7月, 2022年

涼で蘇った「野良猫の恩返し」は存在する⁉

2022-07-31
たまに日本でも40度を超えるような地域があるが、“暑さの本場”ともいうべき中東では連日の40度越えが日常茶飯事だ。もちろん、その暑さは人間ばかりではなく野生の動物たちにだって、容赦なく襲ってくる。そんな中で、サウジアラビアに住むラヤン・アルガマディ氏の投稿動画が共感を呼んでいる。この動画では明らかに野良猫とおぼしきネコが、アルガマディ氏が勤める電気店のガラスのドアに向かって、懇願するかのような鳴き声と立ち上がって引っ掻きを始めている様子から始まる。そこでドアの扉を開いてあげると何の躊躇もなく野良猫が電気店の中へと入って来るのだ。そうして大理石の冷たい床に大喜びのようすで寝転がる。ただ、それだけの動画なのだが、本来は野生のはずの野良猫が何の警戒心もなく部屋の中に入って嬉しそうに寝転ぶ様子がとても微笑ましい。猫は元々人になつきやすい動物で、私の知っている女性は元々自分の家で二匹の猫を飼っていたが、なぜか野良猫が玄関近くにやって来るようになり、仕方なく食事を与えているうち、最初一匹だったのが二匹となり、三匹となって、増えていって困った……という話をしていた。猫に限らず、本来は野生の動物に対して、やって来るごと食事を与えるのは良くない。野生として生きていくよりも、食事を与えてもらって生きる方が楽なので、どうしても“餌をねだる”ようになる。特にネコなどは“仲間を増やしやすい”ところがあるので、だんだん“猫屋敷”へと変化していく。通常の家庭で飼うネコとしては二匹までが限界で、それ以上になると徐々にネコが増えていって“猫屋敷化”してくるのが通例である。今回の動画のような“本当に苦しんでいるネコ一匹”だけを救った場合には「鶴の恩返し」ならぬ「猫の恩返し」があるもので、商売をやっている店の場合は必ず商売が繁盛するようになる。猫に限らず、動物は、人から受けた恩というものを必ず“何か”で返そうとする。そういう意味では人間よりも義理堅い。ただ、最初から“恩返し”を見込んで行った行為に対しては反応しないので、その点はお間違いなく……。

“儲からない”けど超売れる「レトロな自販機」

2022-07-30
私個人は家具やインテリアなどの“アンティーク風”なものは大好きだが、“アンティーク”そのものは好きではない。自販機の場合は“アンティーク”とは呼ばず“レトロ”と呼ばれるが、意味合いとしては似たようなものである。とにかく古くて“骨董品的価値”を持つ自販機が並んでいるテーマパークが神奈川の相模原市にある。実際には「中古タイヤ市場」の社長が、自らの敷地内に趣味的に始めた商売なのだが、最初は7台から始めた“レトロ自販機”がいつの間にか増えていき、今や105台にまでなっている。すべてがレトロな自販機で街中では見掛けることが出来ないようなシロモノばかりだ。けれども社長自身がきちんと配線など修理・補修して見事に蘇らせていく。だから寂れて使われなくなった自販機ばかりだが、ここではいずれも大活躍している。いつの間にか人々に知れ渡って、TVなどでも取り上げられることが多くなって、今や全国的に“知る人ぞ知る”レトロ自販機のテーマパークなのだ。わざわざ“この自販機”目当てに遠方からやって来る。だから夜中まで人が絶えることがない。それだけ“大人気”なのだから、さぞや儲かっているだろうと思いきや、社長曰く「ビックリするほど儲からない」なぜなのかと言えば、各種食材が高騰しているからだ。自販機と言っても、食品類のほとんどは社長自らが“買い出し”に行って調達してくる。だから、ラーメン300円、みそ汁100円、お茶漬け300円、きつねうどん300円、カレー500円で提供できるのだ。すべて“ギリギリの価格”で、これ以上値上げが続くと赤字になる。それでも、自販機の値段は極力上げない。一つには切りの良い値段にしないと、釣銭が足りなくなる。だから値上げできない。売れれば売れるほど、社長自身は忙しくなるが、赤字になっていく可能性も出て来ている。それでも、蘇った自販機たち(⁉)の“嬉しそうな顔”や、その自販機から食品を持って戻って来る“嬉しそうな子供達”を見ると、自販機用の食品作りに精を出さずにはいられない。儲けは“中古タイヤ”の方から出せばいい。そうやって、今後も「レトロ自販機のテーマパーク」は世界を魅了する。

