「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


天上「魂」は帰り「六星占術」も消滅する⁉


1980年代後半から2000年代半ばにかけ“一世を風靡した”占術家・細木数子氏(83歳)が11月8日に自宅で“呼吸不全”により亡くなられたことが養女である細木かおり氏により明らかにされた。細木数子氏の場合、単なる“占い師”というより“TVタレント”としての側面、及び“事業家”としての側面が強い。近年は自分の事業を全面的に養女である細木かおり氏に継承して引退し、余生を愉しんでいたらしい。彼女によるTVの占い番組は大ヒットし「ズバリ言うわよ」は流行語にさえなった。独自の占法である「六星占術」はさまざまな形で書籍化され、その累計部数は1億部とも言われる。元々17歳にして水商売の世界に身を投じて巨富を築いたが、男に騙され10億円の借金を背負った。その窮地にある時に身に着けたのが運命学(占術)だった。そしてゼロから再出発をし、再び“夜の世界”でいくつもの店を経営し、あっという間に借金を返した。同時に「占い師」としても徐々に名を成し『六星占術』の書籍の中の「大殺界」という言葉が“独り歩き”し始める。日本の場合「天中殺」とか「大殺界」とか“天国から地獄に突き落とす”タイプの占術理論が世間的には注目を集める。真摯な日本人にとっては、占いは“救い”を与えるものではなく“受難”を与えるものとして受け入れられやすい。だから、どちらかと言えば“説教型”“威圧型”の占い師が人気を集めやすい。「六星占術」そのものは四柱推命の“空亡理論”をもとに組み立てたもので、占いそのものとして特に“優秀”なわけではない。ただ日本人は“単純な分類”の占い、“〇〇さんと一緒”式の占いを好む。複雑・本格的な占いは国民性として深く浸透しない。さらに、もう一つ、細木数子氏は“占い師”である前に“銀座のホステス”であり、有名人を手玉に取ることにたけていた。女性タレントはあまり鑑定せず、男性のどちらかと言えば“強面”俳優などを眼力で捻じ伏せながら「地獄に堕ちる」などと平気で言った。当然、敵も作って、訴訟事件なども出て来たが、逆にそれが教祖のようなカリスマ性を高めた。つまり「六星占術」というのは、占術というより、彼女の「カリスマ六星教」という宗教に近かった。だから養女のかおり氏が継承したといっても、それはあくまで“カタチ”だけなのであって、彼女の背後に居る“細木数子”を崇めてのことに過ぎない。あと30年も経てば「六星占術」は闇のかなたに消えていく。別に、かおり氏の占いがどうこうではなく、致し方のないことなのだ。さて、細木数子氏のホロスコープには“時代の寵児”となった人物に対する興味深い示唆がある。2021年11月8日、彼女が亡くなった時、天空上では何が起きていたか。実は彼女のホロスコープではトランジット(移動中)の海王星が出生時の海王星と180度の位置に、同じく天王星が出生時の天王星に0度の位置に、同じく木星が0度の位置に、それぞれ達していた。天空は“時代の寵児”をこのような“偶然”で締めくくらせたのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言