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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


南果歩氏 自分で自分を“赤裸々に”していく⁉ 


今年の春からアメリカにわたって、初めての“海外暮し”をしているのが女優の南果歩氏だ。その南氏が来年の2月4日に自伝エッセイ『乙女オバサン』を発売することが公表された。事前に公表するというのは出版社側もかなり力を入れていて“売れる”と踏んでいるからに違いない。『乙女オバサン』というタイトルが今一つ“売れる”ようなタイトルには思えないのだが、過去に「辻仁成」や「渡辺謙」という海外でも知られたスターたちと“結婚”“離婚”を経験し、また癌で苦しんだ時期もあり、自伝本として興味深い要素をたくさん抱えていることは間違いがない。既に来年の1月で58歳になる彼女だが、まだまだ“乙女のような感性”を秘めていることも、この本のタイトルに“込められている”のかもしれない。人間は誰でも、自分の恥部を人前にさらすのは恥ずかしい。彼女の場合、二度の離婚は、相手の方に“別な女性が出て来たこと”が大きいと思われる。それは彼女にとって屈辱だったに違いない。だから、普通なら“そういうこと”は書かない。けれども彼女は「まえがき」の中で“自分のすべてをさらけ出した”と書いている。かつて作家の瀬戸内寂聴氏は「物書きは、真っ裸で表通りを走り抜けるくらいの気持ちでないと、良い物は書けない」といった。南果歩氏の場合、そこまで大胆ではないかもしれないが、赤裸々な部分はあるに違いない。それ故いま現在「生きているのが嫌になった」ような人たちに、ぜひ読んでほしい、とアピールしている。確かに、芸能人の自伝エッセイは少なくないが、二度も不倫をされて離婚した側が、その辺の事実も含めて正直に書いたものはほとんどない。癌になったこと、中年を過ぎてから自発的に“海外暮らし”を始めていることも、珍しいと言えば珍しい。確かに「乙女」なのかもしれない。大体がどちらの夫も“海外暮らし”を好んだ。彼女だって海外にわたって「新鮮な乙女」として出直すことは難しいことではない。私たちは、ともすれば年齢的なことを考え「新しい世界」に一歩踏み出していくことに臆病となりがちである。ましてや彼女の場合、癌という病を持っている。それでも、前のめりに進んでいこうとするのが「乙女」なのだ。もしかすると、何もかも新鮮な異国で“新しい出逢い”が生まれて、またまた“海外でも知られたスター”と数年後には一緒に暮らし始めているかもしれない。
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