6月, 2023年

2023年7月の運勢

2023-06-30

「注意書き」が“逆効果”だった清掃員の失敗⁉

2023-06-29
わたしは最初、それが起こったのは日本だとばかり思っていた。まさかアメリカで“そういう出来事”が発生するとは考え難かったからだ。けれども、それはアメリカで起こった。それを知って、何となくホッとしたというか、アメリカ人にも初歩的な勘違いや「親切心が仇になる行為」をする人物がいることで、妙な安堵を覚えた。レンセラー工科大学の化学生物学研究センターがその舞台だ。ここにはK・V・ラクシュミ教授による研究資料が保管されている。研究資料は特殊な装置の中に保存されていて、常にマイナス80度が保たれるようになっている。この温度から大きく外れると保存資料は破壊される。したがってマイナス78度やマイナス82度になると、そのことを知らせるビープ音のアラームが鳴る仕組みになっている。その出来事が起こった3日前に警告音としてのアラームが鳴った。そこで教授が調べると、気温そのものには問題がなく、ビープ音のアラームが故障していることに気付いた。すぐ修理させようとしたのだが、担当者は忙しく、一週間後でないと修理に来られない、とのことだった。そこでその間に万一のことがあってはいけないので「注意書」を貼ることにした。そこには<修理中のためビープ音が鳴っています。移動させたりプラグを抜いたりしないでください。このエリアの清掃は必要ありません>と書かれていた。仮に、もし誰かが入って来てビープ音を聴いたとしても、これを読めば大丈夫だと思ったのだろう。仮に清掃員が入って来たとしても、このエリアは必要ありません、と記すことを忘れなかったので万全かに思えた。ところが、契約を結んでいる清掃会社のスタッフは、いつも通りに入って来て、貼り紙を観たが読むことなどはなく、清掃に掛かった。そうしているうちにビープ音に気付いた。これはただごとではない。もしかして、自分がないかをどけたりして音が鳴り出したのか。いや、電源に問題があるのか。あちこち触ってみたが変化はなかった。そこで、そのまま出て行ってしまった。ところが実際には重要なブレーカーを切っていたらしく、温度はマイナス32度まで下がってしまった。当然、そこにあったすべての研究資料は破損された。「注意書」は役に立たなかった。いや正確に言えば「注意書」が眼に入ったから、早くアラームを止めるようにしなければ……と清掃員は焦ったのだ。何も記していなければ、むやみに触ったりしなかったかもしれない。大学側は清掃会社に対して賠償責任を提訴する予定だが、当の清掃員にはまったく反省の色はないという。

AIに予測できない「一寸先は闇」なのが人生⁉

2023-06-28
最近のAIやロボットの進化には驚くばかりだ。それはそうなのだが、にもかかわらず、こと“人間の運命”というか“人生上の未来”というか、そういうものに対しての予測はなかなかに難しい。やがて何十年も経てば、正確に予測してくれるようになっていくだろうか。わたしには大いに疑問だ。なぜかというと、人間は当然のことながらロボットではない。だから、ときどき予測しがたい行動をとるからだ。普通であれば、絶対に“そこに居るはずのない人”がいたりするからだ。タイタニック号海底ツアーに関しては先日、その“行方不明”が報道されてすぐ書いた。その時点で直感的に「助からない」と感じたので<ミイラ取りがミイラに…>というタイトルで書いた。ただ、その時点では“生存の可能性が3日間”くらいあったので、生きて居てほしいけれども…という風にぼかして書いた。ちなみに、私はときどきそういう風にぼかして書く。それは生きているうちに“断定するような書き方”は不謹慎だからだ。だからといって、感じているのに何も書かないのもおかしい。とにかく、その時の文章にもパキスタンの富豪とその息子の2人も乗船していると記した。昨日、その夫人のインタビュー記事が出ていて、それによると本来は“夫妻で乗り込む予定”であったらしい。タイタンへの乗船予約は、実際には相当前に行ったもので、その当時はまだ息子さんが子供だったので“夫妻で乗船する”ことにしたのだという。ところがコロナ禍などあって、しばしば予定は延期され、やっと今年になって実現の運びになったという。そうしたところ、息子さんが大きくなって「自分が乗りたい」と強く希望したのだという。そこで彼女は自分の座席を彼に譲ったというわけだ。こういうケースはよくある。それこそ本家タイタニック号の時にも、そういう形で“命拾い”をした人たちが何名かいる。ときどき起こる航空機の事故などでも、そういったケースが多い。何かの急用が出来て急きょキャンセルしなければならなくなった、などのケースだ。或いは逆に、本来は乗れなかったのに急きょ座席を確保でき乗り込むことになった…などのケースだ。AIなどの予測は、こういう“不可抗力の変化”や“予期せぬ事情”を感知できない。だから、どんなに可能性は追及できても、最終的な「未来」と符合しているかは疑問なのだ。運命学による予測は、その観方が正しければの話だが、そういう“予期せぬ事情”も加味した形で示されている場合が多い。