宗教で「酒」を禁じると「密造酒」で次々死ぬ

2022-07-29
当然のことながら、どの宗教でも“人間を規制”する。それが“神仏に接近する”道だからだ。けれども、過剰な人間への規制は“さまざまな弊害”を生む。愚かな人間は、遊びたいし、楽をしたいし、欲望を満たしたい。いや、愚かな人間でなくても“普通の人間”はそうなのだ。つまり宗教的な規制は、人間から“楽しみを奪う”ことが多い。例えば「酒を禁じている」宗教は多い。インドのヒンズー教もそういう宗教の一つだ。したがって、おおっぴらには酒が飲めない。そうすると、どうするか。密造酒を作る。或いは密造酒を買う。ところが“安価な密造酒”を作るためには工夫が必要だ。そこで、メタノールを入れる。しかも工業用のメタノールを入れる。そうすることでアルコール濃度が高められ、安い金額で“酔いやすいお酒”がつくられる。こうして秘かに密造酒が横行する。そうするとどうなるか。人体に対するメタノールの量が多くなると、中毒症状が現れ、場合によっては死を招く。こうして、今月に入ってインド西部のグジャラート州では密造酒による死者が42人となった。現在も97人が入院中であり、予断を許さない。元々は“神様からの規制に反した”のだから、死を持って償うのは当然と言えば当然なのだが、なぜか釈然としない。イスラムでもヒンズーでもユダヤでもそうだが、どうしてあんなに“規制が多い”のか。宗教が人間を規制する場合、特別な理由はいらない。要するに理由はともあれ“ダメなものはダメ”という規制の仕方なのだ。それは、大人が幼い乳幼児に対して“ダメ”というのとさほど変わらない。それでも、人間がそれに従おうとするのは、その先に“願望が叶う”とか“幸福になれる”とか“天国に行ける”とか、何らかの保証があるからだ。もちろん、保証があると言っても、その保証はきわめて危ういものではある。それでも人は、それを信じる。信じたいような境遇にある人達が多いからだ。人は悲惨な境遇に置かれて、そこから脱出する手段のない人ほど“過酷な規制”を乗り越えてでも、神を信じ“神の掟”を信じ、救いの“綱”にすがろうとする。そして、その掟に少しでも背いたものは、密造酒によって“地獄”へと落ちるのだ。

