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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


みんなリンクを離れれば良い友達同士なのに⁉


いろいろと問題多き北京オリンピックの開催式が行われた。オリンピックは本来は「スポーツの祭典」だったはずだが、近年は“商売”と“政治”の道具に使用されている部分が、あまりにも多い。今回のオリンピックなどは、まさにその適例で中国の国営中央テレビは“台湾選手団”のことを「台湾」とは呼ばず「中国台北」という名称で呼んだ。そして中国の国内向けには、そのときだけずっと開会式入場を見守る“習近平国家主席の映像”を映し続けた。同じように習近平氏の映像を流し続けたのは「香港」選手団入場でも同じだった。そこまでして国家としての「台湾」や「香港」を認めていないのだった。だから、今回の聖火リレーの最終ランナーが問題となっているウイグル族出身の女子選手だったのも、或る種「中国に差別などはない」というパフォーマンスに視えてしまう。今回、台湾の女子1500mで出場するホアン・ユーテン選手は先日SNS上に練習動画を公開したのだが、それがのちに大問題となった。彼女は「中国」代表のウエアを着用して練習に挑んでいたからだ。その反響はすさまじいもので「もう台湾に戻ってこなくていい」というものまであった。批判を受けて彼女は謝罪したのだが、同時に「何年か前にドイツで一緒にトレーニングした中国代表の友人からプレゼントされたものを、たまたま着用していた」だけであったという趣旨の弁明をした。そして「みんなリンクを離れれば良い友達同士なのに…」と苦悶している。この言葉は非常に微妙で、彼女がもし何の意図も持たずに、たまたま着用してしまっただけであるのか、それとも何らかの意図を持って着用していたのかは、ほんとうのところ解からない。「台湾」の人々は通常われわれ日本人が考える以上に、この“国家問題”に対して大変に過敏である。彼女の場合、純粋に友人からプレゼントされたウエアを着用していただけなのかもしれない。そうだとすれば、彼女の言うことはもっともで“友情の証”を見せただけなのかもしれない。この出来事ひとつをとっても、もはやオリンピックは「参加すること」に意義ある祭典などではなくなってしまったのだ。
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