世の中には“善意を悪用しようとする”人達がいる。日本の役所は、総じて融通の利かない場合が多いのだが、この“善意関係”にだけはもろく、何のセキュリティも働かないようだ。先日、厚生労働省内で一つの「記者会見」が開かれた。身内の児童が先天性の心臓病で移植手術が必要となり、渡米して手術を受けるため親族間で5千万の費用を集めたが、あと1億5千万必要なので寄付を募りたいというものだった。当然、マスコミが集まり、全国紙でも報道された。ところが翌日になって、それらすべてが“真っ赤なウソ”であることが明らかとなったのだ。その方の身内児童は確かにいるが、病気ではないことが判明したのだ。言ってみれば「渡米手術詐欺」である。全国紙がそれに加担した形となってしまった。どうしてそういうことになったのかというと、会見を開いた本人が、この春病気となり、働けなくなってしまった。生活に困窮し“うその募金”を思いつき、ホームページを立ち上げたら支援者たちから記者会見するよう強く勧められ、引くに引けなくなってやってしまったというのだ。私が問題にしたいのは、その記者会見というのが厚生労働省内で行われたという不思議である。だからこそマスコミも信用し、全国紙で報道された。一体、厚生労働省というのは、どういう基準に基づいて“記者会見の場”をセッティングしたのだろうか。もしかして、何一つ確認せずOKを出したのであろうか。せめて、その子の病院に確認するくらいのことはして良さそうなものである。何しろ、両親はその場にいなかったのだ。おそらく厚労省の担当者は“善意のみ”で対応していたに違いない。そうは言っても、やはり“全国民を巻き込む詐欺”となった事実は否定できない。今回は翌日に発覚したから、実質的な被害者は少なかった。これが或る期間継続され、それなりの金額が集まったところでホームページが突如削除され、本人が消えてしまえば“大掛かりな詐欺事件”に発展した可能性もある。普段、厳しく融通の利かない役所が“そういう時だけ”めっぽう甘いのは、あまりにも片手落ちである。
俳優の黒沢年雄氏(81歳)が自らのブログの中で「いまの若い人たち向けに…」と断ったうえで、自らの持論を展開している。つまり、彼は“今の時代”は、自分たちの時代よりもはるかに“可能性 続きを読む
一時期ものまねタレントとして活躍し、その後、グラビアなどでも活躍、2016年に芸人のたきうえ氏と結婚、妊娠して一児を設けた。そこまでは順調なように視えたが、そのあと、夫婦仲がおかし 続きを読む
昔から“商法”の一つとして「附録」とか「特典」を付けるという方法がある。アイドルグループME:Iからメンバー4人が同時に脱退するという騒動が持ち上がった。最近のアイドルグループは人 続きを読む
ここ3年ほど似たような数値が続いているという。小・中・高など公立の学校教職員で“精神疾患により休職中”の人達が7000名を超えているニュースだ。文科省の調査に基づくものだから間違い 続きを読む
今日は12月22日ー冬至ーの日だ。「カボチャを食べる日」ではない。もちろん、一年の内でもっとも“日照時間の短い日”だ。逆な言い方をすれば「暗い夜の長い日」ということになる。当然のこ 続きを読む
商品価格というものは、どこで“違いを感じる”ものなのか、時々わからなくなる。久しぶりにインテリア製品の売り場へと出掛けてみた。すると、むかし極端に高かったものが、いまは「こんな価格 続きを読む
いま想い起せば、そういう報道があったかもしれない……という程度の記憶しかないのが、前JOC会長である山下泰裕氏(過去に柔道でオリンピック“五つの金メダル”獲得)の事故による頸随損傷 続きを読む
徐々にではあるが奇妙なことが起こり始めている。わが「日本」が欧米諸国に徐々に近づき、その一方で「中国」が“過去の日本”に徐々に近づいている……という現象だ。これは政治とか防衛とかの 続きを読む
人間は誰でも、なかなか“これまでの自分のすべて”を棄て去るということが出来ない。もろもろのしがらみがそうさせることもあるし、これまでに築き上げてきたものを“失う怖さ”が引き止めるこ 続きを読む
昔のおとぎ話に「ここ掘れワンワン」というのがあるが、どうも“この話”にも、それに近い怪しさがある。わたしは知らないが「ナオキマンの都市伝説ワイドショー」という番組があるのだそうな。 続きを読む