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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「食」は「創業者」が去れば、ブームも消滅


あらゆるものに「流行」とか「ブーム」とか呼ばれるものがある。「食」にも“それ”はあるが比較的“流行”や“ブーム”の入れ替わりが早い。中でも何らかの理由で“社長が入れ替わる”ような形となった場合、そのブームは一気に去って行く。まるで、その「食」から魂が抜け落ちてでも仕舞ったかのように、ブームは一気に消え失せてしまう。高級<生>食パンチェーンを展開してきた「乃が美」が窮地に陥っているとの報道が出た。一時期は全国250店舗を展開していたが、現在は141店。そのうち三分の二以上が近々に経営維持が困難で無くなってしまうという情報が流れている。本部と各チェーン店との確執も深いらしい。現在の会長・社長は創業者ではない。創業者の阪上雄司氏は既に本部を離れている。本人は、自分のやりたい食品を作る、ということで新たな店を立ち上げ、そのあとを継いで現会長・社長の森野博之氏がトップに立った。だが、わたしは何となく、創業者が“追い出された”ような印象を受ける。現在の会長はチェーン店の経営者たちと上手くいっていないようで、対立が深刻化している。本部自体が大赤字で“火の車”だという話まである。こういう場合、当然、食品そのものにも影響が出る。ブームに乗っていた時には、誰もが絶賛してくれた味も、今となっては賛否が入り混じっていて、応援一色ではなくなっている。いちばんの理由はブームが去ったからだ。もう一つ、わたしが指摘したいのは、現会長の“人相”が全国チェーンを率いる人物の相とはなっていないことだ。したがって、後継者とはなったが、実質的な組織経営者としての“器”ではなかったのかもしれない。或いは、各チェーン店経営者たちに対する“思いやり”が少々欠けているのかもしれない。いずれにしても「食」には流行とブームがあって、それらの期間は短く、いつまでも“そのブーム”だけで大衆を惹きつけることはできない。ましてや原材料が値上げされ、同業他社も窮地に陥っている中で、対立や確執がマスコミで報じられるのは本部そのものが「倒産」する前兆となるかもしれない。
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