最新の内閣府の調査によって、驚くべき数値が出て来た。日本は“男性優位”だとか“女性蔑視”だとか言われているが、必ずしもそうとばかりは言えないことが、調査から明らかになっている。つまり、女性は男性から25.9%何らかの“暴力”を受けた経験を持っているが、同時に男性も女性から18.4%“暴力”を受けた経験を持っているというのだ。もちろん、女性の4人に1人が“暴力を受けた過去”があるのは重視しなければならないが、それと同じように、あるいはそれ以上に、男性の5人に1人弱が“女性から暴力を受けた過去”があるのだ。つまり、それほど“大きな差”ではなく、男女とも“異性からの暴力”を体験しているのだ。そして、その被害者たちの約半数が、それを誰にも相談していない。具体的には女性の41.6%、男性の57.1%が相談していない。この数字は明らかに男性の方が「相談できないでいる」ことを表している。実際、もし、相談を受けたとして、あなたなら何と答えるだろう。女性の場合と違って、例えば警察に駆け込んだとしても、それを日本の警察は、まともに取り合ってくれるだろうか。女性の場合には、さまざまな団体が“味方”してくれるように出来ている。けれども、男性達の場合には、それらにまともに“対応してくれる団体”の存在を聴いたことがない。つまり、男性の方は“泣き寝入り”するしかないのだ。こういう実態は、おそらく各マスコミも“沈黙したまま”なのに違いない。そういう部分がマスコミというのは“きわめて不平等”なのだ。政治家にしても、動こうとする人は、おそらく誰もいない。“男性優位”と受け止められている日本国では、そういうことに取り組もうとする政治家は“叩かれる”に違いないのだ。例えば、男性は女性から叩かれたとしても、蹴られたとしても、唾を吐かれたとしても、それに“黙って”耐えるしかないのか。どこか不平等ではないか。ほんとうに「男女平等」を訴えるのであれば、女性側にも、男性側にも、シェルター的な避難先があって良いし、やさしい励ましがあって良い。「男なら耐えられるはず…」って、なんかおかしくないか。日頃から「平等」という言葉を口にする人たちは、どう答えるのか。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む