「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「そのパンチ」2階級覇者を「あの世に送る」


格闘技の試合は、真剣であればあるほど“死”と向かい合っている。2021年10月16日、メキシコのカンクンと言えば“マヤ遺跡”で有名な地域だ。その日WBC主催で行われたボクシングの試合で、元2階級制覇者として名高いモイセス・フェンテス氏(37歳)は動きが鈍く“KО負け”をした。倒れ方が悪く、すぐドクターが呼ばれて診察したが反応がなく病院へと緊急搬送された。格闘技の試合では、こういうことがときどき起こる。フェンテス氏の場合、病院での検査で脳に血栓が見られたので緊急手術が行われた。そうして、その後はメキシコシティの方に病院を移して、治療とリハビリとが行われてきた。一年以上が経過した一昨日11月24日、最期まで意識が戻ることはなく遂に死亡が確認された。真の格闘家はリングで生まれてリングで死ぬ。彼は2007年にプロデビューしている。その時が、新しく“生まれ変わった日”なのだ。そうして4年後に“ミニマム級”の世界王者となり、その2年後には“ライトフライ級”の王者ともなった。つまり一時的ではあっても“2階級”を制覇した男なのだ。軽量ではあっても“世界で一番強い男”に時代があったのだ。けれども、格闘技の選手は総じて崩れ出すと早い。運命そのものも“歯車が狂ってくる”ケースがしばしば見受けられる。彼は“真の格闘家”らしくリング上で倒れて、そのまま病院送りとなった。格闘家にとって“リング上で死ぬ”ことは最高の花道である。プロレスラーの三沢光晴氏はリング上で動かなくなり、そのまま“あの世”へと行った。同じく高山善廣氏は首から下が動かなくなり、今もリハビリ中だ。同じく大谷晋二郎氏はこれまた身動きが出来ない。これらの人々は試合中に“あの世”の手前まで行って病院送りとなった。三沢氏の場合は、社長という重責を担いながら試合を続けていたので、或る意味では“あの世”まで運ばれたことで肩の荷が下りたかもしれない。よく“格闘技”を「ショー」として“真剣勝負ではない”と決めつける人々がいる。仮に“ショーとしての部分”があるとしても、死と隣り合わせで行う仕事であることは間違いがなく、そういう仕事は“或る種の覚悟”がなければ選べない。私は、そういう“そういう覚悟”の中で仕事をしている人達がたまらなく好きだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言