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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「福男」より「福御籤1番」が御心に適う⁉


兵庫県の西宮市にある西宮神社と言えば、毎年1月10日に開門と同時に走り出して“本殿迄の一番乗り”を競う「福男選び」で有名である。実際には1番から3番までに到着した人物を、その年の「福男1」~「福男3」と認定して“その年の福を掴む”証としての“認定書”や“御神像”や“各種副賞”などが授けられる。近年はマスコミ取材も多いので“幸運”を得られそうな雰囲気に包まれる。ただ“速さ”を競うので足を滑らせるとか、転倒して怪我をしてしまうケースも多い。午前6時のスタートだが、まだ若干暗いからだ。元々“走る”ことを意図したものではなく「参拝一番乗り」を競う行事だったので、走るために用意された参道ではない。それなのに、どうして百万人もの見物客が集まるのかというと、ここは全国の“えびす信仰”の総本社でもあるからだ。毎年1月9日~11日までの三日間「十日えびす」の祭典が開かれ、その行事の一つとして俗に「福男選び」と呼ばれる“開門神事”が行われる。したがって昔から“商売の神様”として信仰された「えびす様」めがけ商売・事業を行っている人達が全国から集まってくる。ところが昨日、来年1月10日の「福男選び」はコロナの感染予防を踏まえて2年連続で中止することが公表された。どうしても人々の密集を避けられない「福男選び」は慎重を期さなければならない。神事で「感染者が出た」ということになれば、神社そのものの権威にも関わる。ただ私は「福男」そのものの在り方も、考え直してよい時期に来ているような気がする。大きくは報道されなくても、毎年必ず、転倒などで怪我人が出る。真冬の夜に開門を待つ、という在り方も風邪をひきやすい環境と言える。元々が“走る”ことを意図していたなら別だが、そうではない。他の神社のように、開門していなかったから密集する形になったのだ。さらに近年は「福男」は「不幸になる」という都市伝説的なものも一部に流れている。“速さ”だけを競ってしまうと、ほんとうの「福」と言えるのかどうか疑問が生じないでもない。そこで1月10日の午前6時から参拝する人たちに“福選び”用の「特別御籤」を作って、その籤(くじ)の中に「1番」~「3番」の「福御籤」を入れておいて、その当選者を男女関係なく、その年の「福神」が授かった人物とする方式に変えれば、ほんとうの意味で「福」を授けられるのではないだろうか。
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