「連絡を取り合わない」ことがニュースの時代

2023-06-27
昨年9月に若手起業家と突然の結婚報告をして世間を驚かせたテレビ朝日の弘中綾子氏の発言がネットニュースとして掲載されていた。その発言とは番組の中で、結婚している夫との間で一日中「ほとんど連絡を取り合わない」と述べたことだ。昨年結婚して、今年5月には“妊娠した”ことも公表した弘中氏だが、夫とは互いに「ほとんど連絡を取り合うことはない」と言い切った。どちらも忙しく、一般のサラリーマンのように定刻で帰れる仕事ではない。とくに夫の方は上場を果たしたばかりの企業を率いる身で“家庭的な夫”にはなかなかなれない。そのせいもあってか「必ず帰って来るから」と気にしていない。お互いにマイペースなので、それを尊重し合おうということらしい。ただ、それだけの内容なのだが、これがネットニュースとして取り上げられた。昔であれば(例えば昭和50年代であれば)それは“普通のこと”であった。結婚している夫婦が、仕事時間中に連絡を取り合うとか、仕事時間中でなくても、昼休みや帰宅時などに特別な問題などなくても連絡を取り合うとか、昔は有り得なかった。少なくとも、連絡を取り合わないことが“普通”であった。なぜなら、文字通り弘中氏が言った如くに「必ず帰って来るから」だった。本来、自宅とはそういうものだし、そのための結婚だった。その結果、一緒に暮らしだした時点で、その後はひんぱんには連絡を取り合わなくなる、のが普通だった。そのような暮らし方を変えたのは「携帯電話」というものが出て来たからだった。それによって、家族とか、恋人同士とか、友人とかは、特別な用事がなくても、何となく連絡し合う、ということが普通になった。少なくとも、そういうカップルが圧倒的に多い。けれども、それは或る意味で“束縛し合うこと”につながり、ほんとうの意味での“信頼”や“自由”を奪っているような部分もある。たとえば、むかし人と待ち合わせをすると、なかなか相手がやって来ないと、どうしたのだろう、と心配になった。心配にはなったが、どこかで何か事情があって遅れているのだろう、と打ち消した。つまり相手を信頼して、自由を尊重していた。現代は“連絡を取り合う”ことによって、信頼や自由よりも“合理的なつながり”を重視する。だから、いったん、その“つながり”が途絶えた時、もはや信頼や自由のカケラもなくて、その関係性が崩れていってしまうような脆弱さが感じられる。携帯電話は“信頼”という絆を奪ったのだ。

