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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


戻って助かった人、戻って亡くなった人がいる


ときどき個々が持っている「運」というものを…改めて感じることがある。今回の熊本地震で、地震の揺れがいったん収まったのち、爆発事故が起こった「イオンモール熊本」で働いていた20代の女性二人が、それぞれの理由から、ビル内の職場に戻った。そのうちの一人は1階の飲食店で働き、地震直後、店のお客さんたちを誘導して外に出た後、揺れが収まったので、もう一度店内に戻り、レジのお金を回収し、2次火災など起きないよう電源を切り、異臭に気付きながら再び外に出た。その直後に爆発が起きた。もう一人の女性は2階のアパレル店舗内で働き、地震直後に外に出たが、少し揺れが収まった頃、会社側から「金庫にお金を入れて来て欲しい」と頼まれ、再び店へと駆け戻った。実は彼女の母親が地震直後、本人に大丈夫か問い合わせたところ「わたしはもう外に避難したから大丈夫」と返信が返っていた。ところが、しばらく経ってもう一度連絡すると、返信が返らなくなった。後から知った話では、この被害女性は親戚の夫人に偶然出会って「もう一度店に戻らないと…」と焦っていたそうだ。夫人が「今はまだ危ないから止めた方が良い」と引き止めたが「金庫にお金を入れて来て欲しいって言われたから…」と効かなかった。そうして、女性は“帰らぬ人”となった。この女性の母親が、会社側に抗議したい思いを抱くのは当然なのだ。ただ会社側は沈黙する。実際、同じような形で戻っても、何十秒かの違いで爆発から逃れた女性もいる。確かに会社側の指示や対応は間違っていたかもしれないが、急場のことで混乱していて、ビル内で爆発が起こるとはだれも予想できなかった。結局、こういう天災とか自然災害とかでは、必ず「運・不運」の出来事が発生する。一概に、誰が悪いとか、どこが悪いとか、言い切れない場合もある。もしかしたら、女性が親戚の夫人と偶然、すれ違って声を掛け合ったのは、偶然ではあるが“先祖からの警告”であったかもしれないのだ。もちろん、会社側の指示に従ったのは勇気ある行動だが、時には“偶然の出逢い”が親戚とか古くからの友達などの場合、それらの人と交わした“何気ない会話”に真実が隠されていることもある。われわれは“偶然の出来事”を、あまりに“偶然”とだけ思い過ぎてはいないか。
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