「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「短時間と低予算」が“死”を招く「美容整形」


最近は何でも「短時間」や「低予算」を“売り”にするところが多い。確かに忙しい現代人にとって、財布に羽が生えている現代人にとって「短時間」や「低予算」は魅力的だ。けれども、ものによっては時間をかけた方が良いものもあるし、お金をかけた方が好結果につながることもある。インドのテレビ局で出世頭と目されていたアラル・ラシード氏の場合、低予算というのも魅力的だったが何よりも短時間で済むという“殺し文句”に弱かった。彼のスケジュールは忙しい。丸一日、時間を掛けなければならないような手術は避けたかったのだ。出世頭だった彼は、若くして豪邸を建て、自分のふたりの兄弟(姉妹)を“嫁に出す”ことにも成功した。次は“自分の番”だった。ただ30歳の彼は“頭が禿げている”ことにコンプレックスを持っていた。近年は若くして禿げてしまう男性が多い。ストレスが原因だった。だから“若禿げ”は決して珍しいことではないが、それでも“結婚の条件”として「禿げていないこと」を掲げる女性が多くなっていた。「お見合い結婚」の多いインドでは近年“見た目重視”の女性が多くなってきた。そこでラシード氏も“植毛手術”を受けることにした。TV局に勤めている彼の情報網は広い。最近できたばかりだが「短時間・低予算」を謳っている施術師が居ることを知った。彼はこれに飛びついたのだ。何よりも「短時間」で済むのが良い。実際に施術を受けてみて、思っていたより痛みが強かったのが気になったが、その代わりに早かった。ところが、彼の頭部の手術個所からの痛みは日を追うごとに強まっていった。何かがおかしい。やがて頭部全体が腫れてきた。今度は普通の病院に相談した。そこではじめて彼の受けた施術が違法なもので「危険な状態にある」ことを知った。無免許の素人施術師たち4人が逮捕された。だが、彼らが逮捕されたからと言って、ラシード氏の病原体が無くなるわけではない。彼の痛みと腫れとは全身に及び、肝臓などの機能も低下していった。こうして苦しみぬいた末に敗血症で亡くなってしまった。インドでは最近YouTube動画から手術技法を学んでヤミ開業する者があとを絶たない。完全な素人が“頭部の手術”を行うのだ。実際の“植毛手術”は長時間に及び、大体6~8時間はかかり、その費用も60万円ぐらいかかる。インドでは極めて高額な手術費用だ。そこでどうしても“ヤミ施術師”の登場となる。近年、韓国やインドでは“美容整形大流行り”だが、安すぎ、早すぎの手術は“要注意”なのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言