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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「オミクロン株」は関係ない「日本株」急落


このところ「日経平均」も「ドル円」も急落し続けているが、一般的には市場がコロナの変異株「オミクロン株」の影響によって世界経済が再び停滞するリスクを先取りしていることが“一番の理由”だと説明されている。そうだろうか。或いは、アメリカのインフレ懸念による金利上昇を先読みしての急落だとも言われる。そうだろうか。両方とも、一応もっともらしく語られるが、いま一つ説得力はない。特に「オミクロン株」は急速に広がって入るものの、重症例が出ていない。確かに油断は禁物だが、今後の世界経済を大きく左右するほどのリスクになるとは思えない。特に日本人は慎重なので、同じ“過ち”を何度も繰り返すとは思えず、経済活動再開も“徐々に”という姿勢を崩していない。国際間の“行き来”にしても、いまのところ“水際作戦”が効果を発揮しているように見える。もちろん、イギリスとかドイツとか韓国とか急拡大している地域もあるので、世界経済全体で言えば、多少の影響は出るだろう。ただ、少なくとも去年のような“お先真っ暗状態”ではない。以前にも書いたように「株価」というのは“半年から一年先の経済”を予測する形で動く。決して“今現在の反映”ではない。どうして“先のこと”が判るのかと言えば「景気」は文字通り「気」が先導していくように出来ているからである。会社員の日常を考えても、自分が勤めている会社の経営状態が“良好か”どうかは雰囲気で判る。事業を拡大中で、どの部署も仕事が忙しいなら、良好に違いないのだ。そういう時の“賞与”は大いに期待できる。そうすると、人は“もらう前の段階”で、あれこれ“使い道”を考える。少なくとも懐具合を心配せずに買い物をする。こうして「景気」は実際に人々に“お金が行き渡る”前の段階から活気づく。それと同様のことが「株価の動き」には示される。その企業に勤めていなくても「見通し良好そうな企業の株」が買われる。そういう企業が多くなれば「日経平均」が上昇する、という仕組みだ。あくまでも“実態”ではなく“雰囲気”であり“気分”なのだ。アメリカの“金利上昇”は織り込み済みのことで、いまさら感が強い。既に日本の輸出企業の多くが或る程度の“調整”は済ませている。つまり、本来なら急落する理由がない。株の急落に歩調を合わせるかのように「ドル円相場」が動いて「円」が急騰した。80ドル以上に高騰していた「原油価格」も急落した。「ビットコイン」も急落した。ジェットコースターのような相場は、いくつかのヘッジファンド共同による“未来を目隠しする操作”の表れなのか、それとも実際に待ち受ける“世界経済の混乱”の予兆なのか、来年1月までの「日経平均」が、その答えを握っている。
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