7月, 2023年

「?」の多い「タワマン7000万円強奪」事件

2023-07-19
大阪難波付近にある40階建てのタワマンで7000万円を「強奪された」という事件には“謎”が多い。そのタワマンの住人たちが利用する共有スペースとしての29階ラウンジで、被害者の話が本当であれば、そのマンション内の住人と「暗号資産に関して商談中」に起きた事件ということになる。いきなり、覆面姿で黒っぽい衣装の人物が現れ、催涙スプレーを放射され「現金を袋詰めにしろ」と要求される。そこで、仕方なく要求にこたえて現金を袋詰めにすると「強盗はそれをもって立ち去った」というのだ。被害者はその場所にアタッシュケースに詰め込んだ7000万円を持って来ていて、それを開けて現金を見せている状態で「商談をしていた」という。不用心というか、開放的というか、通常、商談中にずっとアタッシュケースを開けたままにしている人物を私は見たことがない。仮に、そのタワマンの住人と実際に商談をしていたとしても、どうして“決裂する”かもしれない話の途中で現金を見せたままにしておくのか。共有スペースであれば、住人の誰かが何かしらの用があって、急にその扉を開かないとも限らない。実際、被害者の話が本当であれば、強盗はいきなり“そこ”に入り込んできた。しかも覆面姿で入り込んできた。催涙スプレーを用意している。もう、その時点で、この話は不可解なものとなる。なぜ、覆面姿で入り込んで来るのか。考えられるのは一つしかない。その時間に“商談が行われていること”を知っていたからだ。そして、その現金を奪おうという目的を最初から持っていたからだ。そうなると、商談の相手以外に、いったい誰が“この取引”を知っていたのか、ということになる。被害者本人と、商談相手のタワマン住人と、この二人の身近な関係者以外はあり得ない。しかも、こういうマンションのセキュリティは強い。簡単には29階のラウンジに入って来れないようになっている。仮に現金を奪っても、今度はそこから出て逃走するのが大変である。何しろ繁華街なのだ。もし、覆面をエレベーターの中で剥ぎ取っていたなら、犯人の顔が防犯カメラに残る。サンタクロースのよう“現金を入れた大きな袋”を持っている。エレベーターを使わず逃走したとしたなら、どこかの部屋にいったん入ったとしか考えられない。もちろん、そうであれば住人の誰かが手助けしている…ということにもなる。実際、外部の者であれば、住人の誰かが手助けしなければ、29階まで上がることすらできない。防犯カメラがあるので、被害者の「自作自演」は考えにくいのだが、その商談相手の住人は、どう説明しているのだろう⁉

40度を25度に変える必需品「ネッククーラー」

2023-07-18
そういうグッズがあるとは知らなかった。しかも、今年になって登場したのではなく、既に2015年の頃から開発されて市場に出回っていたのだという。それが首掛け式の冷却機「ネッククーラー」だ。暑さ対策として登場した電化製品で何んと100万台を超えるヒット商品になっている。最初の頃から改良に改良を重ねて、現在の形状やデザインへと進化して来たらしく、見た目的にも「ヘッドホン型」で首に掛けているだけなので、特別な違和感がない。スイッチ2秒で「冷たくなる」速さもウリで外気温との温度差はマイナス15度~17度。仮に戸外が40度の暑さでも、首やその周辺は25度の“冷却された状態”を保てるグッズなのだ。価格もさまざまだが5000円程度のものが高性能らしい。もっとも、わたしは普段、街中で見掛けたことはないので、まだまだ“普及途上にある”といえそうだ。何しろ、今年は異常気象である。アメリカのカリフォルニア州デスバレーでは56度を記録している。中国のトルファンでは52.2度を記録している。アメリカのフェニックスでは45.6度。イタリアのシチリア島では48度。スペインのラパルマ島では44度で山火事も発生している。これらからみれば、日本で39度とか言っても、まだまだ序の口といえそうだ。もっとも日本の場合、湿度が高いので、実際には気温以上に暑く感じられることも多い。服装だって、日本人は比較的きちんとしている。したがって、そういう「日本」で“暑さ対策”として手ごろな価格で見栄えも悪くないヘッドホン型の「ネッククーラー」がヒットしたのは大いに理解できる。何しろスイッチ一つで一気に“マイナス15度の首回り”になれるのだ。こんなありがたいことはない。100万台ものヒットとなったのは、デザインや見た目が違和感なくオシャレな感じに変わってきたせいだろう。どんなに涼しくても、見た目に違和感があると歩行中の印象度は良くない。新製品の場合には色やデザインもいくつかあって、子供用もあって、女性向けもあって、より歩行中でも“おかしく視えない工夫”がなされている。これこそがヒット商品となった秘密ではないだろうか。

