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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「過ち」だけど「これ赤ちゃんです」が救い⁉


人はだれでも“過ち”を犯す。社会的な“人としての知識”は、その人の過去や履歴によって相当な違いがある。ただ、それが人としてどうなのか……については何となく本能的に解かっている。この女性も、きっと、それは解かっていて、だけどどうすることも出来なくて、結果的に「こうするしかなかった」に違いない。埼玉県本庄市の警察署に27日、タオルケットで包まれた出産児の遺体を抱いて、27歳の風俗店従業員の女が自首してきた。自ら「自首しに来ました」といってタオルケットに包まれた遺体を差し出し「これ赤ちゃんです」と手渡そうとしたのだ。容疑者はたぶん一人でアパート内の浴槽で出産し、出産はしたのだが誰にもそれを言えなくて、そのあとどうして良いかわからず、そのままにしてしまっていたら、出生児が死亡してしまった……ということであるらしい。風俗店従業員なので、出産が近くなって以降、仕事はどうしていたのか気になるが、おそらくここ一か月近くは“休み”を採っていただろう。もしかすると、経営者は気付いていたのかもしれない。小さな街の風俗店で、出産したアパートは“従業員の待機場所”として使われていたらしい。容疑者は住所不定なのだ。もしかすると、そういう事情も呑み込んだうえで、経営者が“その部屋”を提供していた可能性もある。風俗店に勤めながら、妊娠・出産に対しても“確かな知識”を持たず「浴槽の中で産んだ」という部分だけが、本能的な行動としては良かったと思うが、その後、どうすれば育てられるか、本能では補えなかったらしい。それでも、きちんとタオルケットでくるんで遺体を抱いて自首してきたのは、元々は母性本能の発達した女性であることを物語っている。おそらく、自ら殺したのではなく、そのままにしていたら死んでしまったに違いない。或いは母性本能が“生かす知恵”を授けていた可能性もあるが、もし児が育った場合、自らが“働けなくなる”と感じて育児放棄してしまった可能性もある。いずれにしても、容疑者が自ら自首をしてきた部分が私には、この女の救われるところだ。27歳なのだから、まだまだ出直せる。刑務所の中で“何らかの技術”を身に着けて再出発を計れば良い。
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