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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「欧米的な価値観」こそが「自殺」の元凶⁉


倖せは「科学では買えない」そんなことは誰だって感じているが、それでも多くの人は最新家電やIT機器を求めたがる。何となく“最新の世界”が暮らしに充実感を与えてくれるような錯覚を持っているからだ。もちろん、どんなに“最新”を追いかけても、そこに“倖せ”は売っていない。そういう現実を改めて感じさせる記事を読んだ。南米のアマゾン流域の先住民たちの村で「若者たちの自殺が多発している」というのだ。もちろん先住民たちの村であるから人口は1200人ほどと少ない。それでも、貴重な若者たちの自殺が相次ぐとなってくれば、何らかの対策を打たねばならない。そこで彼らが行ったのは先住民の祈禱師による「悪霊払いの儀式」と実質的な「若者たちの隔離生活」である。「隔離生活」と言っても、元々この村は近郊の街から遠く、車では簡単に入って来れない。つまり先住民であるティクナ族の“純血”が守られている村なのだ。それなのに、いつの間にか欧米の「悪霊」が侵入していた。悪霊とは、アルコール、サッカー、そしてロックだ。これらが、この村の若者たちに対して悪習をもたらす。つまり伝統的なティクナ族の暮らし方や価値観を嫌って、普段から酒を飲み、サッカーに興じ、ロックを聴いて愉しむ。古代から綿々と続いてきた儀式や信仰や呪術を嫌って、無秩序に欧米の悪習を受け入れている。その結果、急速に若者たちによる“自殺の連鎖”が続いているのだ。その対策としてとられたのが、若者たちから“欧米の機器”を奪うことだ。酒を辞めさせ、サッカーを禁止し、ロックを聴かせない、そして一番は“麻薬であるコカインから引き離す”ことだ。ペルーの国境に近いこの街は“コカイン”が手に入りやすい。それが元凶だと長老たちは考えている。欧米から持ち込まれたさまざまな“危険物”が徐々に若者たちから信仰心を奪い、脈々と伝えられた伝統的儀式を軽んじ始めている。その結果としての自殺者急増なのだ。アマゾン奥地に生息していくためには、それなりの儀式や伝統が必要なのだ。近郊の街に出て学舎に学んでも、差別やいじめに遭うケースが多い。アララの村に倖せをもたらすのは“欧米の文化・機器”ではないのだ。
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