「芸人・タレント」消え「俳優」が生き残る⁉

2023-07-17
一時期、テレビから“ドラマ枠”というのがどんどん減っていった時期があった。バラエティー全盛期は“安い制作費”で“高い視聴率”が取れるということで、TV業界にとってバラエティー番組は重要な存在となった。ところが、近年はコンプライアンスがうるさく、ちょっとした失言や放言が命取りとなる。面白くても、誰かを傷つける言葉は“笑いに出来なく”なりつつある。言葉をどれだけ規制しても、その感情や思考が変わらない限り、ほんとうは意味がないのだが、とりあえず“表面上を繕う”ことが現代では重要なのだ。そこで不謹慎な言葉はどんどん消えて、個性の強いタレントたちはTV業界から締め出されて、バラエティー番組そのものが“つまらなく”なりつつある。その結果、芸人たちも次々と入れ替わり、文化人も出番が少なくなって、似たような“食べ物紹介番組”“お店紹介番組”だけが山のようにある。そういう中で最初からコンプライアンスを避けて制作する“ドラマ枠”がのして来つつあるのが現状なのだ。当たり前の話だが、俳優は“用意してあるセリフ”しか言わない。本音でしゃべられては困るのだ。現代はちょっとした物言いでも、すぐに炎上する。無難な言葉で“まとめてくれるタレント”や“言葉選びに慎重な学者”でなければ、コメンテーターさえも通用しない。結局、無難なドラマだけがTV枠を独占しつつある。この秋から、フジテレビは週8枠、テレビ朝日と日本テレビは週7枠、TBSは週6枠がドラマ枠に変わっていくそうだ。これからのスターはアイドルからでもなく、芸人からでもなく、タレントからでもなく、役者から誕生していくことになる。したがって早い段階から、それを見据えてアイドルをドラマ役者に育てていた芸能事務所や、芸人をドラマ起用していたTV局などが栄光を掴む。もっとも、そのドラマの視聴率といえば、総じて低い。10%に届かないものがざらにある。それでも、スポンサーを得られやすい内容のドラマは継続できるのだ。ただ、ここでもほんとうに社会の問題に切り込もうとするドラマや、深い問題を扱おうとするドラマはコンプライアンスで引っ掛かってしまう。だから奇妙にまとまった“つまらないドラマ”だけが大手をひっていく。視聴率が伸び悩むのは当然なのだ。俳優にだれを使うかよりも、もっと内容的に各世代それぞれを意識したドラマが育って行けば良いのだが……。

