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今日の迷言・余言・禁言

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「元気ですかー」と叫べない“アントキの猪木”


元々この人は私の記憶が確かなら“役所勤め”の人物だった。その風貌が「アントニオ猪木」に似ているということで2009年にブレイクした「アントキの猪木」だ。大柄で身長も高く、確かに若い頃の猪木氏に“そっくり”だった。けれども、元々“芸人”から出発した人物ではない。謂わばTVなどに担ぎ出され気付いたら「モノマネ芸人」にされてしまっていた、というのが真相だろう。したがって、他の方達のように“それ以外のモノマネ”が出来るほど器用ではない。一時的にはブレイクしたが、外貌の“そっくり”だけで何十年も食べられるはずがない。役所を辞めて、モノマネ芸人になったが、コロナ禍でイベントは軒並み中止となって、今や最盛期の収入の1000分の1となったと報じられている。もっとも、コロナ禍だけが原因であるとも私には思えない。なぜなら彼は元々が“外貌的に似ていた人物”なのだ。特に、若い頃の“ハツラツとした猪木”に似ていたのだ。だからこそ「アントキの猪木」であった。それが、ここに来て本家本物のアントニオ猪木氏の状態が良いとは言えない。一時期の「死ぬか生きるか」の危機は乗り越えたものの“本来の体調”に戻れたわけではない。この人の“売り”であった「元気ですかー‼」と大声で叫べる状態ではない。それなのに容貌が似ている「アントキの猪木」をイベントに読んで「元気ですかー‼」と叫ばせるのは奇妙である。したがって、コロナ禍によって“1000分の1”に収入が減ったというよりも、その外貌そのものが“病気によって大きく変貌した”猪木氏のパロディとしては、あまりにも使いにくい。外貌的に似ていることがブレイクのキッカケになる人物の場合、かつて「オバマ大統領に似ている」ことで人気を得た人物など色々いるが長続きしていることは少ない。その雰囲気や歌い方や物言いが似ている場合は、長続きする傾向がみられる。それは我々の記憶が“外貌”そのものよりも“全体的な雰囲気”の方で記憶しているからだ。そして奇妙にも、成功者に“雰囲気”が似て来ると、いつの間にか“その人物”も成功できる。だから“顔”や“髪型”を真似るより、その“雰囲気”を秘かに真似る努力をした方が、世間的な成功は掴みやすいのだ。
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