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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


夫を140か所“刺す”すさまじい「怨念」って…


昔から刑事事件では“刺し傷”が多数ある場合には、その動機は「怨念・怨恨」と相場が決まっている。つまり、その相手への憎しみや恨みが強いほど、人は本能的に何回も“刺す”のだ。執拗に“切る”のだ。だから、普通は長年にわたって、加害者の方が相手から“暴行”を受けたり、“イジメ”を受けたり、“蔑み”を受けたり、“屈辱”を受けたりしている。その怨念・怨恨が爆発した時、人は本能的に相手を刺す。徹底的に刺す。それまでの“恨みを晴らす”ように徹底的に刺し殺すのだ。その事件は2月11日にアメリカのフロリダ州パームビーチで起こった。仕事から帰宅した息子が自宅の台所で血塗れになっている義父を発見したのだ。すぐ警察が駆け付けたが、自宅には被害者以外にも母親が居た。母親が義父を殺したのだった。自宅内は“血の海”で信じられないほどの“刺し傷”があった。そして複数のナイフや包丁がそのままになっていた。容疑者ジョーン・バークは61歳だが、2月20日にも追訴されたが、同時に“精神鑑定”も受けている。被害者であるメルビン・ウェラー氏にはもともと身体的に障害があり、妻から襲われても、あまり抵抗できなかったようである。現在まで動機や犯行の詳細については語られていない。ただ最初にも述べたように、通常、このような“メッタ刺し”による殺人は「怨恨・怨念」と決まっているので、その線から捜査しているものと思われる。それにしても、普通は十数カ所が限度だ。140ヵ所というのは、あまりにも多い。したがって警察の方で“精神鑑定”を受けさせるというのも、わからないではない。もしも、そういう方面からであるとすれば“悪霊的なもの”からの示唆とか、“悪魔祓い的”な儀式からとか、“狂気的な不安”からとか、そういった類になるだろう。もし精神性に問題がないとすれば、いちばんの可能性は“浮気問題”ということだろう。或いは“浮気”ではなく“本気”で、それを知ってしまったことでの逆上というのが一般的な推理だ。ただ、それだけだと140ヵ所は、どう考えても多すぎる。なぜなら体力的にも30カ所も刺せば疲れて来るし、もはや相手の抵抗は消え、絶命するのは明白となる。それでも“刺し続けて居る”点から考慮すると、プラス“何か”が加わっていなければならない。その“何か”が明らかにならない限り、この事件の“解決”はない。
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