「日本」がインフレに…「中国」がデフレに…

2023-07-16
人間の運命でもそうだが、十年後、二十年後の状況を的確に読み取ることはなかなかに難しい。特に「国家の運命」は“誰に率いられるか”によっても、相当に違ったものになる。だから“5年後の状況”ならともかく“十年後”“二十年後”になってしまうと、予測するのが困難になる。ただ現在のデータから、或る程度までなら“大胆予測”は可能な時もある。その点で私が注目したのは、ここ1~2年の中国における都市部若者たちの失業率の変化だ。徐々に上昇してきて、今年5月にはついに20,8%という数字が出て来たのだ。厳密に言うと、年齢的には16歳~24歳の若者たちの失業率に限ってある。中国では年々「結婚」も“狭き門”となりつつあって、日本と異なり、結婚を望みながら結婚できない若者たちが急速に増えつつある。これに加えて、就職したくても就職できない若者たちが急速に増えつつある。こういう状況になっていくと、これまで売れて来た“高額の商品”が売れなくなる。アパレル系のビルは“ゼロコロナ政策”以降、若者たちの姿が消えて、既に“ゼロコロナ”は終了したのだが、客足はまったく戻っていない。ブランド品や高価格帯の商品を置く店ほど閑散としている。すでに撤退して空きビルとなったままのところも多い。そうすると当然のことながら消費者物価指数は低下していく。今年6月には「0.0%」まで低下した。同じ月、生産者物価指数は「‐5.4」まで低下した。この傾向が続いていくと、まちがいなく「デフレ状態」がやって来る。そう30年前の日本と同じような状況に陥る可能性が出て来たのだ。一方の日本は、ここにきて急速に日常のあらゆるものの“値上げ”ラッシュが続いていて、明らかにデフレとは逆の「インフレ状態」へと入りつつある。再び「円安方向」に戻って「日本株」が上昇していけば、まちがいなく本格的なインフレ化が定着して確実に進んでいく。これまで、どちらかといえば経済面では「日本」を完全に追い抜いていった「中国」だが、ここにきて急速に経済が進み過ぎた余波なのか、思わぬ状況から「デフレ化」へと進んでいきそうな“数字”が出揃い始めている。

日本の「住宅価格上昇率」はまだまだ低位置⁉

2023-07-15
ここ数年、日本の住宅価格はじわじわと上昇し、昨年から今年にかけては大きく上昇した。まるで商品価格の上昇を“先取り”していたかのように先んじて上昇した。首都圏の新築分譲マンションの価格で言えば、昨年は平均7000万円弱くらい推移し、それが今年5月は8000万円を上回るほど高騰している。都心の超高級物件が上昇率を押し上げている。やや高騰しすぎているのではないか、と思われがちだ。ところが世界的にみると、まだまだ“可愛いもの”なのだ。世界でもっとも上昇率が高いのはトルコで一年の間に37%も上昇している。2位はニュージーランドで26%だ。欧米は総じて物価全体が高騰しているので、住宅価格だけが特別に高くなっているわけではない。われわれの一般情報からするとアメリカの住宅価格の急騰を耳にする機会が多いが、実は世界的なインフレ現象で、住宅価格の上昇率だけで比較すれば、我が日本など35位と低迷しているくらいなのだ。だから海外の富裕層からみれば、日本の住宅価格などまだまだ“お安く”感じられる。だから「安い今のうちに買っておこう」という投資目的の購入者も出てくる。その結果、ますます高くなる、という構図だ。欧米と日本とで異なるのは賃金の上昇率で、今年になってようやく眼に見える形で大企業の一部が、大幅な給与アップに乗り出している。もっとも日本の場合にはばらつきが大きいので、現在の物価上昇率に見合っているかは疑問なのだが…。日本が欧米と似通っているのは“ローン返済の比率”で、約17%で第8位という順序だ。したがって、日本の場合、住宅価格の上昇率はまだまだ低いのだが、それでいて“ローン返済の比率”だけは欧米と肩を並べている、という状態といえる。もちろん、それは家計的に“余裕がない”ということを表すもので、もし日本で“金利上昇”が本格化すれば、この返済比率は一気に引き上げられる。そういう意味でも、日銀はまだ金融緩和を継続しなければならない。“円安”を悪く言う人も多いが“賃金の引上げ”が可能になったのは輸出企業が多いからで、ゆっくりであるなら“円安方向”に向かうのは決して悪いことではない。このところ急速に“円高”が進んでいる。それによって、せっかく上昇してきた日本株が低迷し始めた。もう一度“円安”に舵を切ってくれないと、上向きかけた日本経済が徐々に低迷していく……。

