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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「熱中症」によって高齢夫婦がベッドで死亡⁉


東京の東村山市の住宅で高齢夫婦がベッド上で死亡しているのを介護事業者が発見した。事件性はなく、エアコンの線が抜かれている室内は異様に暑く、熱中症によって死亡したと推測された。90代の夫と80代の妻の二人暮らし。扇風機だけが廻り続けていたらしい。近年、似たようなケースが後を絶たない。この暑さの中でも“エアコンを使おうとしない人達”の熱中症による最期だ。もちろん、中にはエアコンそのものが設置されていない住宅もある。その場合には扇風機を使うのも仕方がない。しかし今回もそうだがエアコンが設置されているにもかかわらず、それを使おうとしないのは圧倒的に高齢者夫婦に多い。電気代の節約意識が強い人達と、元々“エアコンの冷風”が体質的に合わない人たちに多い。年齢に関係なく、暑い日々が続くと、どうしても動きが緩慢になる。カラダ全体がだるくなってくる。したがって、元々が何らかの持病を持っているような人の場合、黙っていても体力が奪われていく。食欲も衰えることが多いから、栄養不足にもなる。そして注目しなければならないのは、無意識の発汗が多くなって、水分の補給が必要になっていくことだ。高齢者の場合、ましてや“寝たり起きたりの暮し”をしている場合、身近な気象変化に鈍感になる。出掛ける必要性が乏しい場合はなおのこと周囲の変化に対して鈍感になる。それは室内における気温の変化に対しても同様なのだ。総じてお年寄りは我慢強いので、その点でも手遅れになるケースが多い。だから誰かが日ごと体調などを確認してあげることが必要なのだ。実際、今回だって、そういう意味もあっての訪問だったに違いない。高齢のご夫婦で、双方とも何らかの持病があって“寝たり起きたりの暮らし方”をしている人達は、数としてはそう多いとは言えないが、遠慮深い人達の場合には“公共サービス”もあまり利用していない場合も多い。高齢者の長期入院をよほどでなければ認めない傾向が強まって、結果的に熱中症などの環境さえ整えれば防げる死亡を増やしてしまった実態があるのではないだろうか。
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