同じような出来事が続くと、誰もが「もしかして」という気持ちになる。そして、それは「当たらずとも遠からず」という結果であったことに気付く。消防士と“露出”の関係がそうらしい。先月5月14日、大阪の23歳の消防士が駐車場で自らの性器を露出していたということで逮捕された。今月6月7日には群馬の23歳の消防士が女子大生を待ち受けて性器を見せつけていたということで逮捕された。さらに6月11日には栃木の24歳の消防士が女性に性器を見せつけていたということで逮捕された。彼らは共通して「露出してストレスを解消、スッキリしたかった」と供述している。消防士とストレスの研究をしているアメリカの学者によると、自らの生命ギリギリのところで「炎」に立ち向かう消防士は、その“果敢なる勇気”を世間的に認められることが少なく、ストレスが溜まりやすいのだそうだ。そうか、だから“露出”するのか、私はてっきり“自慢しているのか”と思っていた。何しろ、私など、とても“人様に見せられるほどの立派なもの”ではなく、だから温泉などでも堂々と“見せつけながら”入ってくる人たちを、どれほど羨ましく思ったことか。だから、たまに私と同じように“隠して”入って来る人を見ると、なぜか親近感がわいたものだ。よく「裸の付き合い」ということを言う人がいるが、あれって“見せ合う”ということなのだろうか。そうだとすれば、私はやっぱり遠慮しとこう。消防士の方達よ、君たちは“立派”で素晴らしい。自信をもって、共同浴場や温泉に行くがよい。
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