売り出される「神社」「寺院」を買う外国人

2023-06-26
「宗教法人」に当たる神社や寺院が売りに出される。休眠状態の神社や寺院の場合、実質的な現在の所有者とそれを購入しようとする人物との間で“話が成立”すれば、それに関しては誰もストップをかけられない。仮に外国人が購入者であっても、印鑑証明さえ取れれば“売買は成立”して、その後どのように扱おうと、どこからも罪には問えない。したがって“宗教ブローカー”と呼ばれる人たちが、実際にネット上で神社・寺院を売り出すサイトを立ち上げても、何ら法律的には問題がない。実際にそういうサイトはあって「売ります」「買います」の双方から依頼が絶えない。もちろん、その購入者の中には外国人もいる。何しろ、日本の不動産は欧米や中国の外国人富裕層からすれば“お安い”のだ。休眠状態にある神社や寺院の売買を、円安の加速が“より魅力的”にしている。一方、売る側からしても、休眠状態にあるということは、その神社や寺院の本来の持ち主は“既にこの世を去っている”ケースが多い。相続によって一応の所有者となっている人物も多い。そういう人からしてみれば、売れてくれるのなら、それが外国人であろうと何も言うことはない。こうして2000万円程度から数億円程度までの取引が次々と成立している。購入されやすいのは、種々の義務を持たない「単立」と呼ばれる“大きな宗派”に属していない宗教法人だ。大きな宗派に属している場合には、いろいろと制約があって購入後も面倒なのだ。それに引き換え「単立」の場合は、仮にその後になって数千万の“お賽銭”が入ったとしても収支報告の義務がない。そういう“税金の抜け穴”的な要素もあって購入する人もいるらしいが、現在ではなかなか取得が難しい「宗教法人」という肩書欲しさに購入する人もいるらしい。必ずしも、外国人が購入したから粗末に扱われるということではない。むしろ単純な土地取得目的で“神社”や“寺院”は付け足しと捉える事業家の方がぞんざいに扱う例もある。外国人でも、日本文化に興味を持っている方が取得した場合、その神社や寺院を見事修復して美しく変身させ、生まれ変わったカタチでその地域に貢献していくケースもある。したがって、単純に外国人が購入するから「日本文化が失われていく」とは言えない時代に入ったような気がするのだ。

最初「ドッキリ」疑った主演作品で生れ変り⁉

2023-06-25
芸能人の中には誰もが「なんとなく知っている」というタイプの人がいる。この人なども、そういうタイプの典型といえる。タレントの磯山さやか氏だ。一般的にはグラビアタレントのイメージが強い。ただバラエティー番組で見掛けることも多い。ほんとうは何がメインの人なのか、よく解からない。それでいながら記憶に残っているのはどこかに“タレントっぽい部分”を持っているからだろう。そういう彼女もいつの間にか39歳になっていた。そして今回、18年ぶり主演女優という形で舞台挨拶をした。「愛のこむらがえり」という作品で映画制作に奔走する男女が描かれ、そのヒロインの役柄だ。久しぶりの映画出演、それも主役としてのオファーに最初は「ドッキリに違いない」と思ったそうだ。そうではないと解っても「主役なんて自分には無理」と断ったそうだ。確かに、普通に考えれば「主演女優として……」は、どうかなと誰もが思う。ところが監督はあきらめず、長文の手紙で彼女を口説き落としたらしい。何となく古典的だが、この映画作品には合っていそうな気もする。実は、わたしも彼女をホロスコープを作って、今回の作品はタイミング的には最高だったと思う。なぜなら、トランジットで通過していく星々が出生時地点での主要な星々にアスペクトしている。たとえば冥王星は冥王星の90度地点にあり、海王星も海王星の90度地点にある。土星は土星の120度地点にあり、木星は木星の150度地点にある。つまりは、どの惑星も、出生時の惑星本来の位置に何らかのシグナルを送っている。こういう時期は人生で一度か二度しかない。占星学的には、それだけ重要な時期にある。しかも彼女は出生時点で太陽が冥王星と0度一体化している。こういう人は生きながらにして「生れ変り」を体験する。多くの場合、前半生とは全く異なった予期せぬ分野での後半生を歩み始める。つまり、彼女が今回「主演女優」として“新たな顔”を見せたことは、今後そういう方向に生まれ変っていく予兆の可能性が強い。「バカ殿様」で“ちょい役”レギュラーだったグラビアタレントは、いつの間にか成熟した女優としての“新たなる道”を歩み始めようとしている。