結婚は「共存生活」小倉優子氏の「落し所」⁉

2022-07-28
2年半にわたって“すったもんだ”していた小倉優子氏が“正式離婚”を発表した。二度目の結婚生活は、一年余になって“夫の方が家を飛び出す”という形で妥協点はなく、妻側がさまざまな形で“復縁”を求めたが、結局「覆水盆に返らず」で離婚に至った。彼女のところだけではないが、結婚して二年を待たずに、どちらかが家を飛び出す形で別居に至った場合、よほどのことがなければ“復縁”はない。結婚というのは最終的に「共存生活」なので、双方の“妥協点”が存在していなければ長続きしない。逆な言い方をすると二年以上継続していた場合には、一時的に険悪な状態となったり、別居するような状況となっても、何とか妥協点を見出すことが出来れば、その後も継続していくことが可能なものである。大体、夫の方が“家を飛び出す”というのは、よほどのことがあったからである。夫は歯科医師で社会的信用の問題もある。それでも“飛び出さずに居られなかった”のは、それなりの“理由”が存在したからだ。しかも、彼はすぐに弁護士のところに駆け込み、離婚への方法を探った。このような状況を客観的にみれば、いかに妻側の方に「共存を妨げる理由」が存在していたかが察せられる。その後、夫側はマスコミ取材には沈黙で貫いている。一説には「タレント小倉優子」のイメージを傷つけたくないとの理由からだ。それでも2年半もの間、小倉氏は復縁を望み、離婚を否んだ。おそらく、今回、離婚が成立したのは何らかの点で“夫側が動いた”からではないか、と推察される。小倉氏の生年月日は五行の「水」が強く、今年(壬年)は「劫財運」で“離婚”など生じやすい運気の時だ。劫財運での離婚は、自らにとっては不利な条件となりやすい。それでも“離婚に応じざるを得なかった”のがほんとうのところではないだろうか。ただ“比肩・劫財”の強い干支配合は孤独な一面を持っているが、子供運には総じて恵まれる。子供が成長していくことで、自らも活き活き活躍して“生きがい”を見出していく。そういう意味では文字通り彼女にとって「子宝」という言葉は生きていて、子供が彼女の才能を呼び覚まし、財運を運んできてくれるのだ。

DAIGO姉が先陣「50代の結婚」が普通となる日

2022-07-27
近年、あらゆる部分で“人生の在り方”が変わりつつある。これまで“常識”とされていたことが通用しなくなり、逆に“ありえない”とされていたことが“標準的”なものへと移行していく。そういうことが、次々と生まれつつある。“時代が動く”時を跨いで生きていく者は、嫌でもその変容に立ち会わなければならない。もっとも、その一つ、一つを視れば、特別なこととは言えないのだが…。昨日、タレントのDAIGO氏が自らの姉の結婚を報告した。漫画家として知られる影木栄貴氏(50歳)が彼の実姉である。いまではDAIGO氏の方がはるかに知名度があるが、彼が“売れないロッカー”だった時には、この姉が弟を“自分の漫画”の中で売り込んでいたものだ。その実姉についてDAIGO氏は「自分の生きたいように生きてきた人」「人に合わせることが出来ない人」と評している。だから、結婚はしないもの、と思ってきたらしい。ところが、その姉である影木氏が知人の紹介で知り合った一つ年上の男性とめでたく結婚した。その彼女自身が自分のことを「自由でいたいくせに、一人っきりだと寂しくて死んでしまいそうになる」と表現している。世の中、そういう人は意外なほど多いものだ。特に日本人は、ほんとうの意味で「孤独に強い人」は少ない。元々が“農耕民族”なので“肌を寄せ合って生きる”方が性に合うのだ。ただ戦後の日本は、欧米に倣って“干渉しない生き方”を由としてきた。その結果、影木氏のような“人に合わせる”ということが苦手な人が多くなった。比較的早くから“単身”で生活し、そのままずっと“単身で生きていく”スタイルの人が多くなりつつある。特に大都会ではそうである。けれども、平均寿命が長くなり、自由ではあるが“寂しい人達”も多くなっている。正に影木氏自身が言うように「楽しい老後を目指しての結婚」を求める人が多くなる時代に入ったのではないだろうか。もしかすると、彼女らは“時代の先陣を切った”のかもしれず、今後20年とか30年とか経ったら「50代の結婚」が当たり前の時代がやって来るかも知れないのだ。

