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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


“占い”として登場し退場した「しいたけ占い」


一時期、女性誌やTVなどで人気の高かった「しいたけ占い」が無くなるらしい。雑誌の休刊に合わせて8年半に及ぶ連載を終えるという。これを連載していたのは占い師の「しいたけ.」氏であるが、個人的な鑑定はしていないようなので、占い師そのものも“お休み”ということなのか、よく解からない。こういう執筆だけをしている“占い師”の方が日本にはたくさんいる。俗にいう「占いライター」と呼ばれる方達だ。そういう方達の中には、実際に“占い鑑定士”としても活躍される方もいれば、書く方専門で有名占い師の“ゴーストライター”的な方もいる。「しいたけ.」氏の場合は、自らの名前を出していたが「しいたけ.」というヘンテコリンな名前だった。わたしは最初“しいたけ”の形か何かで占うのかな……と思っていたら、何のことはない、ふつうの12星座占いだった。それなら何も「しいたけ占い」などという名称を付ける必要はないと思うが、その方が読者に“新鮮な印象”を与えるためであったからかもしれない。その目論見は見事に当たって、女性ファンが急増した。それは多分、この占い師の方が自ら述べているように「ネガティブなことを書かない」方針が受けたからだろう。近年の女性雑誌の占いは、この方針が徹底されている。なぜか今の女性たちは“リアルな鑑定”を好まない。自らに対する“応援メッセージ”や“癒しのことば”のみで構成された“占い文章”を求めているらしい。私に言わせると、そんなものは「占い」ではない。そういうものを求める方は「占い」などに縋らなければ良いのだ。ただ確かに現代は“歌の世界”などでも抽象的な“応援メッセージ”の歌がやたらに多い。いってみれば誰にでも当てはまるような“歌詞内容の歌”が大ヒットしたりする。それは本来の芸術作品とは異なる。もちろん、そういう世界があっても良いが、そういう世界しか認めないのは困る。それではまるで“ヤラセの格闘技”で、正義の味方は常に勝利する方程式にのっとっているかのようではないか。だが現実にはそうなっていないから、みんな苦悩するのだ。そして、だからこそ“未来がどうなっていくのか”知りたいと思うのが本来の姿ではないか。少なくとも私は、そういう“未来が見えない占い師”にはなりたくない。選択の余地はいろいろあって良いが、さまざまな場合の“行く末”を見通したうえで「選択させる」のが占い師の役割なのだ。
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