「正しい基準は一つではない」と理解すべし‼

2023-07-14
私はこれまで“占いの本”を十数冊書いて来ている。十数冊も書いていると、何となくその中身は“似たようなもの”になりそうと思う方がいるかもしれないが、わたしの場合、そうではない。一つには、それぞれ“異なった占い”について書籍化している場合が多いからだが、もう一つは“観方の基準となるもの”を一つだけに定めていないからだ。たとえば手相の本でも『実際手相鑑定密義』の中で書かれていることと『江戸JAPAN極秘手相術』の中に書かれていることとは全く違う。一方は“西洋式の観方”に基づいての判断方法を述べたもので、他方は“東洋式(厳密に言うと和式)の観方”に基づいての判断方法だ。さらにもう一つ、これは『この占いはすごい』という本の中で取り上げた「幾何学手相術」という章も、前記の二書とは内容的にまったく異なる。これは“幾何学図形的な観方”として各掌線を扱っているもので、図形的に捉えなおすことで、新たな手相判断が可能であることを示唆している。三つとも同じ「手相占い」を扱っている内容なのだが、その観方の基準とするものが違うので、内容的にはまったく異なった内容として記されることになる。しかも、それらは、ただ単に「理論的にこうだ」という風に扱っているわけではない。実占として永年さまざまな手相を観察しながら、判断してきた蓄積上からの内容を公開している。つまり、観方の基準を変えることで“新しい占い”が可能になることを提唱しようとしている。たまたま、ここでは手相占いを取り上げたが、あらゆる占いが“その対象”となる。しかもそれらは一部の“時代にのっかろうとするエセ占い師”が考案した“名称だけが新しい占い”などとは根本的に異なる。名称だけが新しい占いは、実際には何も新しくなどない。ただ単に“その見掛け”を新しくしてアピールしているだけに過ぎない。そういう占いのほとんどは“生年月日が基準”だが、実際には根本的な観方の基準が違わないので、少しも新鮮ではない。わたしが“さまざまな観方”を提供するのは、一方向だけからの観察がすべてではない、ということを知って欲しいからだ。近年「正しい」の基準を一つに求める人が多い。「正しい」の基準は一つだけとは限らない。時代や場所や民族によっても「正しい」の基準は変わっていく。永久不変の「正しい」など存在しないのだ。

デビュー作「孫を筆おろし…」86歳のAV女優⁉

2023-07-13
世の中には「すごいな」と思わせる人がときどき出現する。この人の記事を読んで、わたしが何よりも「すごいな」と思ったのは、83歳になってから“AV女優”としてデビューしたことだ。通常、60歳くらいまでであれば“勇気のあること”で済む話だが、さすがに80代になってから“AV女優デビュー”をするという話は、余程のことがない限り“ありえない”と思ってしまう。ただ、もしかすると彼女には、それなりの素質というか“雰囲気”というか、そういうものが備わっていたのかもしれない。それにしても、彼女にAV女優になることを奨めたのは“美容師のお友達”と、その知り合いであるAV業界の営業マンらしいが、3年がかりで口説き落としたらしい。なかなかに粘り強い。正直に言うと、あまりAV女優的なプロポーションはしていない。ところが、彼女のデビュー作は「孫を筆おろししたハイカラ婆ちゃん‼」というタイトルで、そういう設定であれば、確かに“ふつうのお婆ちゃん”的なスタイルの方が良いわけだ。実際、彼女の経歴も、59歳で夫に先立たれるまでは“ごく平凡な主婦”であったらしい。その後、スナック遊びに目覚めて、いろいろ出歩いているうちに、閉店となるスナックを「代わりにやってみないか」と進められ“61歳からスナックママ”としての第二の人生が始まっている。その常連こそ、彼女をAV女優に推薦した女友達なのだ。したがって、彼女に言わせると“83歳からのAV女優業”は第三の人生となるそうだ。一度だけ出演したのではなく、毎年一作品のペースで現在も新しい作品に挑んでいる。だから彼女にとっては“片手間”なわけではない。それにしても、こういう種類の作品が、シリーズ化されているというのは、たぶん“それなりの需要”を持っているからなのに違いない。つまり“孫と祖母”という設定に対してだ。もちろん現代は「お婆ちゃん」といっても、50代とか60代とかのまだまだ若々しい女性たちも沢山いる。ただ彼女の場合にはもう80代のふつうの容姿なのだ。“息子と母親”という設定なら、何となく理解できるが、孫と祖母という設定のAV作品を、いったいどういう人たちが望んでいるのだろう。一般的には、まだ“孫娘とお爺ちゃん”の方が需要としては“ありそう”な気がするのだが……。

