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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「円安是正」という方針、もう諦めた方が良い


ドル円相場が静かに動き始めている、昨日から今日にかけ“1ドル=162円”を突破し“1ドル=163円台”へと突入している。あれあれあれ…という感じである。「1ドル160円が限界」などと言われていたが、もうとっくに“そういう限界”は突破し、静かに静かに“163円の壁”を通過してきている。こうなってしまうと、もうかえって日銀が介入して「円安を是正しよう」などと思わない方が良い。だいたい、介入するなら、もっと早くに介入すべきで、その時機を逸したのだから、下手に介入すると、もっと急速に円安方向に進む可能性すらある。今回の場合、投機筋が円安誘導している雰囲気は乏しい。何となくの世界情勢が自然に引き起こした“ドル円相場”という感じなのだ。こういう場合、一気に164円まで進めば“日銀介入”もしやすいが、徐々に徐々に押し上げられるような感じでの“ドル高相場”は手出しがしにくいのだ。また、仮に介入しても、短期間で“元に戻る”可能性が強い。それに、より本質的なことを言えば、現在の状況は「ドルが本来の価値に戻った」というのが正しく、その結果として“円安”が進んだ…ということにすぎない。なぜなら日本円は、これまでにもユーロに対しては“円安”がじりじり進んでいた。このところのドルは、世界全体で視ると“ややドル安”だったから、一時的に“ドル円”は160円付近で留まっていただけなのだ。つまり世界的な視点で視ると、必ずしも「円安に動いた」のではなく「ドルが本来の価値を取り戻した」ということに過ぎない。その証拠に“金価格”は一時期に比べて大きく下がり、完全に「値動きが止まった」状態にある。つまり資金を「金に変えていた人々」が再び「ドルに戻した」というのが、今回の状況なのだ。したがって、そういう点から言えば「円安を是正する」という状況ではないのだ。もっとも、それではこのまま「傍観すべきか」と言えば、そうでもない。この状況を静かに喰い留める一番の決め手は、日銀の「もう一段の金利上昇」を、早期に行うべしという市場からの“催促”だともいえる。つまり、日銀は利上げしたばかりなのだが、次の日銀会合でも「再利上げ」を決めなければ、さらなる“円安を招く”という“静かなる警告”としての“1ドル163円突破”の現象であることを知らなければならない。
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