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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「旧正月1日」を「春節」と呼ぶのは“間違い”


今年はわれわれが普通に用いている「太陽暦」での2月1日が、中華圏で使用されている「太陰太陽暦」では“1月1日”に符合している。そこで、中華圏に属する人たちにとっては“ほんとうの正月”が来たということになる。日本でも近年は、それを「旧正月=春節」として報道する。ところが、この表記・表現は間違いなのだ。誰も指摘しないので、一応、中国系の運命学にも関わる私から訂正しておく。まず、少し専門的になるが「暦」について解説したい。われわれ日本人は欧米諸国などと同じく「太陽暦」を基準として生活している。中国でも公的には「太陽暦」を使用しているが、同時に「農暦」と呼ぶものも併用している。この中国で言う「農暦」が「太陰暦」なのだ。つまり農業などでは「月の変化」に主軸を置いた暦の方が“暮らしの助けになる”ので、これを“民間暦”として併用し続けている。中国だけでなく、台湾とか、香港とか、シンガポールとか、タイやベトナムでも多く用いられている。日本はなぜ使っていないのかと言えば、明治6年に“欧米式に切り替えた”からである。それまでは日本でも中華圏と同じく「太陰暦=農暦=旧暦」を、公式に用いていた。その後も、昭和前半くらいまでは中華圏と同じように“併用”されていた。ところが日本では昭和後半くらいから、実用性に欠ける「旧暦併記のカレンダー」が徐々に使用されなくなった。もちろん、今でも“併記されている”カレンダーはあるが少ない。一つには各商店が“縁起物としてのカレンダー”を配らなくなったせいだと思う。さて、問題の「春節」であるが、文字通り「春の《節》の開始・区切り」を意味する言葉だ。本来は「春節」だけでなく「夏節・秋節・冬節」もある。春の開始・区切りは「立春」であり、夏が「立夏」秋が「立秋」冬が「立冬」である。いわゆる「二十四節気」と呼ばれる区切りで、この区切りは「太陰暦」に対して与えられたものではなく「太陽暦」に対して与えられた区切りなのだ。より正確にいうと“十二の節”と“十二の気”とがあって、合わせて「二十四節気」となる。それでは中国では、なぜ間違って使用しているのかというと、元々中国では「太陰太陽暦」を殷王朝の時代から使っていて、その当時は太陰暦上の「1月1日=春節」としていたからである。その後、前漢王朝の時代に太陽暦としての観点から「立春」ほか“二十四節気”が定められたのだが、太陰暦上に併記しているため一般の人たちは「太陰暦上の産物」であるかのよう誤解しやすい。そして、ほとんどの場合「立春」は「太陰暦=農暦=旧暦」の“1月1日の数日前後に来る”のだ。だから、その数日前後ではなく「1月1日」を“仮の春節”として祝う、ということなのだ。そういう意味では、今年の場合は“3日ズレている”わけだが、慣習としては「春が来た」ということになる。
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