「多様性の時代」と口では言っておきながら…

2023-07-12
今月1日に起きた札幌ススキノのラブホテルにおける“首狩り殺人”は、謎が謎呼ぶ殺人事件で、ここ数日以内に容疑者逮捕に至らなければ「迷宮入り」に変わっていく可能性が強くなってきた。容疑者に関しての謎は深まるが、その一方で“被害者”に関しては、さまざまな点が明らかになりつつある。特に興味を引くのは、殺害される直前まで「女装していた」ことが確認されている。それも、イベント会場でのファッションとホテル入室時のファッションとでは明らかに異なるなど“女装のベテラン”だった可能性が浮上している。ところが、そのことが判明するとネット上では、彼のプライベートを公表することに対して疑問を呈する意見が多くみられる。普段、会社員として真面目に勤務し、ふつうに結婚され、ふつうに子供もいる家庭を持っている彼が“女装していた”ことは、語るべきではないというのだ。それはおかしい。現代は「多様性の時代」として国も認めているではないか。そういう事柄を「公表すべきではない」という意見や考えの人たちは“女装”を「悪」とでも考えているのだろうか。ふつうに結婚をし、ふつうに子供もいて、その一方で“女装の世界”を持っていることは、許されないことなのだろうか。もしも、ほんとうに「多様性の時代」を謳うのであれば、そういう“趣味世界”を持っていたとしても「まあ多様性の時代だからね」で済むことではないだろうか。おそらく、それを公表すべきではないと考える人たちは、どこかに“多様性を否定している”のだ。表面上は「多様性の時代ですから…」などといいながらも、どこかで“それ”は特殊な人たちのやることで、ふつうの人は行っていない、という前提があるのではないだろうか。そうでなければ、仮に“女装世界のベテラン”であったとしても、それはそれで“現代人らしい”として受け入れられるのではないだろうか。もっとも、いくら「多様性の時代」とはいっても“首狩り族”はふつうではない。入室後まもなくの段階で殺害していることは“首狩り族”に何の躊躇もなかったことを表している。もしも二人の間に、過去の関係性がなかったのなら、入室後すぐに被害者がSMプレイとして目隠しをされ、後ろ手に縛られ、浴室に連れていかれたのなら、何の抵抗もなく殺害されることも有り得たかもしれない……。

「ビッグダディ&美奈子」の「残像」哀しい⁉

2023-07-11
ときどき芸能人でもないのに、芸能人のようになってしまう人たちがいる。たとえば「ビッグダディ&美奈子」の“大家族”で有名になった美奈子氏などがそうだ。その後、離婚し、新たな男性である佐々木義人氏と2015年に再婚した。だから、もう8年にもなる。ビッグダディこと林下清志氏との結婚生活は2年余りと短かったのに、なぜか多くの人たちの記憶とイメージは“そこ”にある。運命学的な観点から言えば、子供運は良いのに、結婚運は良くない人、というのはある。そういう人は何度結婚しても、夫と幸福で居られる期間は短いのが特徴だ。報道によれば、美奈子氏は子供たちを連れて佐々木氏と暮らしていた住居から逃れるような形で別居した。一部に佐々木氏からのDVがあったとされているが、実際にそうだったのかはよくわからない。ただ夫婦間がギクシャクしだして“限界に近い”状態であったのは間違いなさそうだ。弁護士を立てての“離婚協議に入りたい”希望を持っているようだ。わたしは現在の夫である佐々木氏に関してはドキュメンタリー番組で放映されていた様子しか知らない。そこではプロレスラーからバス運転手に転職して家計を支え、多くの義理の子供たちに対して“父親”としての役割を果たそうと努力しているように見えた。たくさんの子供たちを抱えた女性と結婚するのは勇気のいることである。彼の場合、自分の本来の職業では養っていけないゆえに転職した。口には出さなくても「自分が犠牲になった」という想いがある。一方の美奈子氏にしても、最初のうちは義理の子供たち多数に愛情を注いでくれていた、という想いがある。ただ気難しい夫に子供たちは徐々に距離を置き出していった。そうなると母親である自分も“その子供たちを守る”という意識が強まる。本来、ふたりだけなら上手くやっていける相性でも、大家族ではヒビが入ってしまう。わたしの観るところでは、佐々木氏というのは「4~5人の家族」までであれば大丈夫だが、それ以上だと“難しい人物”であるような気がする。したがって別居した場合、復縁は難しい。美奈子氏は自らの持っている“結婚運は良くない”という自覚を得ているだろうか。もし、そうでなかった場合、再度“結婚生活”にチャレンジする可能性は大いにありそうな気が私にはする。

