徐々に反転し、年明けからは明らかな「円高」方向へとかじを切った形だ。1ドル=125円だった昨年半ばから、現在は15円も「円高」の1ドル=110円前半にある。それでも訪日外国人の数が減らないのは奇妙な現象だが、輸出産業には「警戒信号」が鳴りっぱなしの状況なのだ。日本は基本的に輸出産業で成り立っている国であり「円高」は“国益”を減らし“不景気”を呼び込む最大の原因となる。しかも、この「円高」効果というのは、すぐに表れるのではなく実質的には半年以上先になって一般の人々には実感されるような性質を持っている。つまり今よりも半年先の方がもっともっと“景気が悪くなる”予報となるのが「円高」への急速な動きなのだ。実はさらに“ショッキングな予測”がある。一説に「ドル円相場」には“周期性”があり、それによるといったん「円高」にかじが切られたなら、今年9月頃までは「円高」が進行していく可能性が強く、そうすると1ドル=87円付近まで円高が進んでしまう可能性が指摘されている。そうすると昨年半ばに2万円だった日経平均株価は、なんと半額の1万円付近まで落ち込む可能性が強い。株価は景気の先行指標だから、とてつもなく「危険」な水域を指示していることになる。早急に「手」を打たなければ「日本」が沈む。

「平和」と「戦乱」の間

2016-04-06

「世界平和」という言葉が宙に浮き始めています。第二次世界大戦が終わって、一時的に全世界が「平和」に戻ったかのような印象を受けていたのは日本人だけだったのかもしれません。今や世界のさまざまな地域で“火種”が上がっていて、日本もいつそれらに“巻き込まれるか”わからない状況になってきました。特に北朝鮮は本気で“戦闘態勢”に入っているし、その標的は「韓国」と「アメリカ」ですが、その前に“仮想アメリカ”としての「日本」を加える可能性は大きいのです。人類の歴史は「平和」と「戦乱」の歴史ですが、その“どの時代”或いは“どの地域”に産まれるかによって、人間の「運命」は大きく変わったものとなります。憲法を変えようと変えまいと、もはや「戦争を知らない子供たち」で居られる保証は、無くなってしまったのです。そのことを象徴するかのような発言を大統領候補トランプ氏は続けています。もしも彼が大統領になったなら、間違いなく中国とロシアは大喜びするでしょう。世界各地で「戦乱」が勃発する可能性は高まります。世界経済も「混乱」に拍車がかかるでしょう。どんなに科学が進んでも、人の心は変わりません。世界のどこかで“平和を願う”人たちと、“戦場に赴く”人たちがいて、その両方が“幸せになりたい”と思っています。

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