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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「遺伝的才能」と「遺伝的環境」の“活かし方”


「芸能の世界」「政治の世界」「スポーツの世界」……そのほか、さまざまな世界で“遺伝的才能”というものを感じることがある。特に、両親とも“芸能人”とか“政治家”とか“アスリート”のような「血」を承けて生れている場合、嫌でも本人はその“重い十字架”を背負って生きることになる。写真家の篠山紀信氏と歌手の南沙織氏を両親として生まれた篠山輝信氏が「月刊シナリオ」の今年度シナリオコンクールで『島』によりグランプリを受賞したという。日本を代表する写真家の1人である篠山紀信氏と、むかし懐かしいアイドルの代表で歌唱力も素晴らしかった南沙織氏の「血」を受継いで生まれ育った輝信氏にとって“二世タレント”という職業は、落ち着かない場所であったに違いない。子供の頃の回想として「すぐにカメラを頼まれたり、歌わされたりするのが嫌だった」と何かの番組で振り返っていた。そのまま大人になって、それでも“二世タレント”としては好感度が高く、タレントとしては一応は知られていても、本人の中では鬱積したものがあったに違いない。そういう意味では、今回の受賞は「写真」部門でも「歌謡」部門でもなく、それらどちらとも大きく異なる「シナリオ(文学)」の部門での受賞であったことが、何よりも嬉しいに違いない。もちろん、だからといって「血」の作用を受けていないかと言えば、そうではない。「映画」は写真を“連続動画”としたものであるし、彼が描いた作品の『島』は母親である沙織氏の“故郷「沖縄」の島”を題材としている。したがって、そういう意味では、文字通り“両方の血”を受継ぐ故の作品と言えないこともない。けれども、それがかえって或る種のリアリティーを作品の中に生み出したに違いない。ところで、私の娘は、伝え聞くところでは「占い師」はしていない。うん、良かった。出来れば、そのまま「占い師」等ならずに生きていく人生を歩んでもらいたい。こういう仕事は“二世”として上手くいくような仕事ではないし、或る種、運命として「導かれるようになっていく仕事」だと、私は思っている。だから、むしろ“普通の仕事”の中で、或る種の“霊感的素質”を発揮するのが良い。そうして「あなたは勘が良いのね」と言われたときに「ヘンなとこだけ親に似ちゃったのよ」と、笑い飛ばすくらいが丁度良い。
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