年末年始になると、いろいろ普段とは違うTV特番が放送される。その一つに30日放送の「あの人今どっち⁉」というのがある。タレントの小峠英二氏と陣内智則氏がMCを務め“昔の風雲児の今”を当てるクイズ形式の番組らしい。その人物が“一世を風靡していた時代”のVTRを流しながら、当時を懐かしむと同時に、現在の姿を予想するという内容のようだ。もちろん、それらの人物の中にはスタジオに登場してくる人物もいる。要するに「あの人は今?」と言ったタイプのクイズ番組なのだ。さて、その中に今から17~19年前頃に話題を呼んだ「マネーの虎」というTV番組の出演者たちもいる。バブル景気で大成功を収めた人物たちが札束を持って集まり、若い“未知数の企業家”からのプレゼンテーションを受け、その企画・事業に対して投資するかどうか、その場で決め“現金を手渡す”という異色の番組だった。もっとも、応募者の中には、マネーの虎たちに“頭ごなしに説教されてお終い”という場面もしばしば登場した。当時から、その内容に対しては賛否両論あった。億万長者である出演者同士が激論を交わす場面もあり、億万長者(マネーの虎)と企画応募者(未知の企業家)との間で激論が交わされる場面もあった。そういう意味では“ヤラセなし”の強烈な内容だった。但し、その後、この番組に出演していた“マネーの虎”たちは、申し合わせたように次々と事業に失敗し出した。何百億という財産を築いても、失う時にはあっという間に失うものであることを、運命を研究する立場として、私は興味深く眺めた。もちろん、マネーの虎の中には、今もって大成功を続けている人物もいる。どちらかというと一挙に大金を得た人物の方が、一挙に失う率が高い。けれども、焦って自ら墓穴を掘ってしまわなければ、いったん丸裸になっても、必ずまた巨富を得ていくのが運命的な特徴でもある。その違いは最終的に“人間性の違い”にあるのだ。
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