世の中には「いのち」を注ぎ込まれたものと、注ぎ込まれていないものとがある。「いのち」を注ぎ込まれたものは、例えば芸術作品でも、技術工芸品でも、衣料品でも、調理品でも、他のものと一緒に並べられていたとしても、そこだけ“異質な生命力”があり、感覚の鋭い人ならだれでも無意識に引き込まれる“吸引力”を持っている。そしていったん葬られても、何らかの事情から再び蘇えって来る“復活力”を備えているものだ。日本の科学技術や医療技術には、その人がいなければ作れないとか達成できない“職人技”を伴う分野の技術製品が多い。通常「いのち」というと芸術作品や芸能作品を連想しがちだが、あらゆる分野に「いのち」を伴う作品はあり、それぞれが涙ぐましい努力や研究や試行錯誤の末に誕生している。現代では既に“忘れ去られた技術”や“マネが出来ない技術”もあり、その作品だけが生命力を保って遺されている場合もある。「いのちを削って…」という表現があるが、われわれはどれだけ自らの「いのち」を削り、自らの「いのち」を注いで課せられた仕事に“生命を与えている”だろうか。
いつも、この季節になると、周辺の人達はそわそわと忙しそうにし始める。そうすると「年末が来たんだなぁ」と、いつも思う。わたしは年末年始に“体調を崩す”ことが多いので、それだけは用心し 続きを読む
昨日、九州に住む実姉から手紙が届いた。今の時代、直筆の手紙に“何が書かれているか”と言えば、たいした内容ではなく、お歳暮などのお礼や自分の健康状態などで、通常なら“わざわざ手紙を出 続きを読む
北海道の鈴木直道知事が「泊原発3号機」の再稼働を認める決断を下したことが報じられている。正式には28日に行われる同議会で、その方針を伝えることになりそうだが、地元の村長も同意の意向 続きを読む
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よく「暦の上では…」などと言うが、奇妙なことに古代中国で生まれた「24節気」の名称は北海道の札幌市の気候には“符合している部分”が多い。11月の7日に「立冬」が来て、22日には「小 続きを読む
ナイジェリアというのは「日本」にとっては“馴染みの薄い国”だ。したがって、その内情はよく解らない。解かっているのは、11月21日にもキリスト教系の学校が襲撃され、そこに居た生徒30 続きを読む
確か今年の2月に最初の“出版予告”がでて、それから10か月近くも掛かって、ようやく出版の運びに至った。そういう意味では波木星龍の本としては“難産の末に誕生した本”だと言える。この本 続きを読む
“難しい領域”が近づいている。為替の“ドル円相場”及び“ユーロ円相場”の動きが、このところ慌ただしいのだ。現在の時点で、ドル円は1ドル=157円台半ばで推移、ユーロ円は1ユーロ=1 続きを読む
現代美術というのはどうも判りにくい。重さ110㌔で“18金製のトイレ”見たさに多数の客が集まる。防犯上の関係から、このトイレに触れることはできない。もちろん使用することはできない。 続きを読む
わたしが数日前に懸念していたことが現実になりつつある。「日本」と「中国」との関係だ。高市氏の発言に対して、プライドの塊なのか習近平氏は“威圧感”剥き出しの発言を繰り返している。この 続きを読む