大丈夫か、私の占星学書「予定より遅れる」⁉

2023-07-10
今から28年前、私は初めての占星学書『占星学秘密教本』(魔女の家ブックス刊)を執筆した。厳密に言うと、この本は二冊目で、この本の一年ほど前に『占星学独習キッド』という本を出している。もっとも、この本の著者名として記されているのは「編著・青木良仁」氏で、実は6名の執筆陣による共著書であったからだ。その時、私は「第4章 職業と仕事運の見方……波木星龍」という形で書いている。6名で書いたものなので、実質的には“私の本”とは言えない。ところが、この執筆に加わったことで、この出版社のオーナーであった木星王氏から“単独著者としての執筆依頼”を受けた。それが『占星学秘密教本』だった。本のタイトルを指定しての依頼であったが、その中身は自由であった。若かった私は、自分の持っている占星学の知識や経験のすべてをこれに注ぎ込んだ。さいわい、この本はロングセラーとなった。絶版となったことで古書としての価値が高まり、ときに研究者間で何万円もの高価で取引されていたりする。もっとも、古書はすべてそうだが、いくら高くなっても著者には一銭の還元もない。だから、そういう意味では高くならない方が良い。高くなるくらいなら、新しい占星学書を書けば良い。ということで、昨年から今年にかけ『「結婚」占星学の奥義』という本の執筆にとりかかった。「奥義」とはなっているが、実際には入門書から“少しだけ進んだ内容”といった程度で、難しいことは書かれていない。極力、実例を多くし、誰が読んでもナルホドと頷けるような内容にしたかった。とかく巷にあふれている占星学の本は、誰が読んでも納得できるような内容にはなっていない。一部のマニアックな人たちには理解できても、要するにそれだけであって“実占にすぐ応用できる”ような知識や技術として書かれているような本は見当たらない。海外の研究をそのまま掲載している本や、理論倒れの本などあって、今ひとつ研究者たちを納得させてくれるような内容にはなっていない。どの占いでもそうだが、難しく書けば良いというものではない。また日本人仕様としては“明らかに不向きな”法則を書き並べているものもある。わたしは今回「結婚」というものをテーマに書いたのだが、その中にはわたし自身の過去などについても赤裸々に描いた。ただ単に“好き・嫌い”だけで結婚が成り立ってはいない以上、さまざまなケースが占星学の研究者には問われている。出版社の方では8月出版予定として広告カタログにも記されたが、どうも編集部でホロスコープの制作に手間取り“時期がずれ込む”と報告があった。2~3か月程度の遅れで止まってくれれば、11月から12月の占いの本が“数多く並ぶ時期”の書店書棚に間に合うようなら良いのだが……⁉