55万部売れた「ヘアヌード写真集」借金女優

2022-07-26
俗にいう“お騒がせ芸能人”の代表的存在だった女優・島田陽子氏(69歳)が逝った。「砂の器」や「犬神家の一族」などで人気の頂点に立ち、アメリカのTVドラマ「将軍」で“国際派女優”と呼ばれるようになったが、そのことが彼女自身のプライドや虚栄心を強めて、仕事関係者との間でトラブルが多くなった原因かもしれない。人は誰でも“プライド”や“虚栄心”を持っているが、それが時として“邪魔をする人生”もある。“プライド”や“虚栄心”というのは、適度に持っていると人生上でプラスとして作用するのだが、強すぎるとマイナスの作用が大きくなる。島田氏の場合、金銭面でのトラブルが多かったが、観相学上でいうと顔面で“鼻筋が細くて高い人”は、そういったトラブルに見舞われやすい。鼻筋の細い人は、虚栄のためにお金を使いやすい、という特徴を持っている。だから大金持ちには、鼻筋の細い人は一人もいない。より厳密にいうと、鼻柱全体が“痩せている感じのする鼻”というのがこれで、そういう感じではなく鼻筋が通っているなら問題はない。ただ、この人には先天的に“人気運”は持っていたようで、既に人気のピークからは転げ落ちていた1992年に「ヘアヌード写真集」を出した。当時さまざまな理由から“借金を抱えた女優・歌手たち”が、こぞってヘアヌード写真集を出した。彼女も、その中の一人だが、写真集は「国際派女優が脱いだ」ということで話題となり、結果的には55万部という異例の大ベストセラーとなった。通常、この種の写真集は高額となるのであまり売れないものなのだ。ましてや彼女の場合、特別“肉感的な女優”として売っていたわけではなく、年齢的にもピークを過ぎていた。もしかすると、いかにもプライドが高そうな女優が“金のため露わになった”というその部分が、多くの大衆の“ゲスな好奇心”を呼び寄せたのかもしれない。その結果として、彼女には予期せぬ大金が転がり込んだはずであった。ところが、どういうわけかその後も“金銭トラブル”は続いた。結局“痩せた鼻筋”には、お金が身に付かず、プライドと虚栄心だけが身に付いていたのかもしれない。

「個性派&高級&料亭型」おにぎり続々登場⁉

2022-07-25
高級居酒屋にでも行かないと出て来ないメニューが並んでいる。でも、もちろん、そんな場所ではない。ごくありきたりのコンビニなのだ。しかも、コンビニの中の「おにぎりコーナー⁉」なのだ。ところが、そういう“高級おにぎり”が大ヒット中であるという。それほど頻繁にコンビニに行く方ではないが、確かに最近のコンビニの「おにぎりコーナー⁉」は変わった。次々と見慣れない“おにぎり”が置かれている。というか、そのパッケージが派手になった。中には実際に購入して食べてみてガッカリする場合も多い。あふれんばかりの“いくら”の写真につられて購入し、いざ実食して愕然とするケースさえある。パッケージだけ立派で実際はノリさえ巻かれていない“おにぎり”に「詐欺じゃないか」と思う。けれども、よくよく考えてみれば、180円とか200円とかで“高級なおにぎり”を期待する方がムリだ。ところが、ここに来て次々と出て来た新商品はホンモノに近い。「帆立うにソース仕立て」「いわて牛の牛すき煮」「のどぐろたれ焼」「熟成さば」「黒毛和牛しぐれ煮」「炙り辛子明太子」「魅惑のイタリアン」「松坂牛すき焼き」「ほたてバター醤油」「豚角煮」……これらすべてが“おにぎり”の名称なのだ。各コンビニ店で実際に商品として並んでいる“おにぎり”の名称なのだ。そして、それらの名称に恥じない商品とするために、価格も徐々に値上がりしている。1個300円以上する“おにぎり”が既に出現している。まあ、しかし、高価なものはボリュームもあるようなので、2個買えば1食分になると思えば、安いものではないか。ただ「魅惑のイタリアン」とかって、よく恥ずかしげもなく“そういう名称”をつけられるものだ。「のり弁にぎりました」とか「ベーコンたまごにぎりました」とか「お子様ランチにぎりました」とかのシリーズは、具を中に入れる形式ではなく、外側の方から“巻いている形式”なのが特徴らしい。それなら、わざわざおにぎりにしなくてもと思うが、高級おにぎりは“視えること”がヒットの重要な要素らしい。確かに“いくらのおにぎり”は写真だけが美しかった。ただ視ていないけど「豚骨ラーメンにぎりました」って、どうやって握れるのか、これは実際に視てみないと……。

