ほとんどニュースとしても扱われていないが、今月1日から政府が「申請」を受け付け始めたのが「IR(カジノを含む統合型リゾート)」だ。もっとも有力視されていた横浜は新市長が「ストップ」を掲げて立候補した人物だけに、完全に消滅してしまった。その結果、実際に申請しそうなのは、大阪・和歌山・長崎の三か所に落ち着きそうである。したがって、もし現在のままであれば、この三か所にそのまま“認可”が与えられそうな雲行きである。何しろ、日本人には「ギャンブル」を“悪として”排撃しようとする人たちが多い。私の暮らす北海道でも、苫小牧が“有力候補地”として誘致を進めてきたのだが、結局、地元民の反対を受けて消えてしまった。大体、マスコミは「IR」というものを正しく説明しようとしない。「IR」とは“リゾート施設”であって、ギャンブル施設ではない。もちろん「カジノ」も含まれているが、日本の場合、その面積は3%以下と規定されている。間違えてはいけない。30%以下ではなく、3%以下なのだ。つまり、よほど探し回らなければ“見つけ出せない”ほど隅に追いやられて存在している。それ以外のところは多く“子供たち”と“婦人たち”の「癒しの場」として存在しているのが実態なのだ。だからシンガポールの「IR」は世界中から観光客を集められた。もちろん「カジノ」で潤っているから、どんどん“新しい施設”や“見所”を加えていっている。「カジノ」というと、日本ではすぐ“ギャンブル依存症”と結びつけるが、現在、日本には「カジノ」は存在していないにも関わらず、世界の合法化されている国々よりも“ギャンブル依存症”の比率が高いという事実をご存じだろうか。マスコミは何故、このような事実を伝えようとしないのか。いま“合法化”と言ったが、世界には現在“合法化している国”が145ヵ国もある。日本は取り残されているのだ。世界中に5000か所以上もの「カジノ」が存在している。日本でときどき摘発される「闇カジノ」の方が“悪”と結びつきやすい。申請しようとしている大坂の場合、米カジノ大手MGMと日本のオリックスとが共同事業体を組み、初期投資額は1兆800億円と言われる。すごい金額だ。そういう大金を投じて「癒しの場」を作ってくれて、内外から観光客を呼び込もうとしてくれている。どうして拒絶するのか、私にはまったくわからない。お金の余っている人達が、お金を使ってくれるのを、なぜ拒絶するのか。私は日本人だが、日本人の“心の狭さ”が理解できない。
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