「人は二度死ぬ」を避けたかった妻の想い出

2023-06-24
ときどき「この人が…」と思うような人が自殺する。そういう人物の一人が2022年5月11日に亡くなられた芸人の上島竜兵氏であった。「押すなよ」「押すなよ」といいながら熱湯風呂に入るとか、熱いおでんを食べるとか、「くるりんぱ」で帽子を被るとか、喧嘩の途中からキスするとか……いかにも昭和の芸人らしい“くだらない面白さ”を持っていた。晩年は精神的に不安定だったというが、特別、何かがあっての自殺ということではないらしい。家族として、妻として、もっとも身近に居ながら、その苦しみに気付けなかった妻の光氏が『竜ちゃんのばかやろう』というエッセイを書き上げた。憔悴した気分の中で原稿を書いていくのは辛かったと思うが、それをさせた原動力は上島竜兵氏であったかもしれない。なぜなら彼は常々「人は二度死ぬ」と周りに言っていたからだ。昔の“007の映画”にそういうタイトルがあったような気もするが、そうではない。彼の言う“二度死ぬ”は一度目が本当の死、そして二度目が誰からも“忘れられてしまった”ことによる死。それが“二度目の死”だというのだ。確かに、彼は“忘れられがち”ではあったが、何かの時には必ず“想い出す芸や場面”を人々に遺した。そういう意味では多くの人たちのように本当の意味での“二度目の死”は存在しない人物であった。世の中には、それこそ“二度目の死”がすぐに来てしまう人たちが山ほど居る。そういう人たちに比べれば、もしかするとジェームズボンド以上に“甦る人物”かもしれなかった。そうはいっても、妻の光氏からしてみれば、絶対に“二度死ぬ”ようにはさせたくないに違いない。だから忘れられないうちに書き下ろしのエッセイを書き上げたのだ。憔悴した気持ちを奮い立たせて書き上げたの違いないのだ。そして『竜ちゃんのばかやろう』をタイトルにした。妻が夫を書くのに「ばかやろう」とタイトルに着けるのは、それだけ悔いが遺る日々があり、愛情あふれる想いがほとばしっているからに違いない。その方が“二度目の死”を避けることが出来る。それこそが彼女の出来る最高の贈りものなのだ。

「監禁・暴行の顧問」が居る“ヤバい事務所”⁉

2023-06-23
レースクィーンから女優やタレントとして成功した人は多い。もしかすると、この人なども“その要素”は持っていたのかもしれない。「葵井えりか」というレースクィーン兼タレントとして活躍していた女性だ。昨年12月には「ミス東スポ2023グランプリ」を獲得している。こういう賞を受賞するのは、多分マスコミ受けなども良いからだ。その葵井えりか氏が6月5日、40代の男に自宅侵入され、手錠などで身体を拘束され、殴る蹴るの暴行を加えられ、明け方になって解放されるという事件が起きた。彼女は翌日すぐ警察に被害届を提出。慎重な捜査が続いていたが22日になって、その容疑者が逮捕された。ただ、この事件にはいくつか奇妙なところがある。何となくスッキリしないのだ。一つには、この容疑者の男が彼女が所属する芸能事務所の顧問をしていることが明らかになったこと。40代でありながら顧問であったということ。彼女の所属する芸能事務所がどういう事務所なのか知らないが「芸能事務所の顧問」って、どういう仕事なのか。まさか、ヤバい事務所がもともと“ヤバい顧問”を雇っていたということはないのか。なぜなら、彼女は自宅で拘束された。つまり自宅に侵入されたらしい。そして包丁を突き付けられて、手と足とを手錠で拘束され、その後に殴る蹴るの暴行を受けた。彼女はレースクィーンだから、顔や身体は“商品”である。通常、その自社商品に対して「人前に出られない」ほど殴ったり蹴ったりするわけがない。したがって顧問と会社との関係性が問われる。彼女自身の話によれば、男性関係を問われて後に暴行を受けた……らしいので、個人的な嫉妬からなのか、或いは身勝手なストーカーからなのか、どちらかであろう。もし“個人的な嫉妬”ということであれば、これはその男と付き合っていたか、或いはその男ではなくても、たとえば社長など事務所関係の誰かと付き合っていた可能性が強い。単なる“身勝手なストーカー”であれば、そんな人物を“顧問”としていた会社側が問われる。彼女の自宅は所属事務所が把握していたはずで、容疑者は“それを閲覧できる立場”だった可能性がある。事件から2週間以上が経って容疑者が逮捕された。事務所社長はほんとうに何も知らなかったのか。さまざまな疑問が浮かぶ事件であることは間違いがない。