最終的には“自己責任”「投資」も「運命」も…

2022-07-24
芸人タレントTKO木本武宏氏が“投資騒動”の道義的責任を取る形で22日に所属していた「松竹芸能」を退社する旨が公表された。一連の騒動については、近日中に本人が記者会見を開くということで、その席上で詳細が明かされるものと思われる。これまでの報道を総合すると、木本氏本人と、もう一人の“投資仲間”の二人が、周囲の人々から“委託を受ける形”で、ビットコインなどの仮想通貨やFX為替取引などを運用、その運用に失敗して「委託されていた金銭を失った」というのが、どうやら真相らしい。どちらかというと、主として木本氏の方が“仲間集め”、もう一人の方が“実質的運用”を行っていたように推測される。或る意味では、信託銀行が委託されたお金で仮想通貨取引を行っていたようなもので、その営業マン的な役割を木本氏が果たしていたのではないか、と私には窺われる。したがって、もし木本氏が“強引に口説き落とす”ような形をとったのなら別だが、そうでなければ、木本氏を信用して「お金を預けた」芸能人や番組スタッフは、それが“投資”であることを最初から解かったうえで、お金を預けていたはずで、そのまま“持ち逃げした形”でない以上は、警察事件としては成り立ちにくい。但し最初は“投資”がそこそこ上手くいって、委託していた人達も“運用する二人”を信用していたが、ビットコインなどの急落がニュースで流れたりすると、だんだん心配になってくる。そこで木本氏の方に「大丈夫⁉」という問い合わせが行く。彼自身も不安になって、もう一人の相手に訊くと「もっと運用資金を増やさないと危ない」という返答が返ってくる。そうなると、周囲の人たちを“手当たり次第に誘う”方式へと切り替えざるを得なくなる。つまり、最初の頃は、純粋に「一緒に儲けよう‼」という感じの勧誘だったのが、だんだん「絶対増やすから信用して…」という“ヤバイ誘い方”に変わっていくことになる。そして、とうとう“信用取引”で大損をしてギブアップしてしまった……というのが、真相ではないだろうか。仮想通貨の場合、いくら「急落して、お金を失いました」と言っても、その以前の“儲かっていた時期の税金”は支払わなければならない。そのこと自体を知らない人が多すぎる。というか「投資」を誰かに委託するのは良くない。そういう点では「運命」も同じだが、未来のすべてを占い師の言葉に託すのは危険だ。「占い」はあくまでも「気象予報」た「羅針盤」と同じで、それ等の知識を基として実際に“どう活用していくか”は、本人の選択や決断に掛かっているのだ。

「英語不要」の「Google」CMに出演の綾部氏

2022-07-23
「世界的大企業のCMに出演する」というのは、芸能人となった人々にしてみれば、一つの“夢”と言えるだろう。その夢をピース・綾部祐二氏は掴んだのだ。有頂天となるのは無理もない。何しろ2017年、それまで多数のTVレギュラーを持っていたのに、すべてを棄ててアメリカへと渡ったのだ。しかも、ほとんど英語を話せない状態で「アメリカンドリーム」に挑戦したのだ。それから早くも5年経った。数日前に飛び込んできたのは、その綾部氏が既にアメリカで日本人の“英語教師の女性”と結婚していた…というニュースだった。どおりで生活には困らない様子で、英語もほとんど上達しないまま“快適な暮らし”を謳歌している。それだけでも、多くの人たちにとっては“夢の実現”に映っていたに違いない。けれども、彼は決して遊び暮らしていたわけではない。彼なりの計画を立て“努力&作戦”を実行している。そういう中で、今回の大きなチャンスをつかんだと言える。何しろ出演するCM企業は“世界のGoogle”だ。よく世界的な企業が用いる“さまざまな人種&民族”に使用されている“コレ”という感じの映像で、綾部氏の場合はその“アジア人枠”の中で登場する。半年ほど前にリモートでのオーディションがあり、それにみごと「合格」して、GoogleスマホのCMで映像が流れる。言葉などいらず、ただ単にベッド上でスマホを愉しんでいるような笑顔の男性……という設定だ。これなら未だ英語がほとんど話せない彼でも“全世界に流れる”ことが出来る。初めての“大きな仕事”だが、チャンスというのは何から始まっていくかはわからない。もしかしたら、こういうことがきっかけとなって“映画出演の依頼”が来るかもしれないし、他のCMでも使いたい企業が出て来るかもしれない。すべてを棄てて「アメリカンドリーム」を目指した彼を“無謀”と侮ることは簡単だが、人は誰でも「0」からスタートする。その方が“余計な垢”が身に付いていなくて好い。仮に、そうやって“失敗”をしたとしても、元々が“夢”なのだから「まぼろし」だったと諦められる。しかも「夢」に金は掛からず、それが“生きがい”と“充実した日々”を与えてくれる。途中で投げ出したり、逃げ出したりしない限り、その「夢」は微笑みながら、いつまでも待っていてくれるのだ。