2年余の交際で156億円「愛し愛された」遺産

2023-07-09
世の中に「お金持ち」と呼ばれる人はいる。そして、ほんとうのお金持ちは躊躇なく、そのお金を好きな人に与える。その典型を元イタリア首相のベルルスコーニ氏に見る。彼は今年6月12日に白血病で亡くなった。86歳であった。元々が資産家だったからなのか、それとも一部で言われているようにマフィアとの関係があったからなのか、ともかくその生前中“お金”は増えていく一方だったようだ。日本の政治家は、元々資産家の人は少ないし、仮に資産家であっても政治に金をつぎ込む人はあっても、自らの資産をその後に拡大させていく人は少ない。ベルルスコーニ氏の場合は最終的に莫大な財産が遺産として遺された。そして、その「遺言書」なるものがマスコミに公開されている。その辺は日本人などと違って、きわめてオープン。その遺言書によれば“女好き”として知られていたベルルスコーニ氏だが、その“最期を彩った”のは53歳も年下の下院議員の女性ファッシーナ氏であった。彼女との実質的な交際期間は2年余りと短い。86歳のうちの2年余りは、その生涯として視た場合には本当に短い。けれども、彼は入籍はしていなかったが、白血病後は彼女のことを「妻」と呼んでいた。彼女もそれに応じる形で彼に接していた。だから短かったけれども充実していたに違いない。或いは記憶力が徐々に薄れていく中で、彼女との“時”だけが止まっていたからかもしれない。ともかく、彼女に対しては遺言書により156億円が与えられた。その理由は「愛し、愛されたからだ」これ以上の理由があるだろうか。もちろん誰ひとり、それに異議など唱えない。ほんとうの「お金持ち」たちは親戚一同もまたお金持ちだからだ。ファッシーナ氏は現在33歳。魅力的な女性かどうかはよくわからないが、人相学的にみると愛情豊かで自己主張が強く、目上からの引き立て運を持っている女性であることは間違いがない。果たして、今後、どういう人生を歩んでいくのだろうか。

「警察への相談」で防げない「事件」多過ぎる

2023-07-08
人は誰でも“予知本能”を持っている。だから、ひょっとして「事件や事故に巻き込まれるかもしれない」という不安を抱く。そういう時に駆け込むのは“警察署”だ。ただ、それを受け入れる側の警察には、そういう時の“専門部署”もなければ“専門家”もいない。よく「事件性の強い自殺」などがあると必ず“相談窓口”が記されるようになったが、自殺ではなく「事件に巻き込まれるかもしれない予感・不安」に対しての“相談窓口”は記されることがない。一応、警察署に行けば“話は聞いてもらえる”が、それに対しての対応は極めてあいまいだ。そして、ほとんどの場合には“聴くだけ”で終わってしまう。宮城県栗原市の小学校校庭内にトラックで児童を撥ねに行った人物の場合、なんとその前日の夕方、そして当日の未明、さらに事件の2時間前と計3回にもわたって、警察に自ら出向いて“事件に遭いそうな予感・不安”を訴えている。奇妙なことに2時間前など「自分のようすがおかしいんだ‼」と訴えている。ところが、警察署の方は静観してしまった。たぶん「奇妙なことを言う奴」として、まともな相手をしなかったのかもしれない。けれども、その予感は的中した。但し、事件の被害者としてではなく、加害者としてトラックで“殺人行為”へと暴走してしまったのだ。さいわい児童4人がケガをしただけで済んだのだが、もし、4人が死亡していたなら「おかしな一件」で済ませられるような事件ではなかったはずだ。今回の場合には、予感を抱いた人物が加害者の方であったが、このような事件ではそのほとんどが“被害者側”が前もって“何となくの予感と不安”を抱く。だから、それ以外のところがないから警察署へと出向いて、その気持ちを訴える。ところが、それに対しての対応はほとんどの場合には今回と同様である。だから、これまでにもストーカー殺人などが何度も起こっている。本人の“予感や不安が強い”と判断したなら、少なくとも一定期間は身辺警備を着けてあげる…くらいの処置は出来るのではないだろうか。人は誰でも、本能的な予見能力を備えている。その部分をもっと重視してあげられる社会になれば、もう少し事件一歩手前で防げるケースが出て来そうな気がする。 « Older Entries Newer Entries »