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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「円安是正」目的の「為替介入」無意味なのに


わたしは前から最近のドル円相場で“円安が進んでいること”は、俗にいう「投機筋」などではなくて、ごく自然な世界情勢の変化がもたらしていることだから、政府・日銀がアメリカと協調して為替介入に及んでも、それほど効果はなく、必ず、徐々に元に戻る筈なので無意味であると予告しておいたが、それでも日米政府はこのところ“あからさまな為替介入”を何度も行っている。正確にいうと、日米両政府が協調して…と言われているが、日本がアメリカに頼み込んで…の協調に過ぎない。前にも述べたように、もし本気で「円高方向」に変えたいなら、日銀が次の会合で“利上げをする”のが手っ取り早く、確実な方法なのだ。それを行わず「円高方向」に進めたい意図が今回の介入には表れすぎていて、それもあるからなおのこと市場は反発しやすいように視える。最初、日本の1日深夜に1ドル164円の手前から為替介入に入って、1ドルは157円前半まで一気に進んだ。ところが、その後、比較的早くに1ドル159円まで戻っていったので、160円が近づいたところで再び介入に入って1ドル155円前半まで「円高方向」へ向かわせた。これは、たとえ一時的にドル円が元に戻っても、強引にでも「円高方向に変える」という政府・日銀の強いメッセージだが、はたしてどこまで効果を維持できるか……わたしには大いに疑問なのだ。それに、昨日の財務大臣の会見が、日本の株式相場が開かれている時間に重なっていたせいで、日本の金融市場は大きく混乱し、ドル円相場も、株式相場も、午前中は上下に激しく揺れ動いた。日本の経済を安定させるのが目的のはずなのに、日本の金融市場が開かれている時間帯に財務大臣が発言するのは、少し不用意すぎるようにも、わたしには感じられた。憶測では、最近までの1ドル160円台から、出来れば1ドル150円前後まで持って行きたい意図が窺われる。ただ現在の金融市場はグローバルな国際間の関係性で動いているので、昔ほど為替介入自体にも効果がない。今回の場合は、日本が欧米の金利に少しずつ近づけることで、ドル円相場も「円高方向」に動いていく…というのが自然なように思われ、為替介入はあくまで一時的な効果に過ぎないよう、わたしには感じられるのだが……。
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