「海外展開」「再婚」もある昭恵夫人の今後⁉

2022-07-22
“神が仕組んだ”人生は何が起こるかわからない。ドラマのような人生を歩む人もいれば“堅実で平凡だが間違いのない”人生を歩む人もいる。果たして、凶弾に倒れた安倍元首相夫人である安倍昭恵氏は、今後どういう人生を歩みだすだろうか。もちろん、予期せぬ形で夫が急死したばかりで「国葬」も待っているので、それが済むまでは自らの“今後の人生”に足を踏み出すことは出来ないだろう。けれども、遠からず、その日はやって来る。女性週刊誌に今後の安倍昭恵氏の“方向性”について、いくつかの可能性が示されていた。その一つとしては住居の移動である。現在の1140㎡もある広大な土地・住居は“安倍家の所有”であるが、昭恵氏の所有ではない。子どものいない彼女にとって、自分の所有ではない土地家屋に居住することは、もしかすると苦痛かもしれない。彼女が所有しているのは「居酒屋UZU」の看板だ。夫が亡くなった時にも、店を閉めなかったのは、いかに彼女がそこを“自らの居場所”と感じているかを表している。したがって、今後は“そこ”に近い場所に“自分の住居”を求めるかもしれない。もう、広い屋敷は必要ではないのだ。もっとも、仮に“そこ”に拠点を置いたとしても、“そこ”が“終の棲家”となるかと言えば、そうとも限らない。それは彼女が「居酒屋UZU」の“海外進出”もっと言えば“世界展開”を考えている可能性があるからだ。世界を「ファーストレディ」として廻った夫人が、それぞれの地域に“日本の居酒屋UZU”を拡散していく。そして“世界の居酒屋オーナー”となって、トランプ前大統領やプーチン現大統領を顧客とする。素晴らしいアイディアはないか。そうして、その過程で世界的な実業家の“誰か”と出逢って、その地で再婚をする。そう、再婚だってして良いのだ。その見本としてはジャクリーヌ・オナシスがいるではないか。かつてジャクリーヌ・ケネディとして世界から注目されていた彼女は、夫が凶弾に倒れたのち、ギリシャの大富豪だったオナシスの夫人となったのだった。もっとも、それによって彼女はアメリカ国民を敵に回すことななったのだが……それでも最後まで“自らの人生”を生き切ったのだった。