洞雲山の岩肌に浮かび上がる神秘「夏至観音」

2023-06-22
ときどき自然が作り出す象形なのに“或るものに視えて来る”不可思議な現象が起こる。四国小豆島の洞雲山の岩肌には夏至の前後20日間くらいの間だけ「観音様らしき」象形が出現する。それも晴天の午後3時ころの時間の数分間だけの現象だという。岩肌に陽射しが差して、そこだけ形が刳り貫かれるような感じで“観音様らしき”象形となる。ハッキリ言って、それほど明確な形で出ているわけではない。何となく“そういうふうに視える”という程度の岩肌に出現する“陽射し模様”である。この種の不可思議現象で多いのは、壁や床のシミや汚れなどが“人の顔や姿”などを感じさせる象形となるものだ。わたしも昔、経験したことがある。その当時の私は「占いハウス」に週のうち4日ほど出ていたのだが、その私が使っているボックスの扉だけに“大きな横顔”が出現した。薄紫色の扉だったが、扉には全体的にビロードのような素材が張られていたせいで、光の加減などで何となく文様的な象形が出やすかったのかもしれない。それに誰でもがハッキリ見えるというほどでもなく「そう言われてみれば視える」という程度のものであった。ただその象形は徐々に明確となっていった。少なくとも私には“王冠のようなものを被った人物の横顔”に視えた。ただ、それが出て来たから何かが変わったかというと、それは無かった。占いハウスは特別、忙しくなったわけでもなく、わたしの占いが特別に当たり出したわけでもなかった。今回の小豆島の「夏至観音」と言われている岩肌にしても、いつ行っても観れるわけではなく、あくまでも晴れた日の午後三時ころに“数分間だけ出現する”という特徴を持っている。したがって、そこを訊ねれば、誰もが視られるというわけでもない。実はこの辺り一帯には“洞窟寺院”が数多く存在している。険しい山や崖の付近に古びた神社や寺院がひっそりと佇んでいる。そういう意味では、そこを訪れるだけでも山岳信仰に対する或る程度の“畏敬の念”や信仰心の持ち主でなければ難しい。もしかすると選ばれた人だけが「夏至観音」に出逢って手を合わせることが出来、その後の人生に人知れず“徳を積む”ことになるのかも知っれないのだ。

「ミイラ取りがミイラに」消息不明の潜水艇⁉

2023-06-21
「タイタニック号」といえば誰もが“デカプリオの映画”で知っている。あの船だ。1912年にイギリスからアメリカへと向かった大型観光船。乗客・乗務員とも総勢2200名を超える人たちが乗っていた。ところが航海の途上で氷山に激突し1500名以上の命が失われた。その後73年が経過した1985年になって、その残骸がニューファンドランドの深海4000mに沈んでいることが突き止められた。近年になって、その残骸を“見学するツアー”を企画したのが「オーシャンゲート」というアメリカのツアー会社だ。とはいっても何しろ4000メートルの深海だ。通常の船などでは観光できない。特別な小型潜水艇でなければ潜れない。したがって、そのツアーの費用は高い。なんと8日間で日本円3500万円もするのだ。しかも5人乗りである。実際には観光客は3人のみ。パキスタンの富豪実業家の親子と、イギリスの富豪冒険家だ。6月18日に出発して、僅か1時間45分後には消息不明となってしまった。タイタニック号よりも早い。ちなみに5人乗りの小型潜水艇は「タイタン」というらしい。確か土星の衛星にそんな名前があったような…。消息を絶ったのはケープコッドの東方1450キロの地点だ。実は出発に関しては天候不良のため“見合わせる”話も出ていたようだ。それが天候が良くなったので、今なら…ということで出発していったらしい。大丈夫か。一応96時間分の酸素は積まれていると言われ、それまでに救出できれば問題はない。何しろ小型潜水艇からは自力脱出が出来ない。深海4000mなので、中からは開かないようになっているのだ。それだけに消息が途絶えたあたりで、どうしても発見しなければならない。現在、空からと、深海からと、水上からの……三方向から必死に捜索している。何しろ乗客たちはいずれも大富豪なので費用はいくら費やしても良い。発見することが大切なのだ。深海なので彼らの方からの通信手段はない。19世紀にエジプト探索が欧州で流行したことがある。ピラミッド内にまだまだ「財宝が埋もれている部屋がある」とか「王家の谷にまだ手付かずの墓がある」など伝説が残っていた時代だ。ミイラの骨が「万能薬になる」という伝承さえあった。冒険家たちがこぞってエジプトへとやってきた。しかし、中には王家の谷で迷ってミイラとなってしまう人やピラミッドに登頂して滑り落ちた人など、文字通り「ミイラ取りがミイラになった」人たちは多い。発見されることを願うが、未知なる冒険は危険がいっぱいなのだ。

