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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「ブルーリボン賞」3回でもアルバイトの日本


長年「占い」をやっていると“名誉運”と“人気運”と“金運”とは、それぞれ“別物”であって、繋がってはいない、ということをときどき強く感じさせられる。今回のインタビュー記事を読んでいて、日本の映画監督の世界というのは、そんなに厳しいのか、ということを改めて感じた。今回「第64回ブルーリボン賞・監督賞」を、西川美和監督が「すばらしき世界」で授賞した。これまでにも第49回の時には「ゆれる」で授賞し、第52回の時には「ディア・ドクター」で授賞している。それ以外にも海外も含めて数々の受賞歴がある。つまり、実力的には誰もが認める日本を代表する映画監督だと言っていい。ところが日本の映画産業は今や完全な“斜陽の世界”で、一部の人気監督や人気俳優の作品を除いて、制作側に大きな収入をもたらすものではなくなっている。この監督賞にしたって、副賞は万年筆一本で、それ以外は出ない。ハリウッドのような桁違いの収入は望まなくても、もう少し経済的恩恵が得られるようにはできないものか。いまだ「映画では食べていけないです」と三度も監督賞を受賞した人物に言わせるべきではない。同じ“才能の分野”でも、十代半ばから多数のスポンサーを得て何千万とか何億円とかの収益を得ているアスリートやTVタレントやYouTuberなどもいる。 それに日本の映画産業だって、70年代~80年代には巨富を得ていた華やかな時代もあった。よく「日本」が、もう一度“バブルの世界”を追い求めようとすることに批判的な人たちがいるが、少なくとも今の日本は“精神世界”に“物質世界”が追い付いていない。あまりにも“心を育む世界”にまで行き渡るお金が乏しすぎる。もう少し、社会全体に“ゆとり”が生まれないと、こういう“純芸術”や“純芸能”や“純学術”を志す人達に対して、お金の心配をしないで“仕事に打ち込む形”を作ってあげられないような気がする。もちろん何度も言うように“名誉運”と“金運”とは異なるので、必ずしも日本に再びバブル経済が来たからと言って、“名誉運”の強い人がそのまま“金運”を強められるとは限らないが、少なくともアルバイトなのしなくても仕事に打ち込める環境くらいは作ってあげられるのではないだろうか。
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