「全員女性」の中から択ばれるに相応しい作品

2022-07-21
今回の「芥川賞・直木賞」は、共に女性であった。直木賞の方は窪美澄氏(56歳)の「夜に星を放つ」という作品に、芥川賞の方は高瀬隼子氏(34歳)の「おいしいごはんが食べられますように」という作品に与えられた。近年、小説本が売れないせいもあって、男性作家が少なくなった。おそらく本業として小説に取り組んでも、得られる報酬が少なくなっていることで、男性たちが“作家を目指しにくくなった”せいではないか、と私には思われる。同じ“描く世界”を択ぶなら、漫画家とか、漫画原作とか、そういう分野の方が“世界的な購読者”を得られて、莫大な収入にもつながる。日本語はまだまだ“小説としての翻訳”はハードルが高い。だから最初から英語圏で作家活動をする人が出てきたりする。そういった背景を背負っているので、今回の芥川賞の候補者たちは全員、女性だった。もしかしたら、今回はたまたまそうなっただけかもしれないが、近年、若手の男性作家が少なくなっていることは間違いがない。その“全員女性”の中から択ばれたのは「おいしいごはんが食べられますように」という何となく“ほのぼの系”を連想させるタイトルだが、どうも実際の内容は違っているようで、読後感想として並んでいるのは、職場における“微妙な対人関係”というか、“本音と建前の世界”というか、多くの人が何となく感じながらも“あえて踏み込まない”領域を扱った作品のようである。芥川賞というのは、元々“未開拓の文学領域”に挑む作品を評価する文学賞であるから、そういう点では“いかにも現代的な視点”で、しかも男性には“書きにくい表現方法”を使って書いている点で、もっとも受賞にふさわしい。近年の会社組織は「ハラスメント」ということを必要以上に重視する。私は、もう何十年も前に“会社組織”というものから離れているので、そういう意味では“ハラスメントなどと言う拘束”がなかった時代に勤めていた。正直、いまだったら私はとても勤まらない。ただ現代の“そういう在り方”が組織社会として正しいのかというと、大いに疑問はある。けれども、現代の若い方達は“そういう中”で生きていかなければならないのだから、そういう人達にとって「どう生きていけば良いのか」考えさせる“一つの指針”にはなりそうな気がする。

“コロナ”が消えれば「ミャクミャク」は成功⁉

2022-07-20
何となく中途半端な気もするが「大阪関西万博」開催1000日前ということで、昨日、公式キャラクター「ミャクミャク」が“お披露目”となった。万博用の“ゆるキャラ”は眼玉が五つもある“お化けキャラ系”のようだが「脈々」→「ミャクミャク」のようで、いかにも関西系らしいジョークの利いたキャラクターが誕生したようだ。そういえば前回1971年の「大阪万博」では岡本太郎氏の“太陽の塔”が世界中の注目を集めた。日本に“勢い”があったときの開催で、大阪万博によって“缶コーヒー”や“回転ずし”が一気に広まったとも言われる。何しろ77の国が参加し、6400万人もの人が押し寄せたんだから、文字通り当時としては大成功と言えるだろう。あの時に比べると、2025年開催予定の今回は、現段階ではまだどれくらいの国が参加してくれるか判然としていない。少なくとも現状50か国に届かず(⁉)何か“大きな目玉”となるものでもないと、参加国を大幅には増やせないのかもしれない。何しろ今の日本は、こういうものに対して“大きな予算”を組めない。だから、どうしても“しょぼい感じ”のものになる。華やかさとか、派手さ、豪華さという点で、いま一つ“みみっちく”せざるを得ない、というのが現状のようだ。ただ東京に比べて大阪というのは“お祭りごと”や“派手なこと”が好きな地域性を持っているので、そういう意味では盛り上がりそうな気はする。問題は「コロナが収束しているかどうか」だ。もし、コロナなどの感染症問題が無くなっていれば、大阪自体の見物客も含めて外国人観光客が一気に押し寄せそうな雰囲気はある。それから円安がもう少し進んで「日本は何でも安い」ということが伝われば「日本」の観光宣伝用として大いに役立つと言えそうだ。今度は“缶コーヒー”や“回転ずし”とは異なる、新たな日本の技術・商品が世界に普及するきっかけを作れるだろう。世界戦略の場として、オリンピックなどよりよほど経済効果が期待できそうだ。日本には優秀な技術や製品を持っていながら、販売・営業の世界展開が出来ていないため埋もれている企業が多い。地元の利を生かして、そういう企業のアピールの場として活用できないものだろうか。本当はカジノ付きホテルも沢山できれば、そういう意味でも外資を稼げれば、より経済効果の大きい万博となると思うのだが……。 « Older Entries