日本人カップルは「セックスレス」が4割弱⁉

2023-06-20
ごく最近のインターネットによる日本の20代以降半(25歳~30歳)男性500人、同じく女性500人の既婚者たちを対象とした調査結果が出ていた。20代の既婚男女における「セックスレス調査」だ。決して40代や50代ではない。にもかかわらず、自分たちが「セックスレスに当てはまるか⁉」という問いに対して、調査対象の男女とも4割弱に当たる人たちが「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と回答している。奇妙なことに、男女間における差があまり見られない。25歳~30歳といえば普通に考えて、結婚してまだ数年しかたっていない方達なはずだ。そういう方達の調査なのに、その4割弱が「セックスレスである」と回答している。インターネットによる調査なので噓はないだろう。しかも、男女による比率の違いがほとんどないのも、それが事実であることを物語っている。これが40代以降を対象とした調査であれば、そんなものかな、と思うのだが20代の既婚男女の調査で、こういう数字になることが興味深い。或る意味では、だから少子化が進むのは当然ともいえる。そして、もう一つ興味深いのは、セックスレスであることを「悩んでいる」男女の比率と「悩んでいない」男女の比率とかほぼ同数で拮抗していることだ。つまり、セックスレスではあっても、それが結婚生活に及ぼす影響は少なく、あまり悩んでなどいないカップルが半分くらいだということになる。ここでは多少男女差があって、男性よりも女性の方が若干悩む比率が高く示されているが、それほど大きな違いが出ているわけではない。つまり現代の既婚カップルにとって「セックスレスである」ということは結婚生活にそれほど大きな支障を生むものではない、ということになる。この調査で残念なのは、せっかくの調査なのに、その理由について問いただしてはいないことだ。したがって、どうしてセックスレスなのか、という根本的な問題については“不明”としか言いようがない。ただ“セックスレス=即離婚”という図式は、少なくとも日本では“なりそうもない”ことだけが明らかとなっている。

新たな扉を開く「日本」「北朝鮮」首脳会談⁉

2023-06-19
多くの人から忘れられつつあるのが“拉致問題”だ。いろいろ首相が変わっても進展がないままになってきたが、ここにきて“新たな扉”が開かれる可能性が出て来たと一部の雑誌が伝えている。北朝鮮でも、世界の国々と同様で穀物価格が上昇している。闇市場を排除した関係で、かえって物価全体が上昇しつつあるというのだ。そうなると当然、金正恩体制への不満が高まる。やがて不満は絶望に変り、生活苦からの自殺者比率を高めてもいるらしい。そこで北朝鮮としては海外からの支援を得たい。表立っての支援ではなくても何らかの“協力関係”を構築したいのだ。トランプ大統領だったころはアメリカとの関係性改善を画策した。そのあとは韓国との関係性改善を画策した。その両方が頓挫してしまっている今、秘かに頼りたい近隣国として「日本」が浮上してきているという。日本側としても、最初のとっかかりを見つけていかないことには“拉致問題”まで手が延ばせない。これまでの経緯から、或る程度は譲歩する部分も絡めなければ解決の糸口すらつかめないことに気付き始めたのが実情と言って良い。したがって双方とも“秘かなルート”を通じて「新たな扉」を開く用意をし始めているということらしい。北朝鮮にとってみれば、これまでの外交路線から推察して、岸田政権は韓国とも和解した部分があるように“柔軟外交”で応じやすいと踏んでいる可能性がある。日本の場合“拉致問題”と共に“ミサイル問題”がある。或る意味で「日本」は「アメリカ」などよりもはるかに“狙いやすい位置”にある。したがって万一のことを考えれば“安全保障”を採り付けておくことは、将来的なことも考えると決して無意味な交渉とはならない。拉致問題にしても、関係者すべてがもう高齢となってきている。いまのうちに何んとか“とっかかり”だけでも持つようにしておかないと、完全に「終わったこと」になってしまう。或る意味では、国内情勢が安定している今がチャンスともいえる。もう一つ、これは雑誌には書いていないが、北朝鮮というのは隠れた資源大国である。もし、日本の技術でその本格的な“共同探査や発掘”が行われれば、将来的には大きな財産がもたらされるかもしれないのだ。もちろん条件が見合わなければ“交渉決裂”で良い。あらゆる可能性を排除しすぎない方が“未来”のためには有効なのだ。 « Older Entries