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今日の迷言・余言・禁言

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ミイラ取りがミイラに…元検察事務官が受け子


もちろん犯罪は誰であっても“悪いこと”なのだが、なんとなく私には同情すべき部分があるような気がする。元検察事務官の白岩理慧(35歳)が特殊詐欺の“受け子”として逮捕された事件だ。「検察庁」といえば“堅い役所”の代表的な職場で、或る意味では“優秀な人”しか入れない。そこで“事務官”として勤めていた彼女が、どういう経緯から職場を辞めたのかは定かではない。彼女の行なっていた仕事は実質的には“検察官のサポート”で、その中には特殊詐欺事件もあり、実際に「受け子」として働いた人物の供述を記録したこともあったらしい。文字通り「捕まえる側」に居た人物なのだ。それが今回は逆の立場で「捕まる側」に廻った。当然、国民は怒る。そして驚く。本人は“現金の運び役”であるとは「知らなかった」といっている。通常考えれば「そんなわけはない」と誰もが思う。ただ、わたしはほんとうに知らなかった可能性もあると思うのだ。おそらく彼女は真面目で“口数少ない女性”ではないかと思う。彼女がアルバイト先として選んだのは「探偵事務所(実際は特殊詐欺事務所)」だった。それは彼女が元々行ってきた仕事に“比較的近い内容を扱う職場”だったからに違いない。普通の人であれば「探偵事務所」のアルバイトというのは“秘密めいたヤバい仕事”のよう思うはずだが、彼女にとっては“昔の仕事”に近いように思えたはずなのだ。そして実際に言い渡されたのは「高齢者宅に行って“機密の書類”を運んできて欲しい」というものだった。彼女の供述を信じると、都合5回にわたって運んだという。検察署業務において“重い書類”を運ぶことは事務官時代にも行っていた。だから最初は“違和感”を持たなかった。元々口数が少ないのと、探偵事務所の仕事という意識から、彼女は誰にもそれを話さなかった。「機密事項としての書類」は検察庁にはたくさんあって、それらは閲覧などしないことが義務でもある。考えてみると、アルバイトとして実際に会社に出向かなくても“リモートの時代”に探偵事務所が“秘かに仕事を行う”ということに彼女は“最初の頃”疑問を抱かなかった可能性がある。ただ、何度か行ううちに「何かがおかしい」と感じるようになる。特殊詐欺とは思わなくても“不正なハッカー集団”という可能性もある。そういう疑問が大きくなって自ら警察に出向いたのではないだろうか。もちろん、仮にそうだったとしても、踏み越えてはならない一線を越